電通PRが国際PR協会のアワードを受賞

電通PRが、国際PR協会が優れたPRキャンペーンを表彰する「2013年ゴールデン・ワールド・アワーズ・フォー・エクセレンス」の、「インターナル・コミュニケーションズ」部門で最優秀賞を受賞しました。「インターナル・コミュニケーションズ」は、組織内部のコミュニケーション活動について評価する部門です。

2013年9月9日

株式会社電通パブリックリレーションズ

電通PRが国際PR協会のアワードを受賞

― 日本からは唯一の受賞 ―

株式会社 電通パブリックリレーションズ(代表取締役社長:近見竹彦、本社:東京都中央区、以下電通PR)は、国際パブリックリレーションズ協会(本部:ロンドン)が優れたPRキャンペーンを表彰する「2013年ゴールデン・ワールド・アワーズ・フォー・エクセレンス」(GWA)の、「インターナル・コミュニケーションズ ― エージェンシー」部門で最優秀賞を受賞しました。「インターナル・コミュニケーションズ」は、組織内部のコミュニケーション活動について評価する部門です。

受賞したのは、電通PRが日本赤十字社とともに実施した「もっとクロス!計画~ 日本赤十字社PR力強化プロジェクト ~」です。広報予算が限られている中で、約6万2000人という職員の数を生かし、「職員一人ひとりが赤十字の使命や活動を理解し、伝える力を磨いて、内部で連携(クロス)する体制を整えることにより、社会に赤十字(レッドクロス)への理解や協力をもっと広めていこう」という活動を展開してきました。

1990年に創設され、今年で22回目となったGWAには30のカテゴリーがあり(それぞれのカテゴリーはさらに、エージェンシーとインハウスのカテゴリーに分かれています)、今年は325件が世界各国からエントリーされました。エントリーされたキャンペーンは国連のパネルによっても審査され、国連の目的や理想に最も見合った事例には国連賞が贈られます。

電通PRの近見竹彦社長は、「『公益に尽くす精神』は、PRに携わる人間にとって常に中心に据えられるべきものだと思っています。今回日本赤十字社の皆様と共にすすめたキャンペーンが海外でも高く評価されたことを大変嬉しく思います」と述べています。

プロジェクトを担当した花上憲司(コミュニケーションデザイン局エグゼクティブプロジェクトマネージャー)は「外への発信力を高めたいという課題は、組織に共通するものですが、私たちは職員自身のPR力向上や内部連携が不可欠と考え、日本赤十字社の皆様と共に、いくつもの変革に取り組みました。成果も少しずつ出ており、コーポレート・コミュニケーションの原点は、組織内部にあるということを実感しています」と話しています。

■GWA受賞プロジェクトの概要

受賞活動名:「もっとクロス!計画~ 日本赤十字社PR力強化プロジェクト ~」 

エントリー部門:インターナル・コミュニケーションズ エージェンシー部門

クライアント:日本赤十字社

電通パブリックリレーションズのプロジェクト担当者:

・コミュニケーションデザイン局 エグゼクティブプロジェクトマネージャー 花上 憲司

・PRディレクター 鹿野 由利子

・営業推進部プロジェクトマネージャー 大熊 武志

・第2ディレクション局 シニア・コンサルタント 山下 学

  

<内容>

西南戦争(1877年)を機に設立され、長い歴史の中で災害救護、赤十字病院、献血など事業を拡大してきた日本赤十字社。世界に189の赤十字ネットワークを持ち、国内に442の拠点がある。しかし、若い人を中心に、日赤への協力が減っている。その原因は内部にあった。縦割りで連携が少なく、広報活動も効率的に行われていなかったのである。

そこで2007年9月「もっとクロス!計画」をスタート。このプロジェクトネームには、赤十字(レッドクロス)にちなみ、「社内でもっとクロス(連携)して、レッドクロスにかかわる人をもっと増やしていこう」という意味を込めた。6万2000人という職員の数は日赤の最大の強みであり、その一人ひとりが赤十字を広める努力を日常の中で行っていくことが何より重要と考えたのである。

全国に広報担当者を設置し、情報共有のしくみをつくり、勉強会などを重ねる中で、職員のPR力が高まり、成功事例が増えていった。そこで、優秀事例を表彰する「もっとクロス!大賞」を2008年度から開始。広報のノウハウを共有し、互いに学び合う企業風土をつくっていった。

『人間を救うのは、人間だ』。職員の思いを一言で表したコーポレート・スローガンも、「もっとクロス!計画」の中から生まれた。2012年4月から、中学3年の国語の教科書(教育出版)にも「社会の構成員の一員として行動を喚起される言葉」と紹介されている。東日本大震災では、多くの職員が「赤十字の一員である」という誇りを喚起させられ、活動中にこの言葉を実感したと書き記している。

この5年間で、「事業が重要で、広報は二の次」という社内風土は変わりつつある。報道件数は、活動を始めてから5年間で約5倍に増え、全国各地の広報担当者に行ったアンケートでは、97%が「もっとクロス!計画」の効果があったと評価している。

活動は現在もなお、進行中である。

<株式会社電通パブリックリレーションズについて>

電通PRは、1961年の創立以来、クライアントとステークホルダーの良好な関係を生み出す戦略パートナーとして、国内外の企業・政府・団体のコミュニケーションをサポートしてきました。ソーシャル・メディア、デジタル・マーケティングなどで高い専門性を備えたコンサルタントを含む、総勢228名の社員が、マーケティング・コミュニケーションおよびコーポレート・コミュニケーションの領域で、戦略提案から専門的なソリューションまで、フルラインでご提供いたします。

詳細は当社のウェブサイトをご覧ください。

電通PRウェブサイト http://www.dentsu-pr.co.jp   

電通PRデジタルマイクロサイト http://www.dentsuprdigital.com

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プロジェクト・キックオフ・ポスター

全国で取り組んでいる広報活動の事例を募集し、優秀な事例には「もっとクロス!大賞」が授与される。

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