第61回日本循環器病予防学会学術集会に協賛

コホート研究の意義に関する共催シンポジウムと展示ブースを出展

2025/5/21 15:00

オムロンヘルスケア株式会社（本社所在地：京都府向日市、代表取締役社長:岡田歩、以下当社）は、2025年5月24日（土）～25日（日）に佐賀県で開催される、第61回日本循環器病予防学会学術集会に協賛します。当社は、5月24日（土）にコホート研究*1の意義に関する共催シンポジウムを開催します。展示ブースでは、携帯型心電計や夜間血圧計などの最新の機器を紹介します。

日本循環器病予防学会は、脳卒中や心臓病などの循環器疾患の予防・管理を目的に、関連研究や啓発活動、学術集会の開催などに取り組んでいます。今回の学術集会のテーマは「循環器病の革新的社会予防へ- STRIVE FOR REVOLUTIONAL CARDIOVASCULAR SOCIAL PREVENTION-」です。産官学が集まり、循環器病予防を推進するための方策などを議論します。

当社は、「コホート研究の意義について再考する」をテーマに、三浦　克之先生（滋賀医科大学NCD疫学研究センター）を座長に迎え、循環器領域における著名なコホート研究を3名の演者より紹介する共催シンポジウムを開催します。

共催シンポジウムでは、世界で初めて高血圧管理における家庭血圧の臨床意義を確立し、国際的なガイドラインの基盤となった「大迫研究（おおはさまけんきゅう）」、震災による中長期にわたる地域住民の健康状態の影響を調査し、地域住民の健康向上に資することを目的とした「東北メディカル・メガバンク計画」、同一県の中でも健康課題に東西格差がある静岡県民の健康格差解消および国民の疾病予防に役立つエビデンスを導出することを目的とした「静岡多目的コホート研究事業」について、それぞれの研究の歩みとその成果を紹介します。また、展示ブースでは、心電計付き上腕式血圧計や携帯型心電計、夜間血圧計など、循環器疾患の予防・管理に有用な製品を展示します。

当社は、循環器事業ビジョンに「脳・心血管疾患の発症ゼロ（ゼロイベント）」を掲げ、家庭での継続的な血圧測定の普及や、脳卒中の原因ともなる不整脈「心房細動」の早期発見に取り組んでいます。誰もが簡便に血圧測定や心電図を記録できるデバイスやサービスをグローバルで展開するとともに、医療従事者と共に学術活動を展開することで、世界中の一人ひとりの健康ですこやかな生活に貢献します。

*1 ある特定の人々の集団を追跡し、どのような要因を持つ者が、疾病に罹患しやすいかを究明し、因果関係の推定を行うことを目的とした研究