イタリアがパビリオン建設作業場を開場し、2025大阪・関西万博のポールポジションを獲得

General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka 

 

イタリアパビリオン起工式

 

【ローマ2023年12月21日ANSA=共同通信JBN】

 

*一番初めに起工式を行うことは重要な功績(バッターニ氏)

 

イタリアは、2025大阪・関西万博の同国パビリオン建設用地で、起工のための「鍬入れ」式を行い、いち早く建設作業場を開場しました。

 

吉村洋文大阪府知事、石毛博行日本国際博覧会協会事務総長、マルコ・プレンチペ(Marco Prencipe)在大阪イタリア総領事をはじめとする国内外の代表者とともに、イタリア・コミッショナージェネラルのマリオ・バッターニ(Mario Vattani)外交官がこの伝統的な式典に参加しました。

 

大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島・夢洲で、イタリアパビリオンの建設工事が19日から正式にスタートしました。大阪・関西万博には、2025年4月から10月にかけて日本、アジア、世界から約3000万人が訪れる予定です。

 

イタリアは参加160カ国の中で最初にパビリオン建設に着工した国であり、2023年末までに着工した唯一の国です。

 

シンガポールでイタリア大使を務めた後、8月に2025大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルに就任して間もないマリオ・バッターニ氏は式典の終わりに、「これは、日本の建設会社である西尾レントオール株式会社と株式会社乃村工藝社、そして2025大阪・関西万博の主催者との緊密な協力のおかげで達成できた、最初の重要な目標です」と述べました。

 

同氏はさらに以下のように続けました。

 

「これは大阪・関西万博の準備が進んでいることを確認するものであり、日本のみなさまにとっても前向きなシグナルです。その共通の目的は、万国博覧会を成功させることです。今日、イタリアと日本の緊密な関係は今年1月にイタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相が岸田文雄首相と会談して以来、戦略的パートナーシップのレベルにまで高められており、私たちはそれに期待することができます。複雑な国際情勢によって原材料の供給が難しくなり、価格が平均で約20%上昇したにもかかわらず、イタリアは最初の計画段階で定められたスケジュールを守り、コストの抑制もうまくいっています。最初にスタートすることで、私たちは物流面で有利になるかもしれません」

 

「現在、人工島と本土は橋1本だけで結ばれているため、他の建設現場がオープンすれば物流の停滞が発生する可能性が高いと思われます。参加国の多くは、作業を行ってくれる建設会社を探しています。私たちは、設計・施工の入札プロセスを選択しました。それにより、設計段階から日本の建設会社の協力を確実に得ることができました。確かに、障害が発生する可能性はありますが、今のところ私たちの選択はうまくいっています」

 

「これは効率性と持続可能性の戦略であり、私たちは万博におけるイタリアのプロモーションにも採用します。その目的は、イタリアの最新のイメージを伝え、現在の私たちにとって極めて重要な市場で、私たちの高い技術力、革新性、研究を示すことです。イタリアパビリオンは『成長の外交』のための特別な手段であり、私たちのビジネスの国際化の大きな原動力となるでしょう」

 

式典は、神道の「鍬入れ」儀式に従って行われました。出席した要人や建設会社の代表者たちにより、新しい建物が建てられる土地が、伝統的な道具を使って「鍬入れ」されます。

 

吉村洋文大阪府知事は以下のように述べました。

 

「イタリアは日本で大変愛されている国であり、2025大阪・関西万博でパビリオン建設現場をスタートする最初の国であることを本当にうれしく思います」

 

「これは2025大阪・関西万博のターニングポイントの1つになり、重要な節目です」

 

石毛博行日本国際博覧会協会事務総長は、「この建設作業場の開場は、2025大阪・関西万博にとって非常に重要なシグナルです。ここが始まることにより、イタリアは他のパビリオンが作業に着手する道を開くからです」と述べました。

 

この式典には日本の最も有力な地方および全国テレビネットワークと報道機関が出席しました。同式典は、イタリアと「メード・イン・イタリア」ブランドに対する日本国民の関心の高さを示すものになりました。

 

イタリアパビリオンは建築家のマリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏が設計しました。このプロジェクトは社交と出会いを象徴する広場や劇場など、ルネッサンス期の理想都市(Ideal City)を再解釈します。

パビリオンの屋上には、大海原を見渡すテラスのようなイタリア式庭園が設けられる予定で、その庭園は高さ12メートルのプロムナード「リング(大屋根)」からも見えるようになります。

 

イタリアパビリオンのテーマは「Art Regenerates Life(アートは命を再生する)」です。これは2025大阪・関西万博の全体テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」を解釈したものです。

 

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka 

 

 

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