富士ゼロックスが豪州のオフィスITサービス企業CSG社と買収に関わる契約を締結

10月24日

富士ゼロックス株式会社

富士ゼロックスが豪州のオフィスITサービス企業CSG社と買収に関わる契約を締結

- CSG社の株主に対する買収提案を実施することを合意

- オーストラリアとニュージーランドにおける、中小企業向けITソリューションや出力機器の販売拡大を目指す

富士フイルムグループの富士ゼロックス(本社:東京都港区、社長:玉井光一)の子会社である富士ゼロックス アジアパシフィック(本社:シンガポール、社長&CEO:友納 睦樹)は、オーストラリアのオフィスITサービス企業CSG社(本社:オーストラリア メルボルン、社長&CEO代行:Mark Bayliss)との間で、買収提案の契約を締結しました。これに基づき、富士ゼロックスアジアパシフィックは、オーストラリア法上の買収手法「スキーム・オブ・アレンジメント*1(以下、スキーム)」により、CSG社の全株式を取得する提案を行いました。スキームの完了後、富士ゼロックスアジアパシフィックは、CSG社の全株式を取得し、CSG社を子会社化します。

本買収提案は現金を対価としており、今後、買収手続の実施には、CSG社の株主総会におけるCSG社の株主の承認を経て、オーストラリア連邦裁判所による承認、オーストラリア及びニュージーランドの規制当局の必要な承認の取得や、その他の一般的な前提条件を充足することが必要です。スキームは、2020年2月に完了する予定です。

富士ゼロックスは本買収を通じて、オフィス向け出力機器やITサービスの供給に関する事業シナジーを活かし、オセアニア地区の中小企業(以下、SMB)に対するさらなる事業拡大を目指します。

CSG社は、オーストラリアとニュージーランドを拠点に、主にSMB約10,000社の顧客企業に対し、オフィス向け出力機器やITサービスを提供している独立系企業です。1988年にオーストラリアのダーウィンで創立され、2019年6月期の売上は217百万 豪ドル。670名の従業員を有し、オーストラリアおよびニュージーランドにおいて27拠点で事業を展開しています。

オーストラリアとニュージーランドでは企業の約9割*2がSMBであり、大手企業を主な顧客に持つ富士ゼロックスは、SMBに対し強みを持つCSG社を買収することにより、最適なITサービスや商品を提供する体制を強化します。両社の事業は大部分が相互補完的であり、本買収によりITサービスのラインアップも拡充させることで、富士ゼロックスのオセアニア地区における事業成長をさらに加速させることを目指します。

【CSG社の概要】

本社所在地: オーストラリア メルボルン

拠点:  オーストラリア:メルボルン(本社)、シドニー、ブリスベン、他12拠点

  ニュージーランド:オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、他9拠点

設立年/上場年: 1988年(設立)/2007年(オーストラリア市場上場)

現経営陣: Bernie Campbell (会長), Mark Bayliss (社長兼CEO代理)

従業員数: 670名 (2019年9月時点)

事業内容: SMB向けのオフィスIT機器の販売・設置・保守・サービスの提供、

および運用代行サービス

販売地域: オーストラリア、ニュージーランド

*1 Scheme of Arrangement: オーストラリア上場会社の全株式を取得する方法のひとつ

*2  当社調べ

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