Calterahが新しいmmWave Radar SoCファミリーのAlps-ProとAndesを発表
Alps-Pro SoC
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【上海2023年1月10日PR Newswire=共同通信JBN】12月20日、Calterah Semiconductorは「Next Wave(次の波)」をテーマにした2022年のCalterah Dayで、2つの新しいmmWaveレーダーSoCファミリーのAlps-ProとAndesを発表した。以下(https://www.youtube.com/watch?v=XxOZJ8QElOI )をクリックし、字幕付きのビデオ全編を閲覧。
▽Alps-Pro
Alps-Proは、AlpsのmmWaveレーダーSoCプラットフォームに基づいて開発されており、より強力、堅固、最適(PRO)であることを特徴としている。Alps-Proデバイスは、市場に出回っている同種のSoCの中で最小のダイサイズを備えた低電力4T4R SoCである。Alp-Proに基づく前方監視レーダーは、±0.1°の角度精度と3°の分解能で、最大240 mの検出範囲を持っている。明白なのは、Alps-ProはL2+インテリジェントドライビング用のレーダーシステムの要件をさらに満たすことができることである。
Alps-Pro製品には、Alps製品と比較して、次のような大きな利点がある。
*FMCWトランシーバーシステム
-より正確な位相シフター、より高いチャンネル間のアイソレーション、より大きなRFリンクバジェット
-スパー減衰の減少、EMCのCISPR 25 Class 5、機能安全メカニズムの検出を100%高速化
*完全なレーダー信号処理のためのベースバンドアクセラレータ(BBA)
-より効率的なDDMフロー、コヒーレントCFAR、SVAのサポート
-干渉の検出と緩和のパフォーマンスの向上、各BBAエンジンのビットトゥルーシミュレーター
*デジタル回路
-メモリーサイズが100%増加
-シングルコアCPUをデュアルコアにアップグレード
-100Mbps Ethernetでインターフェーススループットが19倍向上
さらに、さまざまなデバッグ機能、よりシンプルなCPUリソース管理、Alps-ProのASPICE準拠により、使いやすさが向上し、市場投入までの時間が短縮される。
▽Andes
最先端の技術を市場にもたらすAndesの次世代mmWaveレーダーSoC製品ファミリーも発表された。22 nmプロセスを使用する2つの4T4RレーダーSoCで構成されるAndesファミリーは、あらゆる面で比類のないものであり、4Dプレミアムおよびイメージングレーダー機能を実現する。
次世代プラットフォームとして、Andesは、計算能力、RF設計、カスケード機能、デバッグ、サイバーセキュリティーにおいて最先端にある。
*計算能力:2000 DMIPSを超える4コアCPU、市場に出回っている製品よりも少なくとも2倍高速に動作するDSP、迅速なレーダー信号処理のためのCalterah独自のRSP
*RFモジュール:7ビット・トランスミッションラインベースの位相回転子、柔軟な波形生成のサポート、正確なデジタル補正
*カスケード機能:C2C(チップツーチップ)インターフェース、柔軟なカスケード、ソフトウエア操作を容易にするAXIベースのプロトコル、分散信号処理
*デバッグ:JTAGおよびAuroraインターフェース、マルチデータチャネル、分析モジュール
*サイバーセキュリティー:「safety island」設計の導入、全ての暗号化アルゴリズムをサポートするハードウエアアクセラレータ
極めて優れた計算能力によって、Andesは高スループットのデータ処理と高度なアルゴリズムをサポートする。その柔軟なアーキテクチャーは、さまざまな使用シナリオと波形の要件を満たすことができる。便利なデバッグ機能によって開発が大幅に容易になるとともに、優れたハードウエアセキュリティーモジュールにより、増え続けるサイバーセキュリティーのニーズに十分に対応できる。
製品発表会で、Calterahの最高経営責任者(CEO)であるChen Jiashu博士は、車載ミリ波レーダーが進化する3つの方向性を指摘した。それは、コンパクトで低電力、経済的、および4Dイメージングである。Calterahは、最も包括的なミリ波レーダーチップ製品ポートフォリオを有していることを誇りにしており、3つの方向に沿って最先端のミリ波技術を世界中のユーザーに提供できる。
CalterahのAlpsファミリーのAiP製品は、小型で低電力のレーダーモジュールに適した選択肢であり、新しい自動車のインキャビンアプリケーションに最適である。Alps-Proは、コスト効率に優れたL2+インテリジェントドライビングレーダーを対象にしている。ただし、Andesは4Dプレミアムおよびイメージングレーダー向けに設計されており、L3+自動運転に役立っている。
現在、Calterahは400以上の顧客にサービスを提供し、20以上の自動車OEMとパートナーシップを構築し、70以上の車種に対応しており、累計で300万以上の自動車グレードのチップを出荷している。今年、同社はミュンヘンに初の海外拠点を開設したことで、世界中の顧客により良いサービスを提供し、「Make Millimeter-Wave Serve Everyone(ミリ波を全ての人に提供する)」という使命に一歩近づいた。
ソース:Calterah Semiconductor
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画像説明:Alps-Pro SoC
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画像説明:Andes SoC
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