第2回アジア文化遺産保護連盟理事会が山東省青島で開催
青島の風景
AsiaNet 0200226 (1110)
【青島(中国)2024年6月21日新華社=共同通信JBN】第2回Council Meeting of the Alliance for Cultural Heritage in Asia(アジア文化遺産保護連盟理事会)が6月19日、山東省青島市で開催されました。会議では、連盟を文化遺産の国際協力メカニズムから正式に政府間国際組織に移行するCharter of the Alliance for Cultural Heritage in Asia(アジア文化遺産保護連盟憲章)の改正案が承認されました。これは、中国が提唱して主導した文化遺産分野で初の地域政府間組織です。会議は、ウズベキスタンとモルディブを新加盟国として、ホンジュラスを初のパートナー国として迎え入れ、加盟国、オブザーバー国、パートナー国の総数を20カ国としました。
Alliance for Cultural Heritage in Asia(アジア文化遺産保護連盟)会長のLi Qun(李群)中華人民共和国文化観光副大臣兼国家文物局局長は、世界文明構想の推進、連盟ネットワークの拡大、連盟の擁護、関係国際組織や協力メカニズムとの統合の促進、連盟パートナーの拡大、アジア諸国との文化遺産分野での実務協力プロジェクトの推進、人材育成、International Centre for the Study of the Preservation and Restoration of Cultural Property(国際文化財保存修復研究センター)などの国際組織との研修プログラムの開始への中国の積極的な参加を表明しました。
会議は連盟の2023~2024年活動計画の実施状況を確認し、2024~2025年活動計画を議論し、2023年にイラン、シリア、アゼルバイジャン、キルギスタン、ウズベキスタン、スリランカ、ベトナム、アラブ首長国連邦など各国でのアジア文化遺産保護プロジェクト15件への資金提供を発表しました。
会議中、Li氏とホンジュラスのアナレラ・ベレス(Gloria Annarella Velez Osejo)文化・芸術・文化遺産相は、文化遺産交流・協力を促進する協定に調印しました。これは中国とホンジュラスの外交関係樹立以来初の文化遺産協力協定であり、両国の文化交流と人民間の絆を強化するため、文化遺産保護、考古学調査、博物館交流、人材育成などで協力し、コパンのマヤ遺跡の考古学調査と展示に関する協力の深化を目指しています。
会議は国家文物局とPeople's Government of Shandong Province(山東省人民政府)が共催し、23カ国と2国際機関から150人の代表が出席しました。会議では、青島の文化遺産保護の成果を展示した展示会や、無形文化遺産の技能や創造的な文化産品を見せる活動もあり、青島の文化遺産の成果を強調して、伝統文化を売り込みました。
会議を開催した青島は、世代を超えて受け継がれてきた豊かな文化遺産を誇り、中国の重要な沿海中心都市、海浜リゾート地、国際港湾都市、国家歴史文化都市であり、5万年以上にわたる人類の活動の歴史と7000年近い農業文化の歴史を有しています。同市には現在、13の歴史文化地区、550の文化遺産保護団体、20万点近くの動産文化財があります。市レベル以上の無形文化遺産プロジェクトは207件あり、そのうち16件は国家レベルの無形文化遺産プロジェクト、72件は省レベルの無形文化遺産プロジェクトです。
ソース: The People's Government of Shandong Province
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