中国初の1万トン太陽光発電グリーン水素パイロット・プロジェクトが完成、生産開始
Sinopec新疆クチャ・グリーン水素パイロット・プロジェクトは、年間2万トンのグリーン水素を生産
【クチャ(中国)2023年9月1日PR Newswire=共同通信JBN】China Petroleum & Chemical Corporation(HKG:0386、以下「Sinopec」)は、このほど、中国最大の太陽光発電グリーン水素製造プロジェクトであるSinopec Xinjiang Kuqa Green Hydrogen Pilot Project(Sinopec新疆クチャ・グリーン水素パイロット・プロジェクト)(以下、「プロジェクト」)の建設を完了しました。このプロジェクトは、フル稼働で年間2万トンのグリーン水素を生産し、中国におけるグリーン水素の大規模な産業応用における重要なブレークスルーとなります。
China’s First 10,000-ton Photovoltaic Green Hydrogen Pilot Project Now Fully Built and Put into Production.
プロジェクトで生産されるグリーン水素は、Sinopec Tahe Petrochemicalに供給され、水素生産に使用される既存の天然ガスと化石エネルギーを代替し、現代的な石油加工とグリーン水素カップリングの低炭素化を実現します。
同プロジェクトは、太陽光発電を利用した中国初の大規模なグリーン水素直接製造プロジェクトです。新疆ウイグル自治区の豊富な太陽光資源を活用し、年間2万トンの電解水水素プラント、21万標準立方メートルの水素貯蔵能力を持つ球形水素貯蔵タンク、毎時2万8000標準立方メートルの水素輸送パイプラインを有しています。このプロジェクトは、グリーン水素精製の最初の大規模アプリケーションとして、年間約48万5000トンの二酸化炭素排出量を削減することが期待されています。Sinopecは、新エネルギーの電力変動シナリオ下でのフレキシブルな水素製造を含む複数のボトルネックに取り組み、主要設備とコア素材の現地化を達成しました。
水素輸送とグリーン水素精製に重点を置くSinopecは、100カ所以上の水素充填ステーションを設立し、水素開発を加速しており、現在までに世界最多の水素充填ステーションを所有・運営しています。
グリーン水素精製の分野では、Sinopecは風力発電と太陽光発電の集中開発を精力的に進めており、再生可能エネルギー発電と水素製造、貯蔵、利用を統合したメガ規模のプロジェクトを計画しています。
同プロジェクトに加え、Sinopecはオルドスで年間3万トンを生産するグリーン水素プロジェクトを2023年2月に着工し、ウランチャブ・プロジェクトは現在計画段階にあります。Sinopecは「デュアル・カーボン」目標に向け、二酸化炭素排出量の削減と、グリーンで低炭素な開発の継続的な支援・促進にコミットしています。
ソース: SINOPEC
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。