(8/30記者説明会開催)「はやぶさ2プロジェクト」衛星探索における光学航法カメラの役割と取り組み

「はやぶさ2プロジェクト」においてリュウグウに接近するための衛星探索について、経緯と最終結果を立教大学が担う部分を中心に報告します。また、衛星探索の遂行に重要な役割を担う「光学航法カメラ」の開発を担当した亀田真吾立教大学理学部教授と同研究室の学生による開発の経緯を報告します。

2018年8月27日

学校法人立教学院(立教大学)

(8/30説明会開催)「はやぶさ2プロジェクト」衛星探索における光学航法カメラの役割と取り組み

【本件に関する記者説明会】

・日 時:2018年8月30日(木)13:00-14:00

・場 所:立教大学池袋キャンパス太刀川記念館 第1会議室(以下参照)

     http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/qo9edr00000001gl-att/img-campusmap_ike.pdf

・説明者:亀田真吾立教大学理学部教授

     吉川真宇宙航空研究開発機構准教授(はやぶさ2ミッションマネージャ)

 ※記者説明会にご出席の場合、立教大学広報課までメールでお知らせください。

〔報告のポイント〕

(1)「はやぶさ2プロジェクト」の近況と衛星探索

2018年8月23日にJAXAから着地点について発表された。これを受けて、今後に向けたプロジェクト全体の近況、ならびに衛星探索の重要性について報告する。

(2)リュウグウ衛星探索経過の最終結果報告

2018年6月13日(高度900km)以降、随時取得するデータから衛星が存在しないことを確認。高度20kmまでのデータから衛星の不存在を確認して6月27日に高度20kmに到着した。更に高度を下げつつ衛星が存在しないことを確認、最終的にリュウグウに衛星が存在しないと結論付けて小型ランダ(MASCOT、MINERVA-Ⅱ)の投下運用を決定。衛星探索の過程では衛星と疑われるデータ(ゴースト像)の出現があり、最終的に衛星が存在しないことの確認に至った経緯と根拠を報告する。

(3)光学航法カメラの取り組みと開発

はやぶさ2に搭載された「光学航法カメラ」により衛星探索を遂行することができた。光学航法カメラの開発は亀田真吾立教大学理学部教授と同研究室の学部学生、ならびに大学院学生の協働による。想定外のトラブルに見舞われながら多くの試行錯誤を重ねた開発の経緯を報告する。

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