ムーディーズとMSCIが戦略的パートナーシップを提携

透明性向上とデータに基づくリスク・ソリューションの提供を目指す

MSCI

2024年7月2日-東京-MSCI Inc.(NYSE: MSCI、以下「MSCI」)とMoody’s Corporation(NYSE: MCO、以下「ムーディーズ」)は本日、両社の強みを生かして市場におけるESGと持続可能性の透明性を確保し、より良い意思決定を促進するための、革新的な戦略的パートナーシップ契約を締結いたしました。

 

これによりムーディーズは、世界最大級のアセット・マネージャーやアセット・オーナーに利用されているMSCIの持続可能性に関するデータやモデルを活用したサービスを活用できるようになります。先週締結した本契約には、MSCIが有する、財務に影響を及ぼすESGのリスクと機会に関する企業の管理状況を測定する業界有数のESG格付けや関連コンテンツが含まれます。MSCIのデータへのアクセスにより、ムーディーズは今後、経時的に既存のESGデータやスコアを統合し、様々なソリューションを通じて銀行、保険、法人セクターの顧客にMSCIの持続可能性に関するコンテンツを提供していく方針です。

 

一方MSCIは、ムーディーズが誇る5億以上の企業や組織の情報を保有する世界最大級のデータベース「Orbis」にアクセスできるようになり、非上場企業へのESGカバレッジ拡大が可能になります。さらに両社は、プライベートクレジット市場に関する優れた洞察の構築に向け、ムーディーズの非上場企業データと信用スコアリング・モデルを活用したソリューションの開発を行っていきます。

 

ムーディーズの社長兼最高経営責任者であるロブ・ファウバーは次のように述べています。「世界中の投資コミュニティ向けソリューションのトップ企業であり、ESGと持続可能性の分野の先駆者であるMSCIとパートナーシップを締結できたことを大変うれしく思います。今回の提携によって、ムーディーズのお客様は高い評価を得ているMSCIのESGコンテンツを利用できるようになり、MSCIのお客様はムーディーズのリスク評価に関する世界トップレベルの専門知識やデータ、そして洞察にアクセスできるようになります。これはまさにWIN-WINの関係です」

 

MSCIの会長兼最高経営責任者であるヘンリー・フェルナンデスは次のように述べています。「今回の提携を通じて、ムーディーズが世界中に擁する膨大な数のお客様に、MSCIが有するESGや持続可能性に関するデータを提供できることを大変喜ばしく思っております。持続可能性はこれまでも世界の投資環境を再形成する最も重要なトレンドの一つでしたが、もう一つの大きなトレンドはプライベート資産へのシフトです。このパートナーシップによってMSCIは、非上場企業のESGカバレッジを拡大し、あらゆる顧客区分や資産クラスのお客様により優れたソリューションを提供できるようになります」

 

このパートナーシップはムーディーズ・レーティングスに影響を与えるものではなく、ムーディーズは引き続き、独自の「クレジット・インパクト・スコア」と「発行体プロファイル・スコア」を通じて、ESG要因が信用格付けに与える重大な影響に対する透明性を確保していきます。ムーディーズ・レーティングスはまた、「セカンド・パーティー・オピニオン」や「ネットゼロ・アセスメント」を始めとする持続可能な金融商品を引き続き提供していくとともに、ムーディーズは今後も、市場をリードする気候ソリューションをお客様に提供いたします。

 

取引の財務条件は非公開です。

 

—ENDS—

 

Moody’s Corporationについて

ムーディーズ(NYSE: MCO)のデータ、洞察力、革新的なテクノロジーは、リスクの相互関連性が高まりつつある世界においてお客様が世の中を総合的に捉え、チャンスをつかむためのお手伝いをいたします。グローバル市場における豊富な経験と、40カ国以上で約15,000人の多様な人材を擁する当社は、お客様が自信を持って行動し、成功を収めるために必要な包括的な視点を提供します。詳しくはmoody's.comをご覧ください。

 

MSCIについて

MSCIは、重要な投資判断に不可欠な支援ツールとサービスを世界中の投資家に提供する大手金融サービス企業です。当社は、お客様のより良い判断を後押しするため、50年以上にわたって築いてきたリサーチ、データ、テクノロジーの専門知識を活用することで、お客様がリスクとリターンの主要因を理解・分析し、より効果的なポートフォリオを自信を持って構築できるよう支援しています。また、お客様の投資プロセス全体に対する洞察力を高め、透明性の向上を可能にする、業界をリードするリサーチ強化型ソリューションを構築しています。詳細は、www.msci.comをご覧ください。

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