六堡茶の香りが世界に広がる
AsiaNet 200519(1256)
【梧州(中国)2024年11月12日新華社=共同通信JBN】1世紀前、六堡茶は交易の道で陸と海をつないだ広大な航路によって、遠く離れた山地から運ばれました。今日、一帯一路構想の勢いにより、梧州の六堡茶産業は変革と改良を進めています。高品質で上品な味わいのお茶は現在、21世紀海上シルクロード(21st Century Maritime Silk Road)を通り、いたるところで人々に中国茶の独特の香りを届けています。
梧州の六堡鎮は、年間平均気温が21.2度で、年間降水量は1500ミリに達しており、山々は高くそびえ、お茶の生育にとって優れた環境を生み出しています。ここで生産されるお茶は「六堡茶」と呼ばれ、独特のビンロウジの風味と併せて「赤み、芳醇さ、まろやかさ、熟成具合」の特性でよく知られています。六堡茶の輸出貿易は一時期非常に好調でした。1940年に出版されたGuangxi Yearbook(広西年鑑)によると、1935年には1100トンを超える六堡茶が広西チワン族自治区から輸出されました。梧州蒼梧県の六堡鎮を起源とする茶船古道(Tea Boat Ancient Road)は、中国南部と東南アジア諸国の間の経済および文化交流の回廊となりました。
時代の変遷を経て、梧州の六堡茶産業は浮き沈みを経験してきましたが、何世代にもわたる六堡茶生産者の忍耐強さは変わることがありません。今日、六堡茶産業は急速な成長を遂げています。Wuzhou Municipal Bureau of Culture and Tourism(梧州市文化観光局)発表の統計によると、梧州の茶畑は39万4200畝(約2万6280ヘクタール)に及び、24万人のお茶農家を抱え、茶畑の造成によって各農家の収入は年間平均3000元も増加し、六堡茶の総合産出額は200億元を超えています。生産物の品質を保証するため、梧州は六堡茶の生産の規格化を積極的に奨励してきました。現在では国家規格が1つ、広西チワン族自治区の地域規格が18、 集団規格が24あり、六堡茶産業チェーン全体の規格化および調整下での発展を推進しています。
「茶船古道」から海上シルクロードまで、梧州の六堡茶は陸、海、空をつないだ広範なネットワークを通して、交易ルートを拡大し続けています。
ソース:Wuzhou Municipal Bureau of Culture and Tourism
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