中国東部の杭州がオンライン博覧会を開催、グローバルな文化的・クリエーティブ製品を紹介

Hangzhou Cultural & Creative Industry Expo Organizing Committee Office

 

第14回杭州文化創造産業博覧会

 

AsiaNet 86404 (2021)

 

【杭州(中国)2020年11月2日新華社=共同通信JBN】第14回杭州文化創造産業博覧会(14th Hangzhou Cultural and Creative Industry Expo)が中国南東部浙江省の省都杭州で10月29日から11月1日まで開催された。この博覧会には60を超える国と地域から4000を超す文化機関と企業が集まり、オフラインとオンラインで参加した。参加ブランドの総数は前回の博覧会と比較して60%増加した。海外ブランドの展示エリアは全展示面積の40%を占め、前回と変わらなかった。展示会期間中、メイン会場には6万人以上のビジターが訪れ、2つのオンラインサブ会場には9億3000万回以上のクリックがあり、21億9000万元相当のオンサイト取引とプロジェクト契約が成立した。

 

過去14年間、新しい文化、新しい消費、新しい生活の中で、この博覧会は中国の4大文化展示会活動の1つになったばかりでなく、杭州の文化的ランドマークであり、国際的な文化創造センターを構築するための重要なプラットフォームになった。

 

▽年間を通じて開催されるオンライン博覧会

 

中国のニューエコノミーの急速な発展に伴い、ますます多くの消費者がインターネットを使って通信し、オンラインショッピングはトレンドになっている。今年の博覧会は2つのオンラインサブ会場を開設し、市民は家に居ながらにして展示会を訪れることができる。

 

博覧会のオンラインサブ会場の1つであるDongjia Appは国内外の優れた伝統工芸職人のために特設されたオンラインショッピングプラットフォームである。このアプリの社長であるMeng Wenbo氏によると、国内外の2000を超える出展者がオフライン作品をアプリに「転送」し、画像、動画、ライブ放送によって立体的かつ多様な方法で彼らの作品を披露した。フランスのAlexandre Turpaultのテキスタイル、英国のKnit Planetの子供服、チェコ共和国のFestkaの自転車…。ビジターはこうした世界のクリエーティブな製品の全てをプラットフォーム上で見つけ、数回のクリックで注文し、自宅に配達してもらうことができる。

 

Meng氏は「博覧会は比較的短期間でオフライン開催されていた。イベントのデジタル化により、オンライン会場は人々が携帯電話を使っていつでもどこでも閲覧し、通信し、購入するためのより多くの可能性を開き、1年に及ぶ24時間体制のイベントを生み出した」と付言した。

 

▽文化的・クリエーティブ製品は生活の一部として命を得る

 

容易な購入と配達を可能にするオンライン博覧会は文化的・クリエーティブ製品の利用を一層容易にする。しかしながら、Meng氏は、杭州の文化産業のさらに魅力的な部分は、多くのデザイナーのクリエーティブな作品が東部の伝統文化の本質を現代人の日常生活に組み込むことに基づいているという事実にあると信じている。

 

1990年に生まれたLiu Weixue氏は、傘の表面のイノベーションに注力する紙傘デザイナーである。「過去のシステムの技術的な核心を完全に理解し、それに基づいてイノベーションを起こすことによってのみ、従来の技術をより適切に保護し継承することができる」。新たな活力を備えた紙傘技術を作り出すため、Liu氏は紙傘のさまざまな派生品を開発することに努めている。

 

シルクの工房で育ったYao Yuting氏は、無形文化遺産である杭州サテン(杭州製の滑らかで光沢のある厚手の絹織物)の継承者である。

 

Yao氏は「杭州サテンがもっと暮らしに身近なものになってほしい。結局のところ、杭州サテンには数千年の歴史がある。それをより良く継承し発展させるためには、より多くの人々が杭州サテンのことを知り、理解し、感じる必要がある」と述べた。彼女の努力のおかげで、製織工場で生産される製品は現在、シルクと風景、家の装飾、建築などの要素を組み合わせている。

 

▽産業成長を支援するための洞察の博覧会

 

2018年、博覧会は洞察に満ちたイベントになるという目標を提示した。これはグローバルなクリエーティブ製品の展示を意味するだけでなく、文化的かつ創造的イノベーションを新たな水準に押し上げるためのグローバルな文化産業における深い交流も意味する。

 

この博覧会には、ドイツのリューネブルク大学、英国のシューマッハ・カレッジ、清華大学、浙江大学など国内外の著名な大学から数百人の専門家や学者が集まった。一方、アリババなど国内外の100を超す著名な文化的クリエーティブ機関が参集し、産業サミットや年次業界指数発表など20以上の専門的活動を開催し、文化産業発展の最新動向について共同で議論した。

 

14年に及ぶ発展を経て、杭州文化創造産業博覧会は伝統的な東洋の美的趣味と現代の生活要素を備えたクリエーティブ製品を集めるだけでなく、中国市場に参入し地元の消費パターンを革新するよう海外で定評のあるますます多くの文化的クリエーティブ製品を引き付ける。長江の南にある伝統的な古代都市である杭州と同様、この博覧会が新たなバイタリティーと活力を示せなかったことはない。

 

ソース:Hangzhou Cultural & Creative Industry Expo Organizing Committee Office

 

▽画像添付リンク:

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キャプション:第14回杭州文化創造産業博覧会

 

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キャプション:第14回杭州文化創造産業博覧会のビジター

 

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第14回杭州文化創造産業博覧会

第14回杭州文化創造産業博覧会のビジター

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