【日比野設計、福井大学と共同調査】新型コロナウイルス感染症流行下での保育現場における天然アロマの効果

アットアロマ

 心地よさと機能性のあるアロマ空間デザインや、香りによるブランディング・CIを手掛けるアットアロマ株式会社(代表取締役:片岡 郷)は、株式会社日比野設計および福井大学西本研究室と共同で、コロナ禍での保育施設空間における天然アロマの香りに関する保育者の意識調査を行いました。

 

 現在も世界中で甚大な影響をもたらしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下にて、保育現場では、感染症対策などこれまでにない対応を実施しながら、日々、保育者は感染リスクに対して不安やストレスを抱える状況が続いています。

 植物由来の天然アロマには、抗ウイルス・抗菌作用が期待できる香りや、ストレスを緩和して気持ちの切り替えを促してくれるパワーを兼ね備えるものがあります。そこでアットアロマでは、株式会社日比野設計と、福井大学西本研究室と共同で、エッセンシャルワーカーの保育者の方々へ天然アロマによるアロマ空間を提供し、その中で保育現場における天然アロマの効果についてアンケート調査を行いました。 

 

 

調査結果のまとめ

 調査は5月末~8月末にかけて実施。@aroma社製アロマオイルを保育現場(保育室、職員室、エントランスなど)で使用していただき、アンケート回収を行った結果、オイル使用前に比べて、使用したほうが、気分や気持ちが良い状態に変化したという実験結果が得られました。

 

①アロマの設置前後での保育者の気分については、

いずれも数値の増加がみられ、香りが保育者の労働環境に好影響を与えていることがわかりました。

 

「いい気分で保育を行えている」88.5% → 100.0%

「ストレスを感じずに保育を行えている」65.7% → 96.4%

「疲れを感じずに保育を行えている」65.7% → 83.9%

 

②保育現場の施設の印象評価については、

アロマの設置により、すべての印象評価項目がよりよい結果となりました。

また、アロマは保育室に設置することが、エントランスなど保育室以外での設置よりも、より良い効果を発揮することがわかりました。

 

 

調査概要

実施概要

・調査期間:2020年5月27日~8月31日の間で得られた回答を元に分析

・対象園:日本全国の9園

・使用オイル:@aroma「クリーンエアー」シリーズ、「サプリメントエアー」シリーズより各施設にて選定

・使用ディフューザー:@aroma「ピエゾディフューザー ソロ」

・回答対象者:設置前  36人  内訳(担任の保育士21人 /担任以外の保育士8人 /保育士以外7人)

       2週間後  33人  内訳(担任の保育士21人 /担任以外の保育士7人 /保育士以外5人)

       1ヶ月後  26人  内訳(担任の保育士13人 /担任以外の保育士7人 /保育士以外6人)

 

結果

①保育者の気分についての調査

香り設置前と、設置後(2週間後/1ヶ月後)に気分についてのアンケートに回答いただきました。

 

Q1.アロマの設置前と比べて良い気分で保育を行えていますか

 

Q2.アロマの設置前と比べてストレスを感じずに保育を行えていますか

 

Q3.アロマの設置前と比べて疲れを感じずに保育を行えていますか

 

・カイ二乗検定を用いて検定した結果、全ての結果に対して有意差が認められました。 (**:p<0.01)

・設置後は2週間後と1ヶ月後の合計を表します。

 

 

②保育空間の印象評価

香り設置前と、設置後(2週間後/1ヶ月後)に香りに関する印象項目についてのアンケートに回答いただきました。香りに関する項目を選定し、左側に良い印象の形容詞、右側に悪い印象の形容詞を記載してあります。

このグラフは全回答者の平均値を表したものであり、左にプロットされるほど印象が良いことを示しますが、全ての項目において、アロマの設置後、印象が良くなっていることがわかります。

また、上記印象評価結果を因子分析することで、「滞在性」「清潔さ」という2つの指標で評価できることがわかりました。保育室にアロマを設置することで、「滞在性」、「清潔さ」のいずれも向上することが確認されました。

 

 

株式会社日比野設計について

 株式会社日比野設計は、幼児施設に特化した設計を行う「幼児の城」と、福祉施設に特化した設計を行う「福祉施設研究所」の2つのブランドを持つ、1972年設立の設計事務所です。1991年に幼児の城が設立してから現在に至るまでに携わった保育園・幼稚園・こども園の数は540件を超え、海外においても現在20件以上のプロジェクトが進行しています。建築デザインの他に、ワークショップやレクチャー、コンサルティング、海外視察ツアー、協同研究活動など、子どもに関わる様々なサービスを行っており、子どものためのデザインや環境の大切さを日本だけでなく世界中に伝えています。

公式サイト:https://hibinosekkei.com/

 

 

福井大学 西本研究室について

 西本研究室は保育施設や小学校などこどもが使う施設の使われ方を研究している研究室です。2013年に代表の西本雅人が石川高専に着任したことで発足し、2017年からは福井大学に移りました。「こどもの活動が生き生きとする使いこなし」を研究のテーマに、保育士やこどもがどのように空間を使っているかを観察やアンケートで把握、分析しています。これまでの具体的なテーマは「木質化による保育の効果」、「遊びコーナーの使いこなし方」、「体力向上ができる園舎」です。また、施設づくりのワークショップや大学間交流や企業との共同研究も行うことで、研究の幅を広げています。

公式サイト:http://nishimotomasatolab.com/

 

 

会社概要 

 @aroma は、アロマ製品の開発から香りのある空間までをトータルに提供する香りの専門ブランドです。ホテルやショップ、商業施設など、全世界3,000箇所以上の施設で、天然アロマの機能を生かした、感性に訴えかけるアロマ空間デザインを提供しています。また、アロマ空間デザインのノウハウをもとに、家庭用アロマディフューザーや天然 100%エッセンシャルオイルブレンドの開発・製造、アロマ空間デザインスクールの運営を手がけています。

 

社名:アットアロマ株式会社

代表者:代表取締役社長 片岡 郷

設立:1998年12月14日

公式サイト:https://www.at-aroma.com

事業内容:アロマ空間デザインサービス、ディフューザー・オイルの開発・販売、スクールの運営 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

保育者の気分についての調査_Q1

保育者の気分についての調査_Q2

保育者の気分についての調査_Q3

保育空間の印象評価

保育空間の印象評価_因子分析

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