フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発を行うため、クラウドファンディングを開始
令和4年3月14日
国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学
フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発を行うため、 クラウドファンディングを開始
岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科 平島一輝 特任助教(所在地:岐阜県、代表:森脇 久隆)は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、フキノトウに含まれるペタシンを副作用の少ないがん増殖・転移阻害剤として開発する研究資金を集めるために「フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発へ」を公開しました。625万円を目標に、本日2022年3月14日(月)から4月28日(木)まで寄付を募ります。
(プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/fukinoto)
平島特任助教は、がんの特殊なエネルギー代謝を標的とした、効果的で副作用の少ないがん転移抑制方法の研究に取り組んでいます。
現在の一般的な抗がん剤治療では、脱毛・吐き気・貧血・倦怠感などの副作用が強く出ることがしばしばあります。この副作用が原因で、治療を続けることができなくなったり、生活の質が著しく低下してしまうデメリットがありました。
また、このような辛い治療を行ったとしても、最終的には複数の臓器にがんが転移してしまい、もはや治療を続けることができなくなってしまうという問題がありました。
平島特任助教の研究グループは、これまでの研究によって、フキノトウに含まれる「ペタシン」が腫瘍の増殖と転移を抑制でき、さらに副作用が極めて少ないという特筆すべき特徴を持った物質であることを発見しました。
しかし、ペタシンはまだ実験段階の化合物で、実際に治療で使える薬剤を作るためには多くの実験検証が必要です。研究を前に進める資金が必要であるため、今回クラウドファンディングの実施に至りました。
記
1.タイトル:フキノトウから副作用の少ない抗がん・転移阻害剤の開発へ
2.クラウドファンディング実施期間:令和4年3月14日(月)9時~令和4年4月28日(木)23時
3.クラウドファンディング目標金額:625万円
4.クラウドファンディング実行者情報:
東海国立大学機構 岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科 特任助教 平島一輝
5.資金使途:がん増殖・転移阻害剤としてペタシンを実用化する研究を前に進めるための研究資金
6.形式:寄附金控除型 / All or Nothing形式
※All or Nothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
詳細はhttps://readyfor.jp/projects/fukinotoをご参照ください。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学
- 所在地 岐阜県
- 業種 大学
- URL https://www.gifu-u.ac.jp/
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