【プロビデンス（米ロードアイランド州）2023年12月21日PR Newswire＝共同通信JBN】免疫原性分野で国際的に認められているリーダーEpiVax, Inc.（「EpiVax」）は21日、エーザイ株式会社（「エーザイ」）が、エーザイの強固なバイオ医薬品パイプラインの前臨床免疫原性リスク評価用にEpiVaxのツールキットISPRIのライセンスを取得したと発表しました。

ツールキットISPRIは、研究者がバイオ医薬品候補の免疫原性リスクを迅速に評価できる安全なウェブベースのプラットフォームです。完全統合型のコンピューター免疫学ツールキットを使えば、望ましくない免疫反応を引き起こす可能性のある配列領域が同定できるため、開発者は候補化合物を初期段階で再設計してリスクを低減できます。ISPRIの最大の特徴は、生物学的配列中の炎症性T細胞エピトープと制御性T細胞エピトープの両方を同定することで、開発者がバイオ医薬品に対する免疫反応の表現型の特性を明らかにできることです。

エーザイは、熱帯病、腫瘍、神経疾患を重点領域とし、特に認知症に力を入れているグローバルな製薬会社です。エーザイの研究開発部門は、抗体、抗体薬物複合体、非抗体タンパク質治療薬を含む幅広い治療法のスクリーニングにツールキットISPRIを活用する予定です。

エーザイの大和隆志常務執行役チーフサイエンティフィックオフィサーは、今回の提携について「ISPRIのような先進的なインシリコ・ツールキットを自由に利用することで、当社の初期段階のバイオ医薬品候補の免疫原性をより深く理解し、低減できるようになると期待しています」と語っています。

EpiVax最高経営責任者（CEO）兼最高科学責任者（CSO）のAnnie De Groot医学博士は「エーザイが、創薬プロセスに迅速、安全かつ高度な免疫原性リスク評価を組み込めるようにしていきたい」と語っています。

▽EpiVaxについて

ロードアイランド州プロビデンスにある創業25年のバイオテクノロジー企業EpiVaxは、ワクチンやバイオ医薬品の免疫原性評価分野のリーダーです。EpiVaxは、世界中の企業、機関、学術機関と提携し、さまざまなアプリケーションで研究用の高度なコンピューター免疫学ツールへのアクセスを提供することで、免疫原性リスク評価を加速させています。

▽エーザイについて

エーザイの企業理念は、「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献する」ことです。ヒューマン・ヘルスケア（hhc）と呼ばれるこの理念のもと、健康不安の解消や健康格差の是正といった社会的利益の効果的実現を目指しています。エーザイは、研究開発施設、製造拠点、販売子会社のグローバルネットワークを活用し、満たされていない医療ニーズの高い疾患領域をターゲットとする革新的製品の創出、提供に努めており、特に神経学および腫瘍学の戦略的分野に重点を置いています。

エーザイの詳細については、www.eisai.com をご覧ください。

▽メディア問い合わせ先
Sarah Moniz
Smoniz@epivax.com

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