DB HiTekが高付加価値専用センサー事業を拡大
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【ソウル(韓国)2023年1月31日PR Newswire=共同通信JBN】
*韓国の専業ファウンドリー、DB HiTekは、グローバルシャッターとSPADの年内量産開始を目指し、産業用マシンビジョン、自律走行車、ARなど高成長分野への参入を急ぐ
DB HiTekは、自動車やロボットなどさまざまな産業で注目されている、グローバルシャッターに特化したファウンドリープロセス技術と単一光子アバランシェダイオード(SPAD)で高付加価値専用イメージセンサー事業の拡大を開始する。
同社は、その確かなプロセス技術をベースに、産業用マシンビジョン、自律走行車、AR(拡張現実)など新たな高成長分野に進出、収益性を向上させようとしている。
グローバルシャッターは動きの速い対象物を歪みなく捉えるセンサーで、近年「スマート工場の目」として注目されているマシンビジョン(コンピュータが静止画や動画を検査・評価・識別する技術)に積極的に採用されており、その適用範囲もロボット、ドローン、自動車へと急速に広がっている。
DB HiTekのグローバルシャッターの特徴は、遮光技術と導光技術を応用して光信号の歪みを防ぐ、GSE(グローバルシャッター効率)の99.997%(ノイズ発生率1万分の1以下)という先進技術を採用していることである。最小2.8マイクロメーターの画素サイズを実現できる。
さらに、SPADは光子(光の粒子)レベルの微弱な光信号を検出する超高感度3Dイメージセンサーで、高精度かつ長距離測定が可能という優位性から、自律走行車の「光による検知・測距(LiDAR)」にも搭載されているコア部品である。最近では、AR機能をサポートするため高級スマートフォンへの採用が急速に進んでおり、その役割は今後、ロボットやドローンなど新世代の応用分野にも広がっていくだろう。
ToF(飛行時間)センサーとも呼ばれるLiDARは、レーザー(光)を発射し、レーザーが対象物に当たって戻ってくるまでの時間を計測することで、対象物間の距離や形状を把握できる高精度部品である。
一方、市場調査会社マーケッツアンドマーケッツ(Markets and Markets)によると、LiDAR市場は年平均22%の高成長が続き、2021年の13億米ドルから2026年には34億米ドルになると予測されている。
DB HiTekのSPADプロセスは、波長940nmを基準にFSI(前面照射)で3.2%、BSI(背面照射)で7%の確率での光子検出機能を保証してきた。さらに、将来的にはBDTI(背面深溝絶縁、画素間に絶縁部を形成することで光の損失を最小限に抑え、光学性能の向上を実現する)プロセスにより、光子検出確率を15%まで高め、業界随一の競争力を持つようになる予定である。
DB HiTekのCheonman Shimマーケティング担当副社長は「当社は、グローバルシャッターとSPADプロセスをベースに、世界中の業界大手企業と共同で製品開発に注力し、年内の量産開始を目指している。最適かつ洗練されたプロセスとプロセスデザインキット(PDK)を提供し、顧客が適切なタイミングで市場に参入できるようサポート力を強化するつもりだ」と語った。
▽DB HiTekについて
韓国に本社を置くDB HiTek Co., Ltd.は、幅広いサポートサービスと、アナログ/パワー(BCDMOS)、CMOSイメージセンサー(CIS)、ミックスシグナル、高電圧CMOS、RF HRS/SOI CMOS、スーパージャンクションMOSFET技術など、競争力のあるプロセス技術の強力なポートフォリオを持つ専業ファウンドリーの世界的リーダーである。詳細については、www.dbhitek.com を参照。
(https://dbhitek.com/default.asp )
ソース:DB HiTek
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