プルス傘下のブランドWiferion、インプロセス充電でダウンタイムゼロと省スペースを実現
プルス傘下のブランド であり産業用ワイヤレス充電やリチウム電池などを展開する「Wiferion」(PULSの事業部門、本社:ドイツ・フライブルク)は、メキシコのダイムラー・トラック社の生産拠点にて、FlexQube社およびPohlCon社と連携し、自律移動ロボット(AMR)向けの新たなワイヤレス充電ソリューションを導入しました。本ソリューションは充電のための離脱をゼロにし、フリート稼働率を最大32%向上させる「インプロセス充電」を核とした技術で、ダウンタイム削減と省スペース化を同時に達成します。
AMRが生産ライン上で停車する間に、非接触で自動充電を実行している様子
ダイムラー・ラック社の同拠点では、FlexQube社のAMRが約250メートルの走行ルートを通じてエンジン・トランスミッションラインへ部品を供給しています。しかし、従来のAMR運用には、個別の充電ステーションに戻る際のダウンタイム発生やそれらステーションが工場内の貴重な床面積を占有するなど、生産性と柔軟性を損なう課題が存在していました。
これらの課題はフリート全体の稼働率最大化を妨げる要因となっていたため、ダイムラー・トラック社は抜本的な解決策を求めていました。これに対しWiferionは、FlexQube社およびPohlCon社と連携し、AMRが運用中の停車時間を活用して自動でワイヤレス充電を行う「インプロセス充電」を核とした革新的なソリューションを提案し、生産ラインの運用と整合したシームレスな充電インフラを構築しました。
本ソリューションにより、AMRは生産ラインから離脱することなく運用中に充電が可能となり、無駄な停止時間を削減。さらに、従来必要だった独立型充電ステーションの撤廃により、工場内のスペース活用も大幅に改善されました。 24時間365日の生産を維持するために追加の高価なAMRを導入する必要はなく、フリート規模を小さくすることが可能になりました。
■ PULS社Wiferion事業部の製品&技術担当ディレクター、マシュー・エーバート(Matthieu Ebert)氏のコメント
「インプロセス充電により、我々は新たなエネルギー効率の基盤を築いています。ダイムラー社の事例は、緻密に統合された充電インフラがいかに強力であるかを示しています」
Wiferion は今後も、信頼性が高くスケーラブルなワイヤレス充電ソリューションを通じて、自律型イントラロジスティクスや生産の効率性・稼働率・柔軟性の向上を図り、世界中の製造業者を継続的に支援してまいります。
作業員の動線上の障害物にならない、完全に平坦化された充電パッド
本導入事例の詳細は、以下の記事全文をご覧ください。
Wiferionについて
Wiferion は、モバイルロボット(AGV/AMR)やフォークリフト向けワイヤレス電源供給の標準となっています。買収後、同ブランドは PULS GmbH の傘下となり、PULS の事業部門として運営されています。DIN レール電源およびフィールド電源(FIEPOS)のリーディングメーカーである PULS は、これにより誘導式充電システム「etaLINK」シリーズを製品ポートフォリオに加えることになりました。 この充電技術はダウンタイムを解消し、フリート効率を最大 32% まで持続的に向上させます。
PULS は、チェコ共和国・チョムトフ、中国・蘇州、そしてドイツ・ドレーバッハの自社工場で全製品を製造しています。PULS の電源装置は、高効率、コンパクト設計、耐久性、信頼性の面で常に業界標準を打ち立てています。1980 年にベルンハルト・エルドルによりミュンヘンで創業された同社は、現在世界で約 1,500 名を雇用しています
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 プルス株式会社
- 所在地 愛知県
- 業種 電気機器
- URL https://www.pulspower.com/jp/
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