S2CのFPGAベースのプロトタイピング・ソリューションでViShareが迅速に市場参入
【サンノゼ(米カリフォルニア州)2023年9月7日PR Newswire=共同通信JBN】ビデオコーデックに特化したファブレス半導体企業ViShare Technologyは、S2CのFPGAベースのプロトタイピング・ソリューションを利用して、8K60ビデオストリーミング用チップを開発しました。このソリューションにより、ViShareは検証プロセスを加速させ、市場投入までの時間を6カ月短縮できました。
ViShareは2012年の設立以来、圧縮ビデオストリーミング・ソリューションのパイオニアとして、低遅延で信頼性の高い配信に向け努力してきました。4Kや8K、さらに高いフレームレートという市場トレンドに対応するため、同社は高効率ビデオコーディング規格に合わせたH.265ベースの8K60ビデオコーデックチップを設計しました。今回の成果は、高品質ビデオ配信に対するViShareの献身を浮き彫りにしました。
ViShareの設計作業は、初期段階で2つの課題に直面しました。それは、多様なアーキテクチャーで迅速なプロトタイピングをするための大型FPGAがなかったことと、高速DDRアクセスをサポートする必要があったことです。これらの問題に対処するため、ViShareはS2CのFPGAベースのプロトタイピング・ソリューションを採用しました。同社は大容量のオンボードDDR4アクセス用にProdigy S7-19P Logic Systemを選びました。S7-19Pは高いロジック容量、携帯性、柔軟なI/Oが求められるASIC/SoC用途に理想的な選択肢です。S2Cの品ぞろえ豊富なドーターカードにより、ユーザーは目指す検証環境を構築できます。さらに、S2Cの生産性ソフトウエアの数々は、プロトタイピング・ハードウエアと統合することでリアルタイム管理、パーティショニング、デバッグを提供できます。
ViShareはProdigy S7-19P Logic Systemを活用して、FPGAベースのプロトタイピングの使用を最大化し、ハードウエア検証に70%の時間を、ソフトウエア開発には30%の時間をかけました。また、ドライバー開発を前倒しで開始し、顧客にデモンストレーションを披露してフィードバックを得ることもできました。こうしてViShareは、予定より6カ月早く製品を発売しました。
ViShareのRonald Hui最高経営責任者(CEO)は「S2Cを選んだのは、卓越したテクニカルサポートとずば抜けた性能が理由です」「同社のFPGAベースのプロトタイピング・ソリューションは、検証効率を向上させ、当社の市場参入を早めてくれました。当社のお客様は、高品質ビデオをいち早く手に入れ、よりスムーズな視聴体験を楽しんでいます。これは当社とお客様の双方にとって、ウィンウィンのソリューションです」と話しています。
S2CのYing Chen販売・マーケティング担当副社長は「ViShareが早期市場参入でビジネスチャンスを拡大するお手伝いができてうれしく思います」「継続的イノベーションは当社の価値提案の1つであり、当社は生産性向上と市場投入までの時間の短縮に全力で取り組んでいます。そうすることで、お客様と共にチップ設計業界のイノベーションをさらに実現しきたいと考えています」と話しています。
ソース:S2C
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