「グリーンな外観」から「エコロジーの価値」を生み出す貴州省の経験
貴陽のケン霊山公園
AsiaNet 200911 (0131)
【貴陽(中国)2025年6月26日新華社=共同通信JBN】「森林都市」として知られる貴陽市は、エコロジー(生態的)文明建設の理念を着実に実践しています。同市はエコロジー環境処理、グリーン産業の発展、環境保護への市民参加などの面で目覚ましい成果を上げ、人間と自然が調和して共存する美しい姿を描き出しています。
エコロジー環境が大きく向上
貴陽の2024年大気環境品質の優良率は99.5%で、中国168の主要都市の中で4位になりました。国・省管理区域における地表水の水質適合率と優良率は100%を維持しました。これにより、今回初めて107の河川すべてでV類の劣悪水域がなくなりました。この一連のデータは、貴陽の大気・水環境整備での非常に優れた成果を実証しています。
観山湖区の環境改善は模範的な成果をあげています。エコロジー環境品質のためのグリッドベース精密監視プラットフォームを構築し、インターネット・オブ・シングス(IoT)、センサー、ドローン、人工知能などの技術を活用することで、エコロジー環境のスマートな分析と監視を実現しました。A7 Group Catering Oil and Fume in Convention and Exhibition City(会議・展示都市におけるA7グループのヒューム・オイル処理)試験プロジェクトは大きな成果をあげ、2025年以降、苦情は一件もありません。総合的な環境処理を経て、出口区間のXiaowan Riverの水質は地表水の劣悪なV類からIV類以上に改善されて安定し、基準を満たしました。農村の下水処理率は97.96%に達し、黒くて悪臭を放つ水域も劇的に浄化されました。
繁栄するグリーン産業、広がる一般市民の参加
長い間、貴陽は「清らかな水と緑豊かな山は貴重な財産」という原則を堅持し、生態と経済の相互補完的な発展を推進してきました。貴陽のJiu'anはかつて石炭産出の町であり、エコロジー環境問題が深刻でした。現在では、豊富な古代の茶の樹の資源によって茶栽培の道を開き、「石炭の山が茶の山に、炭鉱労働者が茶農家に、茶園が景勝地に」という変貌を遂げています。その茶製品は世界中に輸出されています。
雲岩区茶園路(Chayuan Road)コミュニティーにある茶園村(Chayuan Village)では、主要な農道沿いで、新たに改修された800メートルの排水溝が目を引きます。この改修を受けた排水溝は、下部排水管と上部排水溝を組み合わせた構造になっており、雨水と汚水を効果的に分離しています。汚水は「隠されたパイプ」から排出され、雨水は「開かれた溝」からスムーズに排出されます。これにより、村民の生活環境は大幅に改善されました。
深く根付いたエコロジー文化
Guanshanhu District Eco-Civilization Exhibition Hall(貴陽市観山湖区エコロジー文明展示ホール)は貴州省で初となる県級のエコロジー文明展示ホールです。このホールは、2023年のグリーンと低炭素の典型事例拠点に位置付けられています。また、Guiyang International Forum on Eco-Civilization(貴陽市エコロジー文明国際フォーラム)の実証会場でもあり、エコロジー文明の建設と生物多様性の成果を展示しています。このほか、観山湖区では「Ecological Season Campaign(エコロジー季節キャンペーン」として、エコロジー文明教育公開講座や大規模エコロジー芸術コンテストなどの活動を行い、エコロジー文化の普及に力を入れています。
さらに、貴州省のケン霊山公園(Qianling Mountain Park)は無料で開放されており、毎年1000万人以上の人々が訪れています。園内の豊かな自然景観と野生生物資源には、人間と自然の調和による共存というコンセプトが深く息づいています。
Guiyang Eco-Environment Bureau(貴陽市エコロジー環境局)の広報担当者は、同市は引き続き「エコロジー都市」戦略を揺るぎなく実行し、中国のエコロジー文明建設に「貴陽の経験」を寄与すると述べました。
ソース:Guizhou Environmental Protection Industry Association
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