「東アジアの文字はいま」開講
漢検 漢字文化研究所 連続講座
2022年10月6日
公益財団法人 日本漢字能力検定協会
漢検 漢字博物館・図書館
漢検 漢字文化研究所(京都市東山区/所長:阿辻哲次)は、漢検 漢字博物館・図書館(以下 漢字ミュージアム)(京都市東山区/館長:髙坂節三)にて、連続講座「東アジアの文字はいま」を開講します。講座概要は、下記の通りです。
講座概要
【講座名】漢検 漢字文化研究所 連続講座シリーズ第10弾「東アジアの文字はいま」
【内容】漢字と共通の文体を使えば筆談が可能だった東アジアが、第2次世界大戦のあと大きく様変わりしました。その変化と現状について、地域ごとに専門家がご紹介いたします。
【期間】2022年10月16日(日)~2023年3月26日(日)まで毎月開催
【場所】漢字ミュージアム 1階 多目的室
【定員】各回30名(申込先着順) ※後日有料配信あり
【申込】電話075-757-8686(漢字ミュージアム) ※各日程の1週間前から受付開始
【聴講料】一般:各回1,500円、学生:各回1,000円(漢字ミュージアムの入館料込み)
※ご自身の都合に合わせて、ご興味のあるテーマのみの受講ができます。
漢検 漢字文化研究所について公益財団法人 日本漢字能力検定協会に置かれた研究所。日本の漢字を日本文化の側面からつまびらかにする調査研究や、日本語教育、漢字教育、それぞれの検定・テストの質的向上、および漢検 漢字博物館・図書館の展示企画に資する調査研究を行います。
漢検 漢字文化研究所の連続講座は今回がシリーズ第10弾です。これまでの開催実績は以下の通りです。 第1弾 「漢字文化論」 第2弾 「漢字との接触と受容-日本の中の漢字文化-」 第3弾 「中国と日本の字書と辞書」 第4弾 「明治150年と漢字」 第5弾 「若手研究者からの発信―漢字研究の新展開」 第6弾 「身近な漢字を考える」 第7弾 「古代日本と漢字」 第8弾 「漢字指導のこれまでとこれから」 第9弾 「漢字の暮らし今昔」 |
漢検 漢字文化研究所 連続講座 シリーズ第10弾 「東アジアの文字はいま」
日本、中国、韓国、ベトナムは、漢字と共通の文体を使えば筆談が可能だった東アジア漢字文化圏でした。しかし、第2次世界大戦のあと大きく様変わりしました。戦後それぞれの国で漢字は独自に変化し、また使われなくなった国もありますが、漢字はそれぞれの国でいまも文化として定着しています。そうした現状について、地域ごとに専門家がご紹介いたします。
講師写真 | テーマ・日時・講師 |
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ベトナムの文字─伝統と現代と ≪日時≫2022年10月16日(日)14:00~15:30 ≪講師≫大阪大学人文学研究科教授 清水 政明 1945年ホーチミン主席の独立宣言を機に、ローマ字正書法クオックグーが一般民衆に広められます。その後、ベトナムの漢字文化はどのような道を辿っていったのか、画像資料などを用いてご紹介したいと思います。 |
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現代韓国文字事情 ≪日時≫2022年11月5日(土)14:00~15:30 ≪講師≫京都産業大学外国語学部准教授 杉山 豊 一‘見’するとハングルに覆いつくされたかの様を呈する朝鮮語世界。しかしながら、朝鮮語の中には日本語と同様、豊富な漢語が息づいています。‘漢字の(ほとんど)見えない漢字圏言語’とは、日本語世界に暮らしていると想像がつきにくいかもしれません。そのような朝鮮語世界における漢字、漢語の在り方について、考えてみましょう。 |
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京都漢字巡り―生き物の字を中心に― ≪日時≫2022年12月17日(土)14:00~15:30 ≪講師≫漢字文化研究所研究員 伊藤 令子 京都の石碑や看板などに見られる漢字、特に生き物に関する字を紹介するとともに、その由来や背景について考えてみたいと思います。 |
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方言を漢字で書くー香港の漢字 ≪日時≫2023年1月21日(土)14:00~15:30 ≪講師≫大阪大学人文学研究科准教授 鈴木 慎吾 同じ中国語とはいえ、共通語とは大きく異なる言語(広東語)が行われている香港ですが、書き言葉は基本的に中国語であり、表記には漢字が用いられています。ただし、ときに広東語が直接書かれることもあり、全体として混沌とした状態が定着しています。今回はそのあたりを中心に紹介したいと思います。 |
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中国の漢字事情―規範と混乱 ≪日時≫2023年2月19日(日)14:00~15:30 ≪講師≫漢字文化研究所所長 阿辻 哲次 1950年代から国策として推進された漢字簡略化の歩みを概観し、それが改革開放路線や電子機器との関係などから、時に揺れ動いてきた様子を写真によって提示いたします。 |
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地域の個性を表す日本の方言漢字 ≪日時≫2023年3月26日(日)14:00~15:30 ≪講師≫早稲田大学社会科学総合学術院教授 笹原 宏之 日本列島ではたくさんの漢字が使われていますが、よく観察すると方言と同じように北海道から沖縄まで、その地域独自の漢字が使われていることに気付きます。昔から今に至る全国各地の面白い実例をご紹介したいと思います。 |
※講師の所属は2022年10月現在のものです。
漢字ミュージアムは京都・祇園に2016年6月29日に開館した日本初の漢字に特化したミュージアムです。京都市元弥栄中学校跡地に建設され、ただ漢字を見るだけでなく、触れる・学ぶ・楽しむ展示を通して、いくつもの驚きや発見を生み出す体験型ミュージアムです。
アクセス:
◆京阪本線『祇園四条駅』徒歩5分
◆阪急京都線『京都河原町駅』徒歩8分
◆地下鉄東西線『東山駅』徒歩10分
◆京都市バス『祇園』下車すぐ
施設概要
【所在地】〒605-0074 京都市東山区祇園町南側551番地
【電話】075-757-8686
【FAX】075-531-0340
【WEBサイト】https://www.kanjimuseum.kyoto/
【入館料】大人800円 大学生・高校生500円 中学生・小学生300円 未就学児・障がい者 無料
【開館時間】9:30~17:00 ※当面、平日は11:00、土日祝は9:30開館(いずれも16:30最終入館)
【休館日】月曜 ※当面、月曜・火曜休館(いずれも、休館日が祝日の場合は翌平日に振替)、臨時休館・開館あり
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 公益財団法人日本漢字能力検定協会
- 所在地 京都府
- 業種 教育サービス
- URL https://www.kanken.or.jp/
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