クラボウ、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への効果を確認

クラボウ

2020年9月23日

クラボウ(倉敷紡績株式会社)

クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)は、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」で加工した繊維素材に、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス効果があることを確認しましたのでお知らせいたします。

 

1.試験概要

一般財団法人日本繊維製品品質技術センターにおいて、当社の抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術で加工した繊維素材に対して新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス効果を検証した結果、その効果が確認されました。

本検証試験方法は、「JIS L 1922 繊維製品の抗ウイルス性試験方法」の準用で、繊維素材上にウイルスを一定時間接触させた後、繊維表面から回収したウイルスの感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を測定するもので、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」を施した当社繊維素材では新型コロナウイルスが99%以上減少したことが確認されました。

(1)試験機関:一般財団法人日本繊維製品品質技術センター

(2)試験方法:JIS L 1922 繊維製品の抗ウイルス性試験方法 準用

(3)試 験 株:Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV-2)

(4)試験素材:織物(綿92%、ポリエステル8%)、ニット生地(綿100%)

(5)結  果:ウイルス減少率 99%以上(家庭洗濯50回後でも同等の効果を確認)

 

2.抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」について

抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」は、第4級アンモニウム塩系の固定化抗菌成分を繊維表面に強力に固定化するクラボウ独自の加工技術です。

(1)作用メカニズム

繊維上に固定化された薬剤に接触した細菌やウイルスの外膜に変化を生じさせ、その結果として細菌は増殖を抑制され、ウイルスはその数が減少します。

(2)安全性

使用薬剤は、急性経口毒性(LD50)、変異原性、皮膚刺激性試験をはじめとする各種試験で、高い安全  

性を確認しています。また加工した素材についてはヒトパッチテストを実施して安全性を確認しています。

(3)抗菌・抗ウイルス性

繊維上の特定の細菌の増殖を抑制し、特定のウイルスの数を99%減少させます。(家庭洗濯50回後でも同等の効果を確認)

 

3.今後の見通し

本件による当社連結業績への影響は軽微でありますが、お知らせすべき事項が生じた場合は、速やかに開示いたします。

 

4.問合せ先

クラボウ 大阪本社 〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2‐4‐31

■加工技術に関するお問い合わせ

 繊維事業部 技術部 技術課  担当:田中 TEL:06-6266-5364

■報道に関するお問い合わせ

 総務部 広報グループ  担当:山﨑 TEL:06-6266-5073

 

 

<本リリースにおける情報の取扱いについて>

本リリースにおいて掲載されているテキスト、技術情報・検証結果等の内容については、無断での転載および利用は固くお断りしています。

また、本リリースが掲載されているウェブページへのリンク表示も固くお断りしています。

本リリースについて、転載、利用等を行っているいかなる第三者の表示物およびリンクを表示しているいかなる第三者のウェブサイトについても、当社は一切その第三者の表示物・ウェブサイトについて関知するものではありません。

 

本リリースに掲載されている情報や本リリースの参照を特定の商品と関連付けて表示した場合、その商品について特定の病気の治癒または予防の効能効果がある旨の表示とみなされ、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)、景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)等に抵触する恐れがあります。

 

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • 名称 倉敷紡績株式会社(クラボウ)
  • 所在地 大阪府
  • 業種 繊維製品
  • URL https://www.kurabo.co.jp
  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中