「コエンザイムQ10」、「ヒアルロン酸」、「プラセンタエキス」など8つの美容成分に加え、 睡眠不足や加齢などで減少するタンパク質「IGF-1」の発現を促進する「タイムエキス」を新配合

睡眠中の肌の修復に注目した夜用美容液
「デルメッド ナイトリッチ」　

2025年１月 バージョンアップ新発売！

　美容成分の開発・製造・販売と、オリジナル化粧品ブランドを展開する三省（さんしょう）製薬株式会社（本社：福岡県大野城市　代表取締役社長：陣内宏行）では、睡眠中の肌の修復に注目した夜用美容液「デルメッド ナイトリッチ」を2025年1月にバージョンアップ新発売します。

　2005年の発売以来3回目となる今回のバージョンアップでは、「コエンザイムQ10」、「ヒアルロン酸」、「プラセンタエキス」、「ツバキ種子エキス」など、従来配合している8つの美容成分に加え、睡眠中の肌の修復に重要な役割を担うタンパク質「IGF-1」の産生を促す「タイムエキス（*1）」を新配合しました。

　さらに、保湿力を高めながら、べたつきを最小限に抑えるために、基剤成分の組み合わせとバランス（処方）も見直し、使い心地をアップさせました。加えて、リラックスして質の良い睡眠に入れるよう、天然の精油を3種類ブレンドして「リラックスオレンジの香り」を実現しました。

　入眠から3時間程度は、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが最も分泌される「肌のゴールデンタイム」と言われています。この時間帯のスペシャルケアとして、年齢や性別を問わずお使いいただきたいと考えています。

*1：「タイムエキス」について　https://www.sansho-pharma.com/lab/79　（三省製薬による実験）

　当社では、様々な肌悩みに応える中核ブランド「デルメッド」の各製品を大切に磨き、育てるという意味を込めて“バージョンアップ”を行っています。

　背景には、美容成分の開発から化粧品まで一貫体制で手掛けていることがあります。

　130種類以上の美容成分を開発してきた「開発力」と、美容成分を化粧品としての効果につなげる「配合力」、心地よい使用感にこだわる「製剤力」という3つの技術力を活用して、日々、「デルメッド」の進化に取り組んでいます。

バージョンアップした「デルメッド ナイトリッチ」の特徴

【1】従来からの8種の美容成分に加え、睡眠中の肌の修復に重要な「タイムエキス」を新配合。

　「デルメッド ナイトリッチ」には、「フランカブランカ」、「ツバキ種子エキス」、「プラセンタエキス」、「桑黄抽出液」、「コエンザイムQ10」、「黄山薬抽出液」、「ヒアルロン酸」、「グリチルリチン酸ジカリウム」の8つの美容成分を配合しており、今回のバージョンアップでは、「タイムエキス」を新配合しました。

　これは、古代ローマ・ギリシャ時代から使われてきたと言われるハーブ「タイム」から抽出した美容成分です。

　入眠から3時間の、「肌のゴールデンタイム」には、脳下垂体からの成長ホルモンの分泌が活発になることが知られています。

　その後、成長ホルモンは体内を巡り、肌の真皮にある線維芽細胞を刺激します。そして、成長ホルモンを受け取った線維芽細胞は、細胞内で肌修復に重要な「IGF-1」（インスリン様成長因子１）というタンパク質を産生します。

　この「IGF-1」には、2つの働きがあります。1つは、線維芽細胞自身に作用することで、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進すること。もう1つは、肌の表皮細胞に作用することで、表皮細胞の増殖を促進することです。

　一 方、スマホなどの生活習慣による睡眠の質の低下や加齢によって、成長ホルモンの産生量は減少することが明らかになっています。

　そこで当社では、成長ホルモンが減少しても、線維芽細胞から肌修復に重要な「IGF-1」の産生を促す美容成分の探索に取り組みました。

　まず、当社が開発した約130種類の美容成分から、「IGF-1」の遺伝子発現を上げることが期待される美容成分を25に絞り込みました。

　そして、その25種を対象に、1つずつ調査を重ねたところ、「タイムエキス」が、「IGF-1」の産生を促す効果が最も高いことがわかりました。

　睡眠が不足しても、ぐっすり眠った時のような肌状態へと導く働きが期待されます。（2024年に実施）

【2】べたつきを最小限に抑えつつ、保湿力をアップ。

　バージョンアップにおいては、夜用の美容液として、さらに心地よい使用感を実現するために、べたつきを最小限に抑えることと、保湿力の向上の両立を目指しました。

　単に保湿力が高い成分を高配合すれば良いというものではなく、様々な成分の組み合わせや配合量によるバランスについて、地道な実験を重ねました。20ヶ月間にわたる研究を経て、保湿と使い心地にこだわった処方が完成しました。

　水分量、肌弾力、肌の明るさについて従来品と比較すると、下記のグラフのように、いずれもアップしていました。

【3】天然の精油を使った調香作業も社員が担当。お客様応対を担当するコールセンターのスタッフからヒントを得て、質の良い眠りへと導く「リラックスオレンジの香り」を実現。

　夜のお手入れの最後に使用することで、リラックスしていただきたいとの思いから、香りのコンセプトを「1日の終わりに和む」、「質の良い眠りへ導く」に設定しました。

　自然の香りを重視して天然の精油を活用することとし、普段、お客様応対を担当するコールセンターの社員への聞き取り調査を実施しながら、配合する精油や香りを検討しました。

　その結果、「オレンジ」、「ラベンダー」、「アニス」の３つの精油をブレンドし、爽やかなオレンジの中にリラックスを促すラベンダーと、ほのかにアニスの甘い香りが感じられる「リラックスオレンジの香り」を実現しました。

　当社の実験では、「リラックスオレンジの香り」をかぐことで、脳内で分泌される「オキシントン」というホルモンが増加することがわかっています（*2）。

*2：データは添付資料をご参照ください。

　「オキシントン」とは、一般的に「幸せホルモン」、「安らぎホルモン」などと呼ばれるホルモンです。これが増えると、心が癒される、幸せな気分になるという効果があるとされています。

　さらに、「オキシントン」が増えると、「セロトニン」というホルモンが増えます。「セロトニン」は、精神を安定させる効果があるとされており、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」の原料となるものです。

　「メラトニン」には、睡眠・覚醒のリズムを整える作用があります。つまり、「オキシトシン」が増えることで、最終的に睡眠ホルモンである「メラトニン」が増加し、香りのコンセプトである「１日の終わりに和む」、「質の良い眠りにつく」ことにつながることが期待されます。

開発担当者のコメント

製品開発部　野中咲希

　今回のバージョンアップにおいては、使い心地と保湿力の両立と、香りの調合作業を担当しました。

　コールセンターのスタッフと対話することで、お客様がどんな香りを求めていらっしゃるのか、「デルメッド」の中でどんな香りが人気なのかを確認していきました。「夜用美容液として、スペシャルなニュアンスが感じられる香りが良いのでは」などのアイデアも、大きなヒントとなりました。

　完成した香りについては、社内からも反響が大きく、生産を担当している佐賀工場のスタッフから「香りがとてもいい」との声が届いた時は大変嬉しかったです。自信をもってお客様にお勧めできるバージョンアップができたと思っています。

【4】より、肌に優しい処方を実現。

　バージョンアップによって、旧表示指定成分フリー、アレルギーテスト済み（*3）、コメドフリー（*4）、防腐剤フリー（*5）、紫外線吸収剤フリー、香料フリー、着色料フリーを実現しました。

*3：全ての方にアレルギーが起きないということではありません。

*4：ノンコメドジェニックテスト済み。

*5：防腐剤フリーとは、製品の腐敗を防ぐための防腐剤を配合していないことを指します。

「デルメッド ナイトリッチ」　商品概要

　　 医薬部外品

　 　内容量：30 mL

　 　価格：11,000円（税込）

三省製薬株式会社　会社概要

■社　名　　 　　　三省製薬株式会社（Sansho Pharmaceutical Co.,Ltd.）

■創　業　　　　 　1960年3月

■代表取締役社長 　陣内  宏行

■資本金 　　　　　8,767万円

■売上高 　　　　　26億2,435万円 　(2024年3月期) 

■事業所 　　　　　本社

　　　　　　　　　　　〒816-8550　福岡県大野城市大池2丁目26番7号

　　　　　　　　　 佐賀工場　

　　　　　　　　　 　  化粧品原料製造および化粧品製造業者としてCOSMOS認証取得工場、

                                 　  ISO9001、ISO22716（化粧品GMP）取得工場 

　　　　　　　　　　　〒841-0048　佐賀県鳥栖市藤木町5番1

■事業内容　　　　 化粧品原料の開発、製造、販売

　　　　　　　　　 医薬部外品・化粧品の開発、製造、販売 （自社ブランド・OEM) 

■従業員数　　　　 102人

■URL　　　　　　 https://www.sansho-pharma.com

　　　　　　　　　 https://www.dermed.jp

　　　　　　　　　 https:// www.iroiku.jp

　　　　　　　　　 https://yamekaguya.com