Shanghai Electricが欧州にVRFB商品第1弾を納入

Shanghai Electric

 

【サラゴサ(スペイン)2023年8月10日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai Electric Energy Storage Technology Co., Ltd.(以下「Shanghai Electric Energy Storage」または「同社」)は、バナジウムレドックスフロー電池(バナジウム酸化還元電池)(VRFB)装置の工場受け入れ試験の完了を発表しました。同装置は現在、商用エネルギー貯蔵プロジェクト用にスペインのサラゴサに向かっています。Shanghai Electricがフロー電池製品を欧州の提携事業者にまとめて納入するのは初めてです。

 

Shanghai Electric Delivers the First Batch of VRFB Products to Europe.

 

Shanghai Electricがスペイン本拠のエネルギー貯蔵ソリューション事業者と結んだ6番目の請負契約である現地事業者との契約に基づき、Shanghai Electric Energy Storageは現地の再生可能エネルギープロジェクト向けに特注のVRFB製品を供給します。両社の協力は、Shanghai Electricのフロー電池ソリューションの市場適応性と、欧州諸国のエネルギー転換加速に役立つ特注製品を提供する同社の能力を示しています。

 

これと並行してShanghai Electricと現地提携者は、標準コンテナ化システムと製品の供給を含む複数のシステムプロジェクトの設計についても協議中です。両社はメガワット(MW)規模のプロジェクトの建設でも協力する計画です。

 

エネルギー貯蔵技術は再生可能エネルギー革命の基盤の1つであり、世界の低炭素目標達成を促進する上で重要な役割を果たしています。新エネルギー技術開発で長年の実績があるShanghai Electricは、再生可能電源の信頼性、持続可能性、価格の手頃さを増進するために、VRFB製品の技術革新を先導し、電池ソリューションの境界を広げる先駆者です。

 

Shanghai Electricは2023年、バナジウムレドックスフロー電池(VRFB)技術の開発で大きな画期の新ソリューションとなる500kW/3000kWhのエネルギー貯蔵システムの発売により、蓄電技術の分野で大躍進した。VRFBのフォームファクター、機能、性能を向上させることで、Shanghai Electricは再生可能エネルギー貯蔵の新たな可能性を切り開き、中国や他国が化石燃料依存を減らし、よりクリーンで持続可能な未来に貢献できるようにします。

 

このシステムは65キロワット(kW)の高出力、高性能スタックを採用しており、これは中国国産エネルギー企業が開発した最大の単一スタックです。この500kW電池は4s2p構成が特徴で、中国の長期持続型フロー電池の中で最大の単一モジュールとなっています。システムのDC側効率は85%を超え、全体のエネルギー効率は90%に達し、キロワット時(kWh)当たりの電力コストを0.2人民元(0.028米ドル)に削減します。

 

水と無機塩からなる電解質を使うこのシステムは、引火性や爆発の危険性なしに常温、常圧で動作でき、耐用期間中に容量低下なしに2万回の充放電サイクルを実現します。

 

風力や太陽光発電プロジェクト向けの高出力、長期エネルギー貯蔵システムとして設計されており、拡張可能な構造により土地利用を50%節約できます。このモジュールは移動が簡単で、設置と配置が迅速で、摂氏零下30から60度の気温の範囲で過酷な環境条件の場所に適しています。

 

デジタルツインの視覚化と操作技術を活用した最先端の電池管理技術を搭載したこのシステムは、電池の保護を最大限に高めるインテリジェントなアルゴリズムによって稼働状況を正確に監視、最適化し、スマートなO&M(運用・保守点検)を実現し、製品の長期の信頼性を確保します。

 

VRFBの画期的な技術革新により、Shanghai Electricグループは2023年、China Energy Storage Industry Technology Innovation Brand Award(中国エネルギー貯蔵産業技術革新ブランド賞)とChina Energy Storage Battery Brand Award(中国エネルギー貯蔵電池ブランド賞)を獲得しました。この二重の評価は、エネルギー貯蔵における同グループの技術的優位と新エネルギー分野の将来のニーズに対応する最先端のVRFB製品の開発能力を強調しています。

 

2023年には、Shanghai ElectricとChina Vanadium Energy Storage Technologyが共同で吉林省白城に100MW/600MWhのVRFBエネルギー貯蔵ステーションの建設を開始しました。Shanghai Electric Energy Storageは、環境に配慮した経済的で効率的なVRFB製品と統合ソリューションを提供し、吉林の新エネルギー産業の発展を促進しながら、地域経済の脱炭素化を支援することにしています。

 

Shanghai Electric Energy Storageは電池技術の革新を続け、引き続き世界市場への参入を拡大しており、信頼性が高く持続可能なエネルギーソリューションを顧客に提供することに注力し続けています。この公約に沿って、同社はエネルギー貯蔵技術の開発をさらに推進し、製品とサービスの安全性と環境の持続可能性を向上させ、世界が二酸化炭素排出量を削減し、すべての人にとってより環境に優しい未来を促進するための技術革新を追求するため、研究開発への投資を強化していきます。

 

ソース: Shanghai Electric



 



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