労働節休暇の中国・ベトナム国境観光が盛況
中国南部の広西チワン族自治区の国境にある崇左市の
中国-ベトナム・德天滝越境観光協力区を訪れる人々
AsiaNet 0200135 (1024)
【南寧(中国)2024年5月8日新華社=共同通信JBN】ベトナム出身のツアーガイド、Vuong Van Thanh氏は、中国南部の広西チワン族自治区にある国境都市の1日ツアーのため、19人のベトナム人観光客を率いてベトナムのモンカイ市と中国の東興をつなぐBeilunhe Bridgeを渡りました。
モンカイから川を隔てただけの東興は、中国とベトナムの国境に居住する人々の密接な交流を促進しています。中国の風習を体験したいベトナム人観光客にとって人気のある観光地でもあります。
Vuong Van Thanh氏は「ツアーの参加客は中国料理に非常に興味があり、とても特徴的だと考えているようです。今回は、特別なチキンスープが彼らの目当てです」と述べました。
中国の大手旅行プラットフォームの1つ、Fliggyのデータによると、旅行サービスの予約は前年の急速な回復をベースに100パーセント近くの強力な成長を見せ、労働節(メーデー)休暇にアウトバウンド旅行の予約はピークに達しました。タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、インドネシア、その他の東南アジア諸国が中国からのアウトバウンド観光に人気のデスティネーションです。
スーパーマーケットでの買い物、小型家電の購入、おいしい食べ物の試食を含む東興や憑祥などの国境都市への1日ツアーは、近年ベトナム人観光客の間で人気を集めています。
労働節休暇は中国でもベトナムでも法定休日で、両国の人々にとって越境観光のピークシーズンでもあります。
広西の一般国境検問所は、今年の労働節休暇に東興港を通過する14万人以上のインバウンドおよびアウトバウンド客を見込んでいます。友誼関港には、4万5000人以上のインバウンドおよびアウトバウンド客が訪れるでしょう。
東興の出入国国境検問所で働くHuang Yeqiang氏は「労働節休暇中には、1日で200を超えるツアー団体が出入国することが予想されます。ピーク時の旅客の流れに対応するため、われわれは前もってツアー団体の輸送情報を得られるように、ベトナムの旅行会社と検問部門と速やかにやり取りしています。これにより、旅客の待ち時間を減らし、より良い旅行体験を提供することができます」と述べました。
Pingxiang Nanfang International Travel Agency Co., Ltd.のYe Xiaozhou副ゼネラルマネジャーは「労働節休暇中は、当社に20人以上いるベトナム語を話すツアーガイドが全員予約済みで、彼らは非常に多忙です」と述べ、越境観光が急速に回復していると付け加えました。
セルフ運転ツアーも、中国・ベトナム間の越境観光における新たなトレンドです。
Pingxiang Peace International Travel Service Co., Ltd.は休暇中に、13車両と29人を擁する越境セルフ運転ツアーを企画し、ハノイ、タインホア、ハロン湾やベトナム国内のその他の場所を訪問する予定です。
旅行会社のゼネラルマネジャーを務めるLiang Yunyan氏は「当社は、さらに多くの中国人セルフ運転ツアー愛好家に友誼関を通ってベトナムへ旅行し、異国情緒のある風景を楽しみ、特別な珍味を堪能し、民族風習を体験してもらえるよう、より多くのベトナムの旅行会社や国内の自動車クラブと協力したいと考えています」と述べました。
越境観光は、中国・ベトナム間の観光協力の深化により繁栄してきました。両国は新しい形式の越境観光を探り、越境観光協力区の建設を推進するために協力してきました。
広西の国境にある崇左市で2023年9月15日に試験運用が開始されたChina-Vietnam Detian Waterfall cross-border tourism cooperation zone(中国-ベトナム・德天滝越境観光協力区)では、両国の観光客数が増加してきました。
また、協力区は労働節休暇中に観光客を誘致するため 、講演やインタラクティブなアクティビティーを含む一連のイベントも展開しています。
ソース:The Publicity Department of Guangxi Zhuang Autonomous Region
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