Beosin:2022年グローバルWeb3セキュリティー&AMLリポート

Beosin

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【シンガポール2023年1月10日PR Newswire=共同通信JBN】2022年はハッカーや詐欺師(スキャマー)が異常なほど活発な年だった。Beosin(https://beosin.com/ )、Buidler DAO、Legal DAO、Footprintが共同制作した「Global Web3 Security & AML Report 2022」(2022年グローバルWeb3セキュリティー& AMLリポート)(https://beosin.com/resources/Global_Web3_Security_Report_2022_.pdf )は、Web3において167回以上の大規模な攻撃があり、損失の総額額は36億ドルと、2021年から47.4%増加したことが示されている。10件のセキュリティーインシデントの損失額は1億ドルを超え、21件のインシデントの損失額の範囲は1000万ドルから1億ドルに上った。

 

12回のクロスチェーン・ブリッジのセキュリティーインシデントによる2022年の損失総額は18億9000万ドルで、すべてのプロジェクトタイプの中で最も高い損失額になった。1回のインシデントで1億ドル以上の損失を出したのは、Ronin(https://beosin.com/resources/beosin-is-tracing-the-flow-of-the-funds-in-the-ronin-attack )(6億2400万ドル)、BSC Token Hub(5億6000万ドル)、Wormhole(3億2600万ドル)、Nomad(https://beosin.com/resources/beosin-web30-classroom-cross-chain-bridge-ii--introduct )(1億9000万ドル)、Harmony(https://beosin.com/resources/harmony-bridge-hacked-due-to-suspected-private-key-leak )(1億ドル)の5つのクロスチェーン・ブリッジプロジェクトである。攻撃タイプは主にソーシャルエンジニアリング、プライベートキーの漏洩、ブロックチェーン/コントラクトの脆弱性等だった。

 

20のブロックチェーンで2022年に大規模なセキュリティーインシデントが発生した。損失額のトップ3はEthereum、BNB Chain(https://beosin.com/resources/how-did-the-bnb-chain-exploiter-pass-iavl-proof-verification )、Solana(https://beosin.com/resources/beosin-detailed-analysis-of-solana-attack )で、攻撃を受けた回数のトップ3はBNB Chain、Ethereum、Solanaだった。

 

脆弱性エクスプロイトは年間を通して最も高い頻度と損失額になった。87回の攻撃で、脆弱性エクスプロイトにより14億5800万ドルが失われた。

 

2022年にトルネードキャッシュに送金された盗難資金は13億9600万ドルで、攻撃で失われた全資金の38.7%に相当する。トルネードキャッシュが8月に米OFAC(財務省外国資産管理室)から制裁を受けて以来、ミキサーに送金された盗難資金は上半期から大幅に減少した。

 

2022年の世界の暗号資産犯罪は137億6000万ドル(金融犯罪を除く)に達し、マネーロンダリングが73億3000万ドル、攻撃/エクスプロイトが36億ドル、マルチ商法が10億ドル、スキャムが8億3000万ドルを占めた。

 

2022年のラグプルは243件で、その総額は4億2500万ドル(FTXインシデントを除く)だった。その中で、1000万ドル以上のラグ(資金持ち逃げ)は合計8プロジェクト、1000ドルから100万ドルのラグは210プロジェクト(約86.4%)だった。

 

2022年、暗号資産市場はThree Arrows Capital、Terra LUNA、FTXに代表される一連のブラックスワン・イベントにより、TVLは年初のピークから約80%下落して1年を終えた。

 

2022年は世界のWeb3セキュリティーエコシステムにとって厳しい年だった。2023年は暗号資産の規制コンプライアンスへの要求がより高く、より切迫したものになるだろう。

Global Web3 Security & AML Reportの全文閲覧は(https://www.beosin.com/resources/Global_Web3_Security_Report_2022_.pdf )からダウンロードを。

 

▽問い合わせ先

Kristen Ju

market@beosin.com

 

ソース:Beosin

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