3Dプリンターから生まれたゴムの桃型オブジェを初披露

~岡山県学生の創造力と住友ゴムの技術が融合~

住友ゴム工業

発行: 2025年6月25日


3Dプリンターから生まれたゴムの桃型オブジェを初披露 ~岡山県学生の創造力と住友ゴムの技術が融合~

 

 住友ゴム工業(株)(社長:山本悟)は、6月2日に大原美術館(岡山県倉敷市)で開催された、「岡山フィルムプロジェクト」の制作報告会見にて、2026年中にの実用化に向けて研究開発に取り組んでいる3Dプリンター造形用ゴム材料で制作したゴムの桃型オブジェをお披露目しました。

 「岡山フィルムプロジェクト」は、映画作品を中心に岡山県の地域活性化と次世代クリエイターの育成を目指す取り組みです。当社は岡山県にタイヤテストコースを持つ企業として、地域とのつながりを大切にしながらものづくりの可能性を広げていくことを目的に、岡山県の学生のアイデアへ技術協力を行いました。

 

 

制作報告会見の様子 (後列左から3番目より針生悠伺さん、MEGUMIさん、松田美由紀さん、阿部進之介さん 前列は岡山フィルムプロジェクトに参加する学生たち)

 

 制作報告会見では、「岡山フィルムプロジェクト」に監督やプロデューサーとして参加される針生悠伺さん、MEGUMIさん、松田美由紀さん、阿部進之介さんの登壇に加え、岡山県の学生による活動報告が行われました。

 活動報告で注目を集めたのが、学生たちのフレッシュなアイデアと独創的なゴム技術を組み合わせた岡山県らしさ・岡山県フィルムプロジェクトらしさが詰まった桃型オブジェとカチンコ風名札。カラフルな桃型オブジェを手に取ると、ゴムの弾力性の心地よさから皆さんニギニギしていました。カチンコ風名札は、樹脂とゴムを組み合わせることで、ゴムの柔軟性を活かしつつ、カチンと音が鳴る仕組みになっています。学生たちからは、「自分の名前のプリントされたカチンコ風名札を使って映画撮影をしたい」といった声もありました。

 当社が開発した3Dプリンター※1で加工できる今までにないゴム材料※2によって、一般的に3Dプリンターで使われている樹脂では再現できなかった柔軟性、弾力性、すべりにくさといったゴムの特性を活かしたものが制作できるようになりました。当社では、独自技術でくり返し押しても元に戻る強いゴムを開発し、それを3Dプリンターで使えるようにしました。このゴムは、今後ロボットや医療などさまざまな分野で使われることが期待できます。

 

 

桃型オブジェ

 


 カチンコ風名札             

 

学生とディスカッションしている様子

 

■アイデアをくれたのはこの人!

 

産業開発・プロモーション部会 学生リーダー 岡田菜花さん

 

桃のオブジェとカチンコ風名札は、2週間ほど前に住友ゴムさんに作成を依頼した作品です。岡山を象徴する桃をモチーフしたオブジェには、「岡山フィルムプロジェクト」のロゴもデザインされています。住友ゴムさんの緻密でありながらすぐに理想の商品を形にしてしまう最新の技術とコラボレーションさせていただきました。本日完成したばかりの試作品が届いていますので、ぜひ触れてみてください。

 

■開発したのはこの人!

 

研究開発本部新事業開発部 課長 杉本睦樹

 

「創造をカタチにする」これが3Dプリンターの一番の特徴です。今回、岡山県の学生の柔軟なアイデアをすぐにカタチにすることで、企業力、3Dプリンターの魅力、ゴムの心地よさをアピールできたと思います。もちろん当社開発チームの連携もありスピーディーに作製ができました。学生とのコラボで柔軟な発想を新たな商品企画へとつなげます。今後の3Dプリンターゴム材料での開発にご期待ください。

 

■関連リリース

3Dプリンターでもつくれるゴム材料を開発

~従来より高い復元性と耐久性、ロボットや医療など幅広い分野で活用へ~

(2025年6月19日発行リリース):https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2025/sri/2025_044.html

 

■公式WEBサイト

MIRRORLIAR FILMS:https://films.mirrorliar.com/

岡山フィルムプロジェクト:https://okayamafp.jp/

 

※1 液体材料に紫外線を照射して硬化させ高精度な立体物を造形する光造形式3Dプリンターにおいて

※2 紫外線照射により短時間で硬化する液体のゴム材料

 

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