第2回「紫鵲界棚田から世界へ」世界農耕文化交流・相互学習会議が開催される
婁底(中国)、2024年9月17日 /PRNewswire/ -- 9月12日、第2回「紫鵲界棚田から世界へ」世界農耕文化交流・相互学習会議("FROM ZIQUEJIE TERRACES TO THE WORLD" Global Farming Culture Exchange and Mutual Learning Conference)の開幕式と基調講演が湖南省婁底市新化県で行われました。国際自然保護連合(IUCN)や国連食糧農業機関(FAO)などの国際機関の代表者、フランスやペルーなど棚田耕作を行っている国々の中国現地スタッフ、及び農業・文化・観光産業における国内外の専門家など200人超の参加者が集まり、世界農業遺産の保護やエコ農業経済の発展などの重要課題を巡り、農耕文化を保護・継承する方法を議論しました。参加者は、農業遺産保護と革新に対する湖南省独自のアプローチを分け合い、世界農業遺産保護を目指す中国の解決策を提供しました。
婁底で開催された「紫鵲界棚田から世界へ」世界農耕文化交流・相互学習会議
開幕式では、「農業・文化・観光産業における棚田の融合発展に関する合意書(Consensus on the Integrated Development of Terraces in Agriculture, Culture, and Tourism)」が発表され、棚田の価値付け、棚田の生態系保護、棚田に関する農耕文化の継承、農業・文化・観光産業融合の推進、国際的交流と協力体制の強化、発展モデルの革新を呼びかけています。この取り組みは、世界中の棚田保護と持続可能な発展を促し、農業・文化・観光産業の融合を深め、棚田を基盤とした産業チェーンを作り上げ、棚田地域の総合的競争力を高め、生態・経済・社会の面で同時に利益をもたらすことを目指しています。
棚田は、人類の知恵と自然を共生する見本であり、豊かな農業文化と歴史を継承し、生物多様性の保全、食糧安全の保障、及び地域経済発展の促進における価値は計り知れません。世界重要農業遺産システム(Globally Important Agricultural Heritage System)と世界かんがい施設遺産(World Heritage Irrigation Structures)に認定されている紫鵲界棚田は、ミャオ族、ヤオ族、トン族、漢族などの人々が歴史を通じて積み重ねてきた労働の結晶であり、山の狩猟・漁撈文化と稲作文化が融合した歴史遺産でもあります。
今後、婁底市はさらに農業文化遺産の保護を強化し、文化継承及び農業・文化・観光産業融合などの分野における交流と協力を推し進め、「環境保全、産業再生、業態融合」の具体事例を世界に見せることを目指しています。
(日本語リリース:クライアント提供)
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