世界クラスの研究拠点建設で深センと香港が協力
AsiaNet 100301(0815)
【深セン2023年9月1日新華社=共同通信JBN】最近の動きとして、中国政府はDevelopment Plan for Shenzhen Park of Hetao Shenzhen-Hong Kong Science and Technology Innovation Cooperation Zone(河トウ深セン・香港科学技術イノベーション協力ゾーン・深センパーク区開発計画)を発表しました。この発表により、広東・香港・マカオ大湾区における都市連携の新たな機会が到来します。科学技術革新の波は、深センと香港特別行政区(HKSAR)の両方に押し寄せています。
Hetao Shenzhen-Hong Kong Science and Technology Innovation Cooperation ZoneはHKSARの北部、そして深センの中南部にあり、3.89平方キロメートルの広さに及びます。その2つの区域は深セン河によって隔てられており、南岸には0.87平方キロメートルの香港パーク区、北岸には3.02平方キロメートルの深センパーク区があります。この2つの区域は、福田口岸と皇コウ口岸によってスムーズに結ばれています。この2つの陸の出入口は、深センとHKSARの間の直接接続を促進しています。
深センパーク区で電子顕微鏡の研究を行っている香港都市大学深セン研究院のChen Fu-Rong教授は、「香港都市大学は、ここからわずか30分から40分の距離です」と話しました。Chen教授は、科学革新における「エウレカ・モーメント」 の重要性を強調しました。「香港でアイデアがひらめいたら、すぐにここの研究室で実験できます。これは非常に重要なことです」と付言しました。
科学技術イノベーションは、深センと香港の協力関係を支える「共通項」です。さまざまな政策が実施される中、深センパーク区は産業発展の焦点として生命科学、情報科学、材料科学に注力しています。精力的な空間の再構成、複数の政策による支援、その他多くの促進的な取り組みを通じ、深センパーク区は科学技術イノベーションを発芽させるためのリソースを引き込むことに成功し、それによってこれまで以上に強固な革新的雰囲気を生み出しています。
Hong Kong Coalition副事務局長でHKSAR立法会メンバーのWong Ying-ho博士は、「革新的な技術の競争が絶えない状況の中、HKSARはグローバルな才能にアピールできる名門大学を誇っています。同時に、深センはイノベーションと起業精神の盛んな文化を体現しています。この2つの強力な地域の協力は、最適な結果をもたらす態勢を整えるものです」と述べました。
法律、制度、規制の枠組みが異なることから、深センとHKSARは、科学技術イノベーション要素の地域の境界を越えた流れ、オープンなリソースの共有、テクノロジー分野における協力的な発展を実現する上で、さまざまな障害に直面してきました。本計画の公布は、深センパーク区に新たな勢いを注入し、協力における困難な課題を克服し、発展に伴う「成長の痛み」に対処できるようにするものです。
この計画の開発目標によると、深センパーク区と香港パーク区の間の包括的な共同イノベーションのパターンが2035年までに形成され、世界をリードするイノベーション能力と自由で秩序あるイノベーション要素の境界を越えた流れを持つ世界クラスの研究拠点が形成されます。
ソース:Shenzhen Park of Hetao Shenzhen-Hong Kong Science and Technology Innovation Cooperation Zone
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