中国東方航空とShanghai Airport Authority、2025年北外灘国際航空フォーラムで重要な成果を発表
2025年北外灘国際航空フォーラム
AsiaNet 201189 (0288)
【上海2025年10月31日新華社=共同通信JBN】2025年北外灘国際航空フォーラム(North Bund International Aviation Forum)が、このほど中国上海のザ・グランドホール(The Grand Halls)で開催されました。このフォーラムは、中華人民共和国交通運輸省と上海市人民政府が主催し、中国東方航空集団公司(China Eastern Air Holding Co., Ltd.)とShanghai Airport Authority(上海空港集団)が共催しました。
「Innovation and Intelligence:Shaping Aviation's Next Era(イノベーションとインテリジェンス:航空の次世代を形作る)」というテーマの下、フォーラムには、世界の政府、航空企業、および研究機関から約300人のリーダーと専門家が集結し、航空業界を形成する新たなトレンドと戦略について議論しました。
フォーラムの期間中、複数の重要な成果が発表されました:
*中国東方航空(China Eastern Airlines)は、「Global Passenger and Cargo Network Development Report(世界旅客・貨物ネットワーク発展報告書)」を発表しました。
*Shanghai Airport Authorityは、新たな乗り継ぎサービスブランド「Shanghai to the World, Seamless Transfers(上海から世界へ、シームレスな乗り継ぎ)」を立ち上げました。
*Science and Technology Commission of Shanghai Municipality(上海市科学技術委員会、STCSM)、Shanghai Airport Authority、華東師範大学は、「Key Technologies and Pilot-Scale Verification for Sustainable Aviation Fuel(SAF)(持続可能な航空燃料(SAF)の主要技術とパイロット規模の検証)」の成果を共同で発表しました。
*China Civil Airports Association(中国民間空港協会)は、CCAA·2025 China Transport Airport Development Index(CCAA・2025中国運輸空港発展指数)を発表しました。
世界の航空業界が、デジタル化、インテリジェンス、持続可能性へと急速に移行する中、イノベーションと技術の統合は業界の未来を形作る中心的な要素になっています。基調講演では、復旦大学、China Academy of Railway Sciences(中国鉄道科学研究院)、エールフランス-KLMグループ、ハマド国際空港(MATAR-Hamad International Airport)、China Academy of Civil Aviation Science and Technology(中国民用航空科学技術研究院)の専門家が、「物理チェーン」と「技術チェーン」という2つの観点から世界の航空ネットワーク発展の道筋を分析しました。
「Soaring Over the Yangtze River Delta, Integrating for the Next Era:'Aviation Plus MICE, Culture, Sports & Exhibitions', New Business Models Driving Shipping Center Development(長江デルタの上空を舞い、次世代に向けて統合する:「航空+MICE(会議・報奨研修・国際会議・展示会)、文化、スポーツ、展示会」の新ビジネスモデルが輸送センターの構築を推進)」をテーマにした円卓会議には、Shanghai Airport Authority、China Center of International Cultural Exchange and Tourism Promotion(中国対外文化観光交流促進センター)、China Sports Industry Group(中国体育産業集団)、Shanghai Museums Association(上海博物館協会)、Shanghai Jiushi Group(上海九実集団)から講演者が出席しました。参加者は、「Aviation+(航空+)」イニシアチブの下で、新たなビジネスモデルやセクター横断的な統合に関する実践的な洞察を共有しました。
中国東方航空とShanghai Airport Authorityは共同で、「Aviation + Culture & Tourism(航空+文化・観光)」における最新の成果を披露し、テクノロジーを活用した旅行ソリューションの没入型展示を紹介しました。ハイライトには、中国東方航空の「Air Silk Road(空のシルクロード)」航空路線ネットワークのデジタル視覚化と、AIデジタルヒューマンシリーズの発表が挙げられ、これにはバーチャルアシスタント「Dongdong(東東)」と物理ロボット「Shaodong(小東)」が含まれており、航空サービスへのAI統合の深さを示しています。
中国東方航空はまた、China Sports Industry Group、Shanghai Museums Association、Shanghai Jiushi Groupと共同で開発した「China Pass(チャイナ・パス)」を正式に導入しました。このカードには、航空運賃の割引、機内Wi-Fiの利用、統合された空港乗り継ぎサービス、浦東国際空港(Pudong International Airport)での乗り継ぎ客向けの無料半日上海ツアーなど、さまざまな限定特典が付いています。これは中国東方航空の販売チャネルを通じて世界中に配布され、今後はアトラクション、ホテル、小売店にも拡大する予定で、インバウンド観光支出のための総合的なエコシステムを構築していきます。
中国東方航空とそのパートナーは、「Pulse of the Silk Road, Symphony of Airways(シルクロードの鼓動、空路のシンフォニー)」と題した、特別に厳選された文化コレクションも披露しました。コレクションには、マルベリーシルクのスカーフ、磁器製品、記念バッジなどが含まれています。記念バッジにはNFC(近距離無線通信)チップが埋め込まれており、スマートフォンをかざしてタップするとフォーラムのハイライトの「ウエアラブル・デジタルアーカイブ」が開き、航空と文化遺産を芸術的に融合させます。
フォーラムの影響は空にも及び、中国東方航空は、上海に到着する約400便で北外灘フォーラムをテーマにした体験を展開しました。特筆すべき例として、10月17日にミラノから上海へ運航されたMU244便が挙げられます。この便は「City Window(都市の窓)」をテーマに、Shanghai City News Service(上海城市報社)と共同で企画されたものです。機内では、入念に設計されたディスプレーとインタラクティブなアクティビティーを通じて、乗客は高度3万フィートで上海の活気ある文化と都市のエネルギーを体験し、このフライトは上海のダイナミックなショーケースになりました。中国東方航空は、上海国際航空ハブの構築における中核的パートナーとして、浦東国際空港が旅客および貨物取扱量の両方で国内トップの実績を達成することを支援してきました。2024年以降、中国東方航空は新たに23の中長距離国際路線を開設し、「一帯一路」構想パートナー国21カ国、36の目的地に就航しています。年末までに予定されている上海-ニュージーランド-アルゼンチン路線の開設により、中国東方航空は中国本土を拠点とする航空会社として初めて、6つの有人大陸すべてを結ぶ航空会社となり、国際線就航都市数でも首位に立つことになります。
中国東方航空は、Hongqiao Air-Rail Transfer Center(虹橋航空鉄道乗り換えセンター)やオフサイト都市ターミナルなどのインフラ構築を通じて、長江デルタ地域の統合された空と陸の輸送ネットワークを強化しています。2024年に、中国東方航空が浦東国際空港で取り扱った国際乗り継ぎ旅客は835万8000人で、これは同空港全体の80.9%を占めました。2025年上半期には、この数値は479万5000人に達し、前年比で26.8%の増加となりました。これは、上海・浦東空港の国際乗り継ぎ実績の向上において、中国東方航空が果たす重要な役割を裏付けるものです。
ソース:China Eastern Airlines
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