自動車部品に参入 日産新型フーガ、シーマに「トランクオートクロージャー」を納入開始  シロキ工業と

立花エレテック

2012年6月15日

株式会社立花エレテック

自動車向け電子部品に参入

日産新型フーガ、シーマに「トランクオートクロージャー」を納入開始

シロキ工業と

 電機・電子機器卸売業の株式会社立花エレテック ( 東証・大証一部上場、本社・大阪市西区、 渡邊武雄社長) は、自動車部品メーカーのシロキ工業株式会社(東証・名証一部上場、本社・愛知県豊川市、松井 拓夫社長)と共同で、乗用車のトランクの電子制御装置(エレクトロニック・コントロール・ユニット、ECU)を開発し、6 月13 日に発売された日産自動車の新型「フーガ」と5 月21 日に発売された新型「シーマ」に納入を始めました。

 2 社の共同開発による初の量産部品です。

【採用部品の概要】

部品名 トランクオートクロージャー

機能  トランクリッドを軽く押すだけで静かに閉じる        

採用車種 日産フーガ(2012 年6 月13 日発売)、日産シーマ(2012 年5 月21 日発売)

【共同開発の経緯】

 当社とシロキ工業は、2003 年夏より、「シロキ・タチバナ・ECU・プロジェクト」(STEP)をスタートし、車の電子制御装置の共同開発を行ってきました。

 家電製品のリモコンなどの設計・生産受託を行ってきた立花エレテックはEMS(エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービス、電子機器受託生産)事業の分野拡大を目指していました。自動車シートのリクライナーなど機械部品を手がけてきたシロキ工業は電子制御装置に参入すべく活動を開始していました。両社の思いが一致したことからはじまったプロジェクトでした。

 STEP としてこれまでにパワーウィンドウ部品などの試作や提案を行ったことが実を結び、今回実車に採用されました。

【今後の展開】

 車の電子制御装置は、パワーウィンドウやドアクロージャーなど、さまざまな部分に拡大しています。立花エレテックとシロキ工業とのプロジェクトで、今後、多様な自動車用ECU の共同開発を行い、受注を目指していきます。

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