学生向けオンラインイベント「パーソナルファイナンス教育セミナー」イベントレポート

NPO法人日本FP協会

2020/11/27 11:00

日本FP協会(所在地 東京都港区、理事長 白根壽晴)は、2020年11月19日(木)に大学生向けオンラインイベント「パーソナルファイナンス(金融経済)教育セミナー」を開催しました。人生100年時代を生きる学生に知ってほしいライフプランニング並びにファイナンシャル・プランニングについて、当協会の専務理事である伊藤宏一が講師を務め、当日は53名の大学生が参加しました。イベントの詳細は別紙のイベントレポートをご覧ください。

 

【イベント概要】

日時:2020年11月19日(木)17:00~18:35

対象:大学生

参加費:無料

主催:NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

協力:学生投資連合USIC

 

【プログラム】

1. 講演「ライフプラン3.0の時代におけるライフプランニング~キラキラ投資と賢いお金の使い方~」

  日本FP協会専務理事 伊藤宏一

2. FP資格の体系・魅力の紹介

  日本FP協会事務局

3. 協力団体代表挨拶

  学生投資連合USIC 代表 水島直希氏

 

パーソナルファイナンス(金融経済)とは

長期的なライフプラン(生活設計)の視点に立った「個人のファイナンス」のこと。

個人の生き方が多様化するなか、一人ひとりの生き方にあったお金の知識や活用方法を身につけ、家計の適切な管理や合理的なライフプランを立てることが必要不可欠となっています。

当協会では学校へFPを講師として派遣する出張授業や小学生を対象とした作文コンクール、学生からシニアまで各世代に合わせたお金に関する冊子の発行等の取り組みを行っています。

詳細 https://www.jafp.or.jp/personal_finance/

 

学生投資連合USICとは

USICとはUnion of Student Investment Clubsの略で、全国多数の投資サークルからなる学生団体。

企業との合同勉強会の開催や、「大学生対抗IRプレゼンコンテスト」の実施、金融情報を掲載したフリーペーパーの発行等、学生の金融リテラシーの向上に努めています。

詳細 http://usic2008.com/

 

イベントレポート

講演「ライフプラン3.0の時代におけるライフプランニング~キラキラ投資と賢いお金の使い方~」

当協会専務理事の伊藤による講演は「サステナビリティと経済システムの歴史的転換」、「ライフプラン3.0の時代とライフプランニング」、「金融能力を育成する」の3部構成。
講師 伊藤宏一(日本FP協会専務理事)

 

第1部の「サステナビリティと経済システムの歴史的転換」は、人生100年時代には自身の健康寿命と資産寿命を延ばさなければならず、そのためには気候変動といった環境問題等、社会的な課題の解決を図る必要があるとの説明からスタート。

現在は「製造したものは廃棄せずリサイクルする」、「シェアリングで効率的に製品やサービスを活用する」という環境に配慮した「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への転換点にあること、そしてその変化はESG投資にも繋がるものだと語りました。

また、気候変動によって起こる災害をはじめとした環境の変化は投資の世界にも影響を与え、投資家の認識が変わりつつあるとも補足しました。

 

第2部では「ライフプラン3.0の時代とライフプランニング」と題し、みなが画一的なライフステージを描き、安定した老後を迎えていた高度成長期のライフプランニングを「ライフプラン1.0」とし、現代は「ライフプラン3.0」の時代になっていると、時代の変容を人生設計の違いから解説しました。

「ライフプラン3.0」は共働きがメインとなり、育児・介護が両立できる柔軟な働き方への切り替えが求められ、仕事の掛け持ちや転職が当たり前になると考えられることから、個人ごとのライフプラン、つまりこれまでとは違ったバリエーション豊かなライフデザインの設計が必要とされる時代になっていきます。

また、長寿命化に伴い、仕事に励む「現役生活」をリタイアする年齢が上がること、老後はそれまでに築いた資産を取り崩しながら生活することも想定し、長期的なライフデザインと早期に資産運用に取り組むよう伝えました。

そして、「有形資産」であるお金に関しては、学生のうちから「収入-貯蓄=支出」の考えを身に付けること、家計簿アプリを活用してお金の管理に取り組むよう促す一方、「無形資産」と呼ばれる知識・スキルの向上や友人・家族の関係、そして自己理解を深めることもこれからの時代には不可欠と語りかけました。

 

第3部「金融能力を育成する」においては、最低限の知識・理解・スキルである「金融リテラシー」、自身の力でお金をマネジメントできる力として「金融コンピテンシー」、最後に外部のリソースとしてFPのような専門家やフィンテックといった技術等を活用できる「金融ケイパビリティ」の3つの金融能力を習得してほしいとのメッセージを伝えました。

最後は「学生時代に身に付けたいパーソナルファイナンスの基礎」として、貯金やつみたてNISAへの挑戦、30歳までのライフプランの作成並びに資産形成への取り組みのほか、不動産や保険、年金等のポイント紹介で締めくくりとなりました。

 

質疑応答では、クラウドファンディングの経済効果について聞かれ、「困っている方を直接支援できる制度でありながら、例えば子ども食堂への寄付が子どもの食費になることで、GDPの上昇に繋がり、経済にも関係するもの」と回答。また、投資に関する知識の習得方法については、ファイナンシャル・プランニングの一環として勉強することから始め、金融庁や関係団体のHPで提供されている情報を収集するといった具体的なアドバイスを送りました。

 

感想

■ライフプランニングについて知らなかったことを理解でき、FP資格も取ってみようと思える内容でした。普段生活していて気づかなかったこともたくさんあり、大変勉強になりました。

■FP資格はライフプランを立てるうえでとても重要になる能力だと感じました。また気候変動などによる経済成長や、ビジネスモデルの改革の説明がとてもわかりやすかったです。

■序盤のお話は単純な知識レベルではなく、教養としてのファイナンスの内容でとても印象に残りました。質疑応答の時間に個別の質問にお答えいただけたことが良かったです。

■これからの人生において、ファイナンシャル・プランニングの知識は自身を守るためにも、周りの人を助けるためにも役に立つものだと思いました。現在は3級を取得しているので、1月の試験を受けて、2級を取得したいと思います。

 

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プレスリリース添付画像

講師 伊藤 宏一(日本FP協会専務理事)

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  • 所在地 東京都
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