全国の高校の5割以上、漢検を入試で評価!在学中も取得を推奨、8割以上が基礎学力定着度を測る指標に

~「漢検」資格活用状況調査発表〜

2024年3月15日

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

 「日本漢字能力検定(以下、漢検)」を主催する公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区/代表理事:山崎信夫、以下、当協会)は、2023年10月から2024年1月に、全国の高校・高等専門学校を対象に「漢検」の入試や単位認定等における資格活用状況調査を実施しました。

 

 調査の結果、全国の高校・高等専門学校5,472校のうち2,823校(51.6%)が「漢検」を入試で評価・活用していることがわかりました。入試で評価・活用していると回答した学校数は前回調査(2021年度)より145校増えています。基礎学力のほか、学ぶ姿勢や学習プロセスを評価する指標の一つとして、検定の活用が広がっていることがうかがえます。結果詳細をご報告します。

 

全国の高校・高等専門学校の5割以上が「漢検」を入試で評価・活用

 

       今回の調査では、全国の高校・高等専門学校5,472校のうち51.6%にあたる2,823校が「漢検」を入試で評価・活用していることがわかりました。活用校数は増加傾向にあり、前回調査(2021年度)との比較では145校増えています。活用の種類別に学校数を見てみると、「合否判定考慮・参考」が1,524校と最も多く、「漢検」を入試で評価・活用している学校の54.0%にあたります。具体的な活用内容や活用校の一覧等、調査結果の詳細については、当協会ホームページにてご確認いただけます。

 

▼活用校検索サイト 

https://www.kanken.or.jp/qualification/

▼調査結果紹介サイト(中学生向け) 

https://www.kanken.or.jp/kanken/juniorhighschool/reason.html

 

 

 本調査では、各学校での「漢検」の取り組み状況やその理由についても、任意アンケートを行いました。その結果、回答した学校の6割以上が在学中の漢検合格(取得)を推奨し、5割以上が校内で受検機会を提供するなど、各学校において広く活用されていることも分かりました。

 

 

 また、「漢検を活用する理由」について尋ねたところ、「基礎学力の定着度を測る指標になる」と回答した学校が最も多く、回答校数の8割以上でした。次いで、「漢字・日本語能力の重要性を伝えられる」「言語活動の充実を促進させる」と回答した学校は回答校数の6割以上を占めており、入学者や在校生に漢字・日本語への意識を喚起し、学習を促進させる手段の一つとして「漢検」を活用している状況がうかがえます。

 

 

 

「漢検」資格活用状況調査 担当チームより

 漢検を「入試で評価・活用している」と回答した高校・高等専門学校が増加しており、漢検を取得している入学者の漢字や日本語の運用能力に対する、学校側の期待が高まっていることがうかがえます。また、入試において評価・活用されているだけではなく、入学後も、基礎学力の定着や漢字・日本語の重要性を伝える機会として各学校が漢検を活用していることがわかりました。

 漢字学習は、全ての学習の土台となる語彙力、読解力を育成する上で欠かせない基礎学習であり、身につけた漢字・日本語能力は、新学習指導要領に示されている「主体的・対話的で深い学び」に向けた土台にもなります。継続的な学習を通して、漢字・日本語能力を磨き続けていかれることを願っております。

                                 「漢検」資格活用状況調査 担当チーム

 

 

参考資料

高校・高等専門学校における「漢検」資格活用状況調査(2023年度)

 

▼調査・公表の目的

 学校教育課程や入学試験、単位認定や在学中における検定の活用状況についての実態把握と、生徒や学生、  

 保護者、教員の方々への進路選択の参考や学習の励みになる情報、保有資格を積極的に活用するための情報 

 の開示。

 

▼調査時期

 2023年10月~2024年1月(発表日:2024年3月15日)

 

▼調査対象

 全国の高校・高等専門学校 5,472校

 ※『全国学校総覧 2023年版』掲載の高校・高等専門学校から募集停止・休校を除いた数(募集停止・休校は 

    当協会調べ)。

 

▼調査方法

 調査用紙を発送したうえで、FAX・電話で回答を得る(一部の都道府県の公立高校については、都道府県教

 育委員会が代表で回答)。

 

▼調査項目

 ・入学試験や単位認定等における評価または判断材料としての「漢検」の活用有無

 ・活用している課程、入試種別、対象級、活用の詳細

 

▼調査結果(概要)

 回答校数 : 4,452校(回答率81.4%)

 活用校数 : 3,259校(入試関連2,823校、入試以外808校)

      ※複数の種類で活用している場合は、それぞれ校数に含む。

 詳細情報 : 活用校検索サイト 

      https://www.kanken.or.jp/qualification/

      調査結果紹介サイト(中学生向け)

      https://www.kanken.or.jp/kanken/juniorhighschool/reason.html

      ※掲載校数は、学校側の掲載・削除の要望等により変更になる場合があります。

 

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

漢検活用校数

活用の種類別校数

漢検に関する取り組み

漢検を活用する理由

漢検活用校数・活用の種類別校数

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • 名称 公益財団法人日本漢字能力検定協会
  • 所在地 京都府
  • 業種 教育サービス
  • URL https://www.kanken.or.jp/
  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中