立教大学異文化コミュニケーション学部が「立教日本語教室」を開講

立教大学異文化コミュニケーション学部は、豊島区との地域連携プログラムとして、豊島区に居住・通勤・通学する外国人を対象に日本語教室を開講し、日本語の言語支援サービスの提供を始めました。これまでに7回開講され、リピーターの方も多く、毎回好評をいただいています。

2013年11月11日

立教大学

異文化コミュニケーション学部が豊島区と地域連携プログラムを開始

「立教日本語教室」を開講

立教大学異文化コミュニケーション学部(東京都豊島区、学部長:池田伸子)は、豊島区との地域連携プログラムとして、豊島区に居住・通勤・通学する外国人を対象に日本語教室を開講し、日本語の言語支援サービスの提供を始めました。これまでに7回開講され、リピーターの方も多く、毎回好評をいただいています。学習者の国籍は、中国、韓国、台湾からドイツやアイルランドなどさまざまで、レベルも平仮名が読めない方から、論文執筆を控えた大学院生まで、非常に幅広いのが特徴です。

異文化コミュニケーション学部では、日本語を教える教員を養成する「日本語教員養成プログラム」を設置しています。一方で、立教大学池袋キャンパスのある豊島区の外国人登録者数は19,119人(※1)で総人口の7%(※1)にあたり、日本語教育に対する高い潜在的ニーズがあります。そこで、異文化コミュニケーション学部は、豊島区と協議を重ね、豊島区に居住・通勤・通学する外国人を対象に、豊島区共催「立教日本語教室」を開講することになりました。

日本語教室は、同学部の日本語教員養成プログラムを受講している学生、および異文化コミュニケーション研究科言語科学専攻で日本語教育を研究している大学院生が講師役を務めます。メンバーの中には、英語、中国語、朝鮮語、フランス語、スペイン語、ドイツ語を話せる学生が参加しており、現在、24人の学生、大学院生が参加しています。扱う内容は、学習者のニーズに応じて対応できるよう工夫がされており、例えば、日常生活に必要とされる求人情報、賃貸住宅情報やスーパーのチラシから、翻訳学校に通う学習者向けに小説本を用意するなど、学生が各自でアイデアを出し合い、多種多様な教材を用いて行われています。今後、豊島区での生活を題材とした独自の教科書を編集する計画もあります。

「立教日本語教室」は、学生にとっても日本語教育の実践に触れる場として有意義であるとともに、同学部の教育理念である多言語・多文化共生社会への積極的な貢献を実現する場として期待されています。

※1 豊島区役所(平成25年10月1日現在)の調査に基づいた数字です。

<「立教日本語教室」概要>

■日時    2013年10月7日から毎週月曜日、木曜日18時30分~20時00分

       (※大学の一斉休暇、入試等の期間を除く)

■場所    立教大学池袋キャンパス6号館内教室(東京都豊島区西池袋3-34-1)

■対象    豊島区に居住・通勤・通学する外国人

■参加費   無料

■主催    立教大学異文化コミュニケーション学部

■共催    豊島区

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