2023年WLA賞受賞者を上海で表彰
11月6日の第6回WLAフォーラム授賞式でメダルを受ける2023年WLA賞受賞者5人
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【上海2023年11月6日新華社=共同通信JBN】2023年World Laureates Association Prize(世界受賞者協会賞、WLA賞)の受賞者5人は、コンピューターサイエンスまたは数学、生命科学または医学の分野で画期的な成果を上げたとして、それぞれの賞を受賞しました。中国の金融ハブでフォーラムの恒久の開催地である、上海で11月6日開催された第6回WLAフォーラム開会式でのことです。
World Laureates Associationが立ち上げたWLA賞は、2021年に上海で新設された年次国際科学賞で、ベンチャーキャピタルおよびプライベートエクイティー企業のHongShan(紅杉)によって独占的に資金提供されています。各賞賞金1000万元のWLA賞は、コンピューターサイエンスまたは数学、生命科学または医学の2部門に貢献した世界の著名研究者や技術者を認定、支援することを目的にしています。
コンピューターサイエンスまたは数学部門の受賞者2人のうちの1人、Arkadi Nemirovski教授は「これは私にとってまさに格別の栄誉で、認定レベルの大きさは夢にも思わなかったものです」と語りました。もう1人の受賞者、Yurii E. Nesterov教授はこの受賞を「生涯の功績に対する表彰」と見なしていました。
Arkadi Nemirovski教授は米国のジョージア工科大学、Yurii Nesterov教授はベルギーのルーヴァン・カトリック大学に所属しています。彼らは「凸最適化理論の独創的業績」によって、コンピューターサイエンスまたは数学部門のWLA賞を受賞しました。
英ケンブリッジにあるMRC分子生物学研究所のDaniela Rhodes教授、米コロラド大学ボルダー校のKarolin Luger教授、スイス工科大学チューリヒ校のTimothy J. Richmond教授は「原子レベルでヌクレオソーム構造を解明した」ことで、生命科学または医学部門の2023年WLA賞を受賞しました。
2023年WLA賞(生命科学または医学部門)選定委員長のRandy Schekman教授は「彼らはわれわれの染色体構造理解の歴史に、不滅の足跡を残しました」と話しました。
この賞は、ヌクレオソーム構造を解明する彼らの数十年にわたる研究の旅の説明を提供しています。
Karolin Luger教授は「科学は孤独、利己的で、耐え難いほどイライラする脅迫的な職業です」と話しました。Timothy J. Richmond教授にとって「画期的研究の成功は、多大な忍耐を必要とする」そうです。しかし、Daniela Rhodes教授は「研究することは大きな恩恵です」と述べました。
オンラインでライブストリーミングもされた第6回WLAフォーラムは、25カ国・地域から各国の受賞者、学者、上級科学者、若手科学者、専門家ら300人以上が出席しました。
WLA賞の第1回受賞者と新受賞者の双方がフォーラムに出席し、WLA Prize Laureates Lecture(WLA賞受賞者講義)やWLA Prize Laureates Roundtable(WLA賞受賞者円卓会議)など一連のイベントに参加して、ほかの科学者と有意義な会話を交わし、世界各国の科学者と洞察力に富んだ着想を共有しました。
ソース:World Laureates Forum(WLA Forum)
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(画像説明:11月6日の第6回WLAフォーラム授賞式でメダルを受ける2023年WLA賞受賞者5人)
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