石川県・東進衛星予備校 七尾駅前校 全国1,100校で競う向上得点マラソンにおいて2月の努力量が全国2位に

能登地方唯一の東進で全国トップレベルの学習を続ける生徒たちと先生の取り組み

ナガセ

2024年3月7日

このたびの能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

東進ハイスクール・東進衛星予備校などを運営する株式会社ナガセ(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長 永瀬昭幸)は、全国1,100校の東進で競う「向上得点マラソン」の2月度において、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県・七尾市にある東進衛星予備校 七尾駅前校が、全国第2位の快挙となりましたことをご報告いたします。

 

石川県には8校の東進衛星予備校があり、能登地方唯一の校舎である七尾駅前校は、特に震災による被害の大きかった校舎です。校舎長の熊野先生は自宅が住める状態でなく、現在もホテル住まいを続けながら、日々生徒を指導しています。生徒たち、そして校舎が少しずつ生活再建を行うなかで、力を合わせて全国トップレベルの勉強量を達成したことは、全国の高校生に大きな勇気を与えてくれるニュースです。

 

東進では、石川県の高校生を対象に学習支援制度を設けておりますが、引き続き応援してまいります。

そして被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

東進衛星予備校 七尾駅前校が、「向上得点マラソン」2月で全国2位!

努力量を数値化した向上得点で、東進・全国1,100校の中のトップレベルに

 

進には、高校生たちの努力の量を数値化し、お互いに切磋琢磨するための「向上得点」という仕組みがあります。共通テスト(導入当時はセンター試験)で何点伸びるかを基準として、学習の一つひとつに向上得点を設定することで、日々の学習の成果を可視化しています[例えば90分の授業を受けて確認テストに合格すると0.5点を、英単語1800語を完全修得すると5点を付与する等]。

 

また、全国の東進ハイスクール・東進衛星予備校を対象として、向上得点を競い合う「向上得点マラソン」が開催されています。模試などの『成績による競争』とは異なる、東進だけの『努力量による競争』です。校舎別・個人別に毎月のランキングや夏休み・冬休み・春休みのランキングが発表され、全国の東進生の頑張る原動力となっています。

 

今回は、七尾駅前校が2月の「向上得点マラソン」の全学年部門で全国2位(22.72点)、新高2生・新高1生部門で全国1位(21.70点)となりました。

 

 

 

東進衛星予備校 七尾駅前校

 

 

東進衛星予備校 七尾駅前校 校舎長・熊野先生より

 

これだけの環境下でも、生徒は猛烈に努力できる

能登の復興を支える近未来のリーダーを育てたい

 

昨年の開校以来、この七尾駅前校を「日本一猛烈に努力する校舎」にすることを目標としてきました。ただ、今回の地震による生徒の置かれた環境を考えると、ここまで頑張ってくれるとは正直思っておりませんでした。2月の校舎の向上得点はリアルタイムで日々確認しており、生徒にも今現在の順位を定期的に発信していました。生徒からも「絶対全部やり切ります(輪島高校 2年生・Yくん)」「死に物狂いでやるべきことを終わらせます(七尾高校 2年生・Tくん)」など、多くの生徒が苦境を乗り越えようと力強く宣言してくれました。

 

1月の上旬~中旬までは、多くのご家庭が水道・下水道を使えなかったため、最大45人の生徒が他地域に避難して生活していました。避難先にあっても勉強に集中できる環境を作っていたので学習は進んでいたのですが、自宅に戻れる生徒が増え始めると、被災した環境で何とか生活するということが最優先になって、勉強の優先順位が下がり、努力量を維持できない生徒が続出しました。そこで休日に金沢で会議室を借りて、避難している生徒と一緒に勉強させるなどの工夫を続けたほか、水道が復旧して七尾駅前校が再開すると「私が校舎にいる日は、全員校舎に登校しよう!」と徹底することで努力量が向上しました。

特に最後の1週間の頑張りは、それこそ生徒が一丸となって日本一を目指して本当によく頑張ったと思います。

 

被災した私たちは不運ではあるけれど、決して不幸ではありません。これだけの環境下でも、猛烈に努力できる生徒たちであることを確認できましたし、日本一努力する校舎を目指せるとはっきり言えるからです。震災からの2カ月で学んだことを糧にして、能登の復興を支える近未来のリーダーを育てたいと思います。

 

 

 

 

熊野 謙先生

現在は七尾駅前校での指導に加え、避難先の生徒を訪ねて指導を行う。

 

 

勉強に集中できる環境を整えようと開設した、金沢の「教室」での学習の様子。

 

 

東進衛星予備校 七尾駅前校について

 

【立地・生徒在籍状況】 東進衛星予備校 七尾駅前校は2023年2月に開校した能登半島唯一の東進衛星予備校です。能登半島の4市4町の生徒が在籍しており、長い距離を通学する生徒も多いのが特徴です。特に甚大な被害を受けた輪島市にも10名の在籍生がいます。震災後、生徒全員の無事が確認されました。

 

 

震災直後の避難】 多くの生徒が震災による被害を受けました。熊野先生自身も輪島市にある自宅が半壊して、住める状況ではありません(現在もホテル住まいを続けています)。輪島市と七尾市を結ぶ道路は1本のため、熊野先生は「この道路が寸断されれば、受験生たちは間近に迫った大学入学共通テストを受験できないかもしれない」「万全の状態で本番を迎えられないかもしれない」という思いで、金沢市への避難を呼びかけ、自家用車で生徒とともに避難をしました。多くの生徒が自宅を離れ、金沢を中心に避難をしました。

 

避難した際に金沢駅で撮影した、熊野先生と生徒たちの写真。

 

 

休校時の学習指導】 生徒が自宅を離れたこと、校舎のインフラもストップしていることから、東進衛星予備校 七尾駅前校は休校。金沢市内のホテルを拠点に指導を進めました。多くの生徒が午前中はホテルや図書館のスペース、午後は近隣の東進衛星予備校で学習を継続。遠方に避難をしている生徒には、熊野先生がオンライン面談で学習状況を確認しアドバイスを送りました。その結果、大学受験に挑んだ受験生の6割が、大学入学共通テスト本番で、これまでの模試の成績を上回る自己最高得点を記録しました。

 

 

ホテルからの学習指導の取り組みは、新聞でも紹介された。

 

 

【現在の状況】 徐々に避難先から被災地の自宅に戻る生徒が増え2月下旬に水道が復旧すると、「校舎」という最良の学習環境を提供するため、東進衛星予備校 七尾駅前校を再開。現在は週4日開校し、「開校日は全員登校」を合言葉に多くの新高3生・新高2生が学習に励んでいます。また、開校日以外には、金沢の避難先で学習に励む東進生に直接会って対面での指導を継続しています。

 

 

東進 石川県高校生学習支援 

東進では、石川県の高校生の学習を支援する制度を設けています。

 

第1弾:東進への入学金、授業料を免除

(1)石川県内の高校生に対して、東進への入学金(3.3 万円)、および通期2講座(90 分授業×40 回分・15.4 万円相当)を無料とします。申込期限2024 年3月31日(日)。

(2)東進の校舎に通学できない高校生は、東進ハイスクール 在宅受講コース(自宅学習)にて、上記(1)と同条件で学習することができます。

別途、被災された東進生に対して、ホテル宿泊費の補助などの支援をしています。

https://www.toshin.com/noto_shien

 

第2弾:和文英訳自動採点・添削システム「英作文1000本ノック」の無料提供

「英作文1000 本ノック」とは…最新の生成AI であるChatGPT(GPT-4)を活用して、基礎から難関大レベルまでの厳選された和文英訳1,000 題を、1人ひとりの学力や目的に合わせ、その場ですぐに採点・添削してくれる、今までにない全く新しい講座(システム)です。正式には2024 年4月開講予定。

(1)石川県内の高校生に対して、「英作文1000 本ノック」を以下の期間で無料提供します。

  高3生:2月1日(木)~ 2月29 日(木) 【受験生への提供期間は終了しました】

  高2生以下:2月1日(木)~3月31日(日)

https://www.toshin.com/noto_shien2

 

 

 

【株式会社ナガセについて】

1976年創立。日本最大の民間教育ネットワークを展開するナガセは「独立自尊の社会・世界に貢献する人財」の育成に取り組んでいます。有名講師陣と最先端の志望校対策で東大現役合格実績日本一の「東進ハイスクール」「東進衛星予備校」、シェア NO.1の『予習シリーズ』と最新のAI学習で中学受験界をリードする「四谷大塚」、早期先取り学習で難関大合格を実現する「東進ハイスクール中学部」「東進中学NET」、私大総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)合格日本一の「早稲田塾」、幼児から英語で学ぶ力を育む「東進こども英語塾」、メガバンク、大手メーカー等の多くの企業研修を担う「東進ビジネススクール」、優れた AI 人財の育成を目指す「東進デジタルユニバーシティ」、いつでもどこでもすべての小学生・中学生が最新にして最高の教育を受けられる「東進オンライン学校」など、幼・小・中・高・大・社会人一貫教育体系を構築しています。2022年9月には、幼児~中学生対象の世界標準のプログラミング学習「東進CODE MONKEY」を新たに開講しました。

また、東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依選手をはじめ、のべ47名のオリンピアンを輩出する「イトマンスイミングスクール」は、これからも金メダル獲得と日本競泳界のさらなるレベルアップを目指します。 学力だけではなく心知体のバランスのとれた「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」ためにナガセの教育ネットワークは、これからも進化を続けます。

 

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