『KUMON家庭学習調査2024』を実施
家庭での子どもの過ごし方の変化、生成AI時代の家庭学習
2025年3月7日
『KUMON家庭学習調査 2024』を実施 家庭での子どもの過ごし方の変化、生成AI時代の家庭学習
株式会社公文教育研究会(代表取締役社長:田中三教〔たなか みつのり〕)は、2024年12月、小学校1~3年生のお子さまがいる世帯の母親1,000人、父親800人を対象に、「家庭学習についての調査」を実施しました。この調査は、子どもの生活や家庭学習の状況、そして保護者の意識や行動の把握を目的として、2015年から毎年行っているものです。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:小1~小3の子がいる世帯の母親1,000人、父親800人
調査期間:2024年12月7日~12月11日
【データから見えた10のトピックス】
① 動画配信サービスの視聴時間は微増、動画配信サイトやアプリの視聴時間は微減、テレビを見る時間は減少
② 子どもが家で学習するのは、週平均5.3日、1日の学習時間は34.8分
③ 子どもの家庭学習の内容は「小学校の宿題以外の予習・復習」が増加
④ 子どもの学習状況の把握では「わが子の得意・不得意を把握している」保護者は64.4%
⑤ 家庭学習関与の状況では「平日の家庭学習の開始時間を把握している」保護者が50.4%
⑥ 子どもの学習状況や態度では「日々決められた学習量をこなす」子どもが49.1%
⑦ 子どもの家庭学習に「生成AI利用している」は18.6%
⑧ 家庭学習での生成AI利用は「好ましい」という保護者が19.3%、「生成AIが子どもの可能性を広げると思う」は25.9%
⑨ 生成AI利用における保護者の懸念点のうち「子どもの学習の生成AIへの依存」との回答が53.2%
⑩ 生成AIを利用した子どもの学習において、人間の関与が好ましいのは「学習の質問応答」や「悩みへのアドバイス」など
◆子どもの家庭で過ごす時間の変化
①動画配信サービスの視聴時間は微増、動画配信サイトやアプリの視聴時間は微減、テレビを見る時間は減少
子どもの家での過ごし方について聞きました。「動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+など)の視聴時間」は1日平均28.3分となり、昨年に比べて微増していました。「動画配信サイトやアプリ(YouTube、Tiktok、ニコニコ動画など)の視聴時間」は、1日平均32.9分となり、昨年に比べて微減していました。また「テレビを見る時間」も46.1分と昨年に比べて減少していました。
※「動画配信サービス」はPGC(Professional Generated Contents)、「動画配信サイトやアプリ」はUGC(User Generated Contents)を指します。
②子どもが家で学習するのは、週平均5.3日、1日の学習時間は34.8分
子どもの家庭学習の頻度を聞きました。週平均「5.3日」、平日の平均学習時間は「34.8分」という結果となりました。昨年に比べ、週平均学習日数は微減している一方で、平均学習時間は増加しています。
③子どもの家庭学習の内容は、「小学校の宿題以外の予習・復習」が増加
子どもの家庭学習の内容(複数回答可)を聞きました。「小学校の宿題以外の予習・復習」は20.9%と、昨年に比べ2.2ポイント増加しています。「通信教育の課題」は22.2%と、「小学校の宿題」とともに昨年に比べて1.0ポイント減少する結果となりました。
◆家庭での保護者の子どもへの関わり方
④子どもの学習状況の把握では「わが子の得意・不得意を把握している」保護者は64.4%
子どもの学習状況の把握に関する行動を聞いたところ、最も多かったのは、「わが子の得意・不得意を把握している」で64.4%でした。次に「家庭学習をする場所は親の目が行き届く場所にしている」が59.5%、「子どもから質問を受けた時はすぐに見るようにしている」が58.4%と続きます。また、「目が届かない時のわが子の様子を把握できる状態である」は42.1%、「宿題(学習)をしている際の集中時間を把握している」が47.9%ですが、昨年より増加していました。
⑤家庭学習関与の状況では「平日の家庭学習の開始時間を把握している」保護者が50.4%
子どもの学習状況や態度に対する保護者の関与について聞きました。「平日の家庭学習の開始時間を把握している」が50.4%と最も多く、「その日にやった家庭学習の内容を終了後に確認している」が41.9%と続きます。また「子どもの家庭での学習が大きな悩みの種である」が、昨年の25.1%から27.8%へと、2.7ポイント増えているのが目立ちます。
⑥子どもの学習状況や態度では「日々決められた学習量をこなす」子どもが49.1%
家庭での子どもの学習状況や態度を聞いたところ、「子どもが日々決められた学習量をこなす」が49.1%、「子どもが自ら進んで家庭学習をする」が41.1%でした。
◆家庭学習での生成AI利用の現状
⑦子どもの家庭学習に「生成AI利用している」は18.6%
家庭学習における生成AIの利用状況を聞いたところ、「保護者自身が子どもの教育の目的で利用している」は5.6%、「小学1年生~3年生の子どもが学習の目的で利用している」が10.0%、「保護者と子どもの両方が利用している」が3.0%と、合わせて18.6%という結果となりました。
⑧家庭学習での生成AI利用は「好ましい」という保護者が19.3%、「生成AIが子どもの可能性を広げると思う」は25.9%
家庭学習における生成AIの利用についての評価を聞いたところ、「非常に好ましい」は3.1%、「まあ好ましい」が16.2%という結果となりました。また、生成AIが子どもの可能性を広げるかについて聞いたところ、「非常にそう思う」は3.5%、「ややそう思う」が22.4%という結果となりました。これらの設問において、「どちらとも言えない」と回答した保護者が過半数となりました。
⑨生成AI利用における保護者の懸念点のうち「子どもの学習の生成AIへの依存」との回答が53.2%
家庭学習で生成AIを利用する際の懸念点を聞いたところ、「子どもの学習が、生成AIに依存してしまう」が53.2%、「子どもへの指導が、機械的になってしまう」が50.7%、「子どもが生成AIを使って、カンニングや不正をしてしまう」が50.6%と続きます。
⑩生成AIを利用した子どもの学習において、人間の関与が好ましいのは「学習の質問応答」や「悩みへのアドバイス」など
子どもの学習にとって適切な生成AI利用について聞いたところ、人間が関与した方がよいと思われると回答した割合が高かったのは「学習についての質問応答」が71.1%、「学習における悩みへのアドバイス」が70.5%と続きます。
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このプレスリリースを配信した企業・団体

- 名称 株式会社公文教育研究会
- 所在地 大阪府
- 業種 教育サービス
- URL https://www.kumon.ne.jp/
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