報道関係者各位 

産業能率大学スポーツマネジメント研究所 プロ野球ファン意識調査　 審判がAI判定も活用することに77.9%が賛成 ジェット風船早期解禁の賛成率はファン球団で大きな差

ー 各球団のファン 100 名ずつ計 1,200 名を対象に調査 ―

産業能率大学スポーツマネジメント研究所（所長：中川直樹 情報マネジメント学部教授）は、プロ野球ファンを対象に、応援する各チームの前半戦MVPをはじめ17部門についての調査や、プロ野球のルール変更や感染予防と観戦応援の両立に関する意識調査を実施しました

調査は、同研究所の小野田哲弥研究員（情報マネジメント学部教授）が設計及び集計を担当。6月24日から6月26日までの3日間、インターネット調査会社を通じて、プロ野球各球団のファン100名ずつ1,200人(予備調査によって抽出)を対象に実施しました。

注目の調査結果

１．意識調査

審判がAI判定も活用することに77.9%が賛成

ジェット風船早期解禁の賛成率はファン球団間で大きな差（最大：阪神ファン60%、最小：巨人ファン28%）

セ・リーグDH制導入に賛成過半数はセ・リーグ内では2球団のファンのみ（巨人ファン66%、DeNAファン52%）

前半戦独走のヤクルトファンはクライマックスシリーズ肯定率が12球団中最小（66%）、
交流戦2年連続最下位の広島ファンはセパ交流戦の継続希望率が12球団中最小（72%）

ファンサービスへの期待率は日本ハムファンが最大（92%）

２．部門別選手投票

「前半戦MVP」で50票超えは両リーグ投打1選手ずつ。ヤクルト・村上宗隆内野手(67票)、巨人・大勢投手(53票)、ロッテ・佐々木朗希投手(52票)、西武・山川穂高内野手(50票)

打撃３冠王（首位打者・本塁打王・打点王）の期待が大きな選手（すべて1位）は、ヤクルト・村上宗隆内野手、DeNA・牧秀悟内野手、楽天・浅村栄斗内野手、ソフトバンク・柳田悠岐外野手、西武・山川穂高内野手の5選手

投手３冠（最優秀防御率・最多勝・最多奪三振）の期待が大きな選手（すべて1位）は、阪神・青柳晃洋投手、巨人・戸郷翔征投手、DeNA・今永昇太投手、オリックス・山本由伸投手、ロッテ・佐々木朗希投手、ソフトバンク・千賀滉大選手、西武・髙橋光成選手の7選手

「新人王」の最多得票は、セ・リーグが巨人・大勢投手(77票)、パ・リーグがロッテ・松川虎生捕手(55票)

「メジャーで活躍する姿を見たい選手」は得票順に、ロッテ・佐々木朗希投手(66票)、オリックス・山本由伸投手(62票)、ヤクルト・村上宗隆内野手(35票)

意識調査

2. 部門別選手投票

※5票以下はデータが不安定のため非掲載。同位の場合は背番号順。

※5票以下はデータが不安定のため非掲載。同位の場合は背番号順。

■前半戦MVPの理由

【村上宗隆（ヤクルト）】

4番に座り続けて打率 ホームラン 打点 申し分なし（大阪府 20代 男性）

必ずしも絶好調ではなくても、全力プレーでチームを盛り立てた。交流戦からは大活躍していて、大変頼もしい。（東京都 30代 男性）

ホームランの数、盗塁を積極的にしていくところ。また、チームを鼓舞する声かけの多さ。(大阪府 30代 女性)

今迄見た選手の中でこんな凄い選手は見たことがないくらい頼りになる（東京都 20代 女性）

【青柳晃洋（阪神）】

連敗ストッパー、唯一の負けも大野雄大の完全試合崩れのみ、中継ぎ休ませて勝つ最強の大エース（東京都 30代 男性）

安定して相手を抑えてくれるので、安心感がある。青柳が投げるから今日は勝てるという空気感があり、開幕で躓いたチームが浮上する流れを作ってくれたから。（兵庫県 20代 男性）

防御率、勝ち数セ・リーグトップ！先発完投型で素晴らしい成績です！（大阪府 20代 男性）

勝ち星、防御率、ベンチ内での態度、今シーズンの青柳はすべてが素晴らしい。（東京都 50代 男性）

【大勢（巨人）】

急きょストッパーになって一番セ・リーグで活躍しているので（大阪府 40代 男性）

新人とは思えないほど堂々とした立ち振る舞いで新人セーブ記録を更新し続けているから。（東京都 20代 男性）

新人ながらジャイアンツの守護神を掴んだから（大阪府 20代 男性）

強気の性格からくる冷静なピッチングでチームを救った（神奈川県 60代 女性）

【坂倉将吾（広島）】

出場試合数と様々なポジションでの守備貢献。打線の中軸としての活躍と不振期間が殆どないこと。（東京都 50代 男性）

坂倉の活躍が最高だから！（広島県 20代 男性）

大崩れせず安定して成績を残し、なおかつ全試合に出場し、なれない守備も少しずつ成長しながら必死でやっているところ（広島県 40代 女性）

【大野雄大（中日）】

活躍が期待できるのは大野しかない（愛知県 60代 男性）

熱いプレーに心を躍らされた（愛知県 20代 男性）

打線の援護さえあれば最多勝とれるピッチングをしてくれている。（大阪府 30代 男性）

【牧秀悟（DeNA）】

入団２年目で期待以上の成績を上げているから（埼玉県 60代 男性）

攻守のキーマンだから（神奈川県 40代 男性）

攻守ともに活躍し、結果を残し、プレー以外のファンサ、礼儀正しさ等、非常に好感が持て素晴らしい選手だと思います（神奈川県 40代 女性）

【山本由伸（オリックス）】

一番多くの勝ち星を獲得しているから（東京都 30代 男性）

ノーヒットノーラン達成&最多勝&安定感（大阪府 40代 男性）

エース、現在最多勝、ノーノー（東京都 40代 女性）

昨年の活躍で今年はかなり疲労もあると思う中、完全試合に続き、コメントがいつも控えめで好感が持てる（東京都 60代 女性）

【佐々木朗希（ロッテ）】

想像を超える球の威力に感服。僅かな球種で抑え込む潜在的な能力は応援球団を超越した投手だから。（千葉県 60代 男性）

完全試合を達成したり、勝利数も多く、勝ててない試合でもゲームを作ったりできている為（埼玉県 20代 男性）

高卒3年目ながら素晴らしいピッチングでエースの活躍をしているから。（千葉県 40代 男性）

高校生の時から見ているので　近親感があり親友の近所の子供で応援してきました（東京都 60代 女性）

【西川遥輝（楽天）】

一番打者として打線を引っ張っていた（宮城県 40代 男性）

先頭打者として攻撃の足がかりを作り、自らも沢山の試合で得点をあげ、出塁後の積極的な盗塁で若手に手本を示している。心配された守備も問題なく数々のファインプレーで勝利への貢献大。今の順位にいるのは西川選手の活躍が大きい。（宮城県 60代 男性）

今の順位を保っているのは、西川選手の前半の活躍が有ればこそ！！（宮城県 60代 女性）

【柳田悠岐（ソフトバンク）】

今のソフトバンクでキーとなる選手（大阪府 40代 男性）

長打巧打を併せ持つスラッガーだから。（大阪府 30代 男性）

大事な時に打てるから（神奈川県 40代 女性）

【松本剛（日本ハム）】

1人でチームを引っ張った（埼玉県 20代 男性）

右打者ながら打率トップ、得点圏打率も高い。（北海道 50代 男性）

打率、盗塁、守備。全てのセンスとパフォーマンス。（北海道 40代 女性）

今年は打撃も守備走塁もすばらしいので（東京都 60代 女性）

【山川穂高（西武）】

ここ2年間のスランプを脱出しダントツのホームラントップを取っているから（埼玉県 30代 男性）

HRダービーダントツ1位、チーム勝利への貢献度最大（東京都 60代 男性）

打線で1人だけ相手への恐怖となっていた（東京都 30代 男性）

山川がホームランを打つ試合は勝つ日が多いから（大阪府 40代 女性）

【調査概要】

調査方法：インターネットリサーチ

調査対象：12球団の本拠地が所在する11都道府県の20～69歳男女

調査期間：2022年6月24日から26日までの3日間（同年6月17日から20日までの4日間に、1万人に対して先行実施した予備調査をもとに各球団のファン100人ずつを抽出）

対象選手：2022年6月23日現在の全支配下登録選手（所属も当時）を対象に、応援するチームの選手に限定して回答

調査担当：小野田哲弥（産業能率大学スポーツマネジメント研究所研究員／情報マネジメント学部教授）

集計協力：池内拓久・今田航太（小野田ゼミ）

回答者の基本属性

【産業能率大学】

■ホームページ：https://www.sanno.ac.jp/