前海(深セン):中国の質の高い地域発展に新たな展望を提供

前海深セン-香港現代サービス産業協力区管理局

AsiaNet 200342 (1153)

 

【深セン(中国)2024年8月29日新華社=共同通信JBN】8月26日は、Qianhai Shenzhen-Hong Kong Modern Service Industry Cooperation Zone(前海深セン-香港現代サービス産業協力区)設立14周年にあたります。同日、「前海深セン-香港青年革新・起業ハブ(Eハブ)」を国際的影響力と新たな質の生産力を持つ革新・起業プラットフォームにする「深セン-香港協力の包括的深化に向けた行動計画」(以下、「行動計画」)が一連のプロジェクトと共に発表され、前海(深セン)の力強い起業家精神あふれる魅力が示されました。

 

前海深セン-香港現代サービス産業協力区管理局(The Authority of Qianhai Shenzhen-Hong Kong Modern Service Industry Cooperation Zone)によると、前海は行動計画に基づき、Eハブ向けの「1510」発展モデルを構築します。具体的には、深センと香港間の協力という主要課題を堅持しながら、1 Yuan Innovation Hub(1元イノベーションハブ)という高品質な産業空間を確立し、審査に合格して適格と認められた香港チームは1平方メートル当たり月額わずか1元のサービス料で入居できます。5億元を投じてEハブ基金を設立、10の重要な革新要素が集められ、10万平方メートルの産業空間が提供されます。

 

香港の青年であるChuangbohuiのLiu Jia社長は、前海での起業や生活の感想を聞かれ、「私は前海に10年近く住んでいて、その発展を目の当たりにしてきました。前海も私の成長を見守ってくれました。私は、深センにすっかり馴染んでいます」と話しています。

 

外資系法律事務所に勤務し前海に住む弁護士は、インタビューでここ数年の前海の変化について「前海はますます活気に満ちてきています」と話し、「香港やマカオ、あるいは海外から、チャンスを求め、会社を立ち上げようと前海にやって来る人が増えています。当地の革新性、活力、国際化のレベルの高さを実感しています」と付け加えました。

 

前海の起業家たちが感じているように、前海は香港が国全体の発展に溶け込むために重要な役割を果たしており、起業家にとっても理想的な選択肢となっています。

 

今年、深セン-中山通道が開通し、前海は新たな発展のチャンスを迎えています。このメガプロジェクトにおいて、前海は技術革新、プロセス革新、管理革新を通じて、生態保護と都市建設を両立させてきました。一方、前海は深セン-中山通道の前海区間において、交通、環境保護、スマートシティー、住みやすさなど多方面から、前海の新しい住民の生活の質と起業家精神の向上を目指し、環境保護ポータルや多面的環境保護ボンドづくりを加速させています。

 

理想的な仕事と生活の場を創造するという開発理念は、前海に絶えず活力を吹き込んできました。最新の統計によると、前海の2023年の地域GDPは、前年比15%増の2464億元に達しました。今年上半期、前海の輸出入総額は55.8%増の3254億元に達し、力強い発展の勢いを示しています。

 

干潟の広がる地域から繁栄する地域へと、前海はそのユニークな魅力を発揮し、中国の質の高い地域発展に新たな展望を提供しています。Liu Jia氏は「前海は確実に良くなります。このテクノロジーと起業家精神の中心地で、より多くの若者に新たなチャンスを見いだしてほしい」と話しています。

 

ソース:The Authority of Qianhai Shenzhen-Hong Kong Modern Service Industry Cooperation Zone

 

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