地震の体感データについて竹中工務店と共同論文を発表

RCSC

アールシーソリューション株式会社は、株式会社竹中工務店と地震後のより適切な防災対応の情報支援を目的とした共同研究を実施し、シンポジウムにて論文を発表しました。緊急地震速報アプリ『ゆれくるコール』内で利用者が投稿した「ゆれ体感」と、竹中工務店が実施したアンケートを分析し、傾向を調査しました。

2018年12月21日

アールシーソリューション株式会社

アールシーソリューション

地震の体感データについて竹中工務店と共同論文を発表

アールシーソリューション株式会社(代表取締役:栗山章)は、株式会社竹中工務店(社長:宮下正裕)と地震後のより適切な防災対応の情報支援を目的とした共同研究を実施し、第15回 日本地震工学シンポジウムにて論文を発表しました。研究タイトルは「リアルタイムアンケート結果を用いた地震揺れ体感に関する検討」です。当社が提供している緊急地震速報アプリ『ゆれくるコール』内で利用者が投稿した「ゆれ体感」と、竹中工務店が実施したアンケートを分析し、傾向を調査しました。

ゆれ体感画面(2018/6/18 大阪府北部の地震)

ゆれ体感画面(2018/6/18 大阪府北部の地震)

『ゆれ体感』とは

『ゆれ体感』は「ゆれない」、「ゆれたかも」、「ちょっとゆれた」、「けっこうゆれた」、「ものすごくゆれた」の5段階の体感を投稿し、地図上で共有する機能です。自分のいる建物の階数やコメントを任意で記入することも可能です。

研究の対象としたのは熊本地震(2016年4月)や大阪府北部(2018年6月)の地震等です。分析の結果、以下の傾向があることが判明しました。

  1. ゆれ体感と計測震度の相関が見られた

  2. 大きな地震の方が計測震度や震央距離との相関が顕著となる

  3. 震度3程度から「怖かった」といったコメントが増える

北海道胆振東部地震も分析に加え、1月に成果の発表を予定しています。今回の分析を踏まえ、今後はゆれ体感のデータを防災情報に活用することを検討しています。

『ゆれくるコール』とは

『ゆれくるコール』は、気象庁の発表する緊急地震速報(予報)をもとに、利用者が設定した地点のゆれを計算し、推定震度と予想到達時間を通知するサービスです。2010年から提供しているスマートフォンアプリは、2018年12月時点で累計550万ダウンロードを超えており、緊急地震速報アプリの先駆け的な存在となっています。

基本情報

2002年8月設立。2010年11月、緊急地震速報通知アプリ 『ゆれくるコール』 リリース。2011年10月、降水予測アプリ 『あめふるコール』 リリース。2014年10月、外国人旅行者向け災害時情報提供アプリ 『Safety tips』 リリース。2017年3月、東京都オープンデータ防災アプリコンテストにて 『ゆれくるコール』 が来場者特別賞と特別賞を受賞。2018年から多言語災害情報配信サービス 『防災クラウド』 の運用を開始。ITを活用して社会の安心に貢献するシステム開発に取り組んでいる。

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プレスリリース添付画像

ゆれ体感画面(2018/6/18 大阪府北部の地震)

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  • 名称 アールシーソリューション株式会社
  • 所在地 東京都
  • 業種 ソフトウエア・SI
  • URL http://www.rcsc.co.jp/
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