過去最高の収益と利益を計上 ― 2014年12月期決算、手数料収益は前年比15.9%増 -

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、2014年12月期の決算を発表しました。総収益は前年比14.0%増加し、過去最高の2,849.0百万米ドルに達しました。

2015年3月16日

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド

C&W、過去最高の収益と利益を計上 ― 2014年12月期決算、手数料収益は前年比15.9%増 -

 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield Inc. 本社:米国・ニューヨーク。以下、C&Wといいます。)は、2014年12月期の総収益が前年比14.0%増加し、過去最高の2,849.0百万米ドルに達したと発表しました。調整後当期純利益(*1)は33.3%増加して同じく過去最高の61.6百万米ドルになりました。

(数字は注記のない限りいずれも米国会計基準(U.S.GAAP)に準拠しています。%は注記のない限り2013年12月期からの変動率です。)

■通期のハイライト■

●手数料収益は15.9%増加して過去最高の2,096百万米ドルに達しました。

●手数料収益は世界の全3地域で2桁の増加率でした。すなわち米州地域15.2%、欧州中東アフリカ(EMEA)地域14.9%、アジア太平洋地域25.0%でした。

●手数料収益は、4つのサービスラインのすべてで増加しました。

●リーシングの取扱残高は15.6%増加して過去最高の63,900百万米ドルとなりました。

●調整後EBITDA(*2)は21.0%増加して過去最高の175.4百万米ドルとなりました。

●調整後当期純利益は33.3%増加して過去最高の61.6百万米ドルとなりました。

●13年連続で取引件数トップのニューヨークNo.1不動産売買仲介会社、マッセイ・ナカル不動産サービス(*3)を買収しました。

C&WのCEOであるエドワード・フォーストは次のように述べています。

「投資家やテナントの需要が2014年のグローバルな不動産市場をけん引し続け、当社の全サービスプラットフォームにおける活動は空前の水準にまで増加しました。」

「地域間、サービスライン間の協働が創業以来最高の売上と収益性をもたらし、グローバル不動産サービス会社としての地位を確たるものにしました。(プロパティマネジメントなどを扱う)法人テナント・投資家サービス(CIS)部門の手数料収益が42%増加したこと、リーシングの取扱高が過去最高となったこと、そして3年連続で鑑定評価額が1兆ドルを突破したことがこの好業績をけん引しました。」

「記録的な業績に加え、マッセイ・ナカル社の戦略的買収、新しいグローバル経営委員会、そして堅調な経済情勢が当社の成長プランの促進を後押ししています。」

2015年2月3日にC&W Group, Inc.の取締役会はフォースト氏を議長とする戦略審査委員会を指名しました。委員会はC&Wの経営戦略上の選択肢の検討を統括します。C&Wはゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーを財務アドバイザーに指名し、この検討プロセスについての支援を受けます。なお、この選択肢の検討はいかなる取引の実現も保証するものではありません。

■セグメント別業績■

2014年の手数料収益を地域別に見ると3地域(米州・EMEA・アジア太平洋)で概ね15%から25%の増加率でした。

また、サービスライン別では、

●CIS部門―C&Wの2014年の力強い収益増加は42.1%増加したCISの手数料収益にけん引されました。2014年12月末時点の全世界の管理物件の床面積の合計は2013年12月末比7.0%増加して11億平方フィート(約31百万坪)になりました。

●リーシング部門―リーシングの手数料収益の増加は過去最高の取扱高によるものでした。取扱高は前年比15.6%増加して639億米ドルに達しました。

●キャピタルマーケッツ部門―2014年12月末のマッセイ・ナカル社買収はC&Wの(売買仲介などを扱う)キャピタルマーケッツのプレゼンスを大いに高めました。ニューヨーク都市圏において取引件数ベースで不動産売買仲介トップ企業となったことはこの地域で、また全世界でC&Wに変革をもたらすものです。

●V&A・グローバルコンサルティング部門―(鑑定評価などを扱う)V&Aが2014年に世界最大級の投資家やレンダーのお客様のために実施した鑑定評価の総額は前年比6.4%増加して1.2兆米ドルを超え、過去最高となりました。

■通期の結果■

 総収益は14.0%増加して過去最高の2,849.0百万米ドルとなりました。調整後EBITDAは21.0%増加して175.4百万米ドル、EBITDAは172.7百万米ドルとなり、いずれも過去最高でした。調整後当期純利益は33.3%増加して61.6百万米ドル、当期純利益は77.2百万米ドルとなり、これらも過去最高でした。

 2014年12月末時点の純負債額、すなわち負債から現金および現金同等物を控除した額は、前年比59.4百万米ドル増加して68.0百万米ドルとなりました。成長戦略の一環として低コストの資金調達によりマッセイ・ナカル社を買収したことが増加の主な要因です。C&Wは既存の500百万米ドルの無担保シニアクレジットファシリティ(融資枠)をより低コストの条件で更新し、資金調達の柔軟性を向上させました。

■受賞■

C&Wはユーロマネー誌の第10回年次不動産調査において北米、合衆国、カナダ、インド、ハンガリーにおける最優秀総合不動産アドバイザリー会社に選ばれました。また北米、合衆国、カナダで最優秀リーシング、最優秀鑑定をはじめとする主要なサービス分野での数々の賞を獲得しました。

 権威あるアジアプロパティアワード2014で(日本の案件が)グラウンドブレーカー(先駆者)賞を受賞しました。

注記

*1:「調整後当期純利益」は非GAAP財務指標です。特定の非経常的な買収・再編に係る費用、特定のソフトウェア資産の加速度償却、減損損失等の税効果考慮後の影響を除外しています。

*2:「EBITDA」と「調整後EBITDA」は非GAAP財務指標です。EBITDAは正味支払利息・金融・法人所得税・償却の各費用を控除する前の利益であり、調整後EBITDAはEBITDAから特定の非経常的な買収・再編に係る費用を除外したものです。当社はこれらの非GAAP財務指標が、当社の業績を同業他社のそれと比較して評価するにあたり有用であると考えています。

*3:「マッセイ・ナカル不動産サービス」のプロフィールは以下のとおりです。

社名:Massey Knakal Realty Services(所在:275 Madison Avenue, New York)創業1998年、従業員200人超。

ニューヨーク市およびその近郊における中規模オフィス、商業施設、レジデンシャル物件の売買仲介市場で高い認知度を誇り、創業以来の取扱件数累計は6,000件超、取扱高累計は230億米ドル(約2.7兆円)超。

                          以上

■クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて

C&Wは1917年ニューヨークで創業した世界有数の不動産総合サービスプロバイダーです。全世界約60カ国におよそ250の拠点、16,000名以上の従業員を配置しています。世界中の顧客に対して売買仲介、鑑定評価、テナントレップ、リーシング、PM、プロジェクトマネジメントやコンサルティング等多様なサービスを提供しています。C&Wの詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。  

https://www.cushmanwakefield.jp/ja-jp/

■本件に関するお問合せ先

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント株式会社

COO 清水規正 米国公認会計士・不動産鑑定士 norimasa.shimizu@ap.cushwake.com

■留意事項 

本資料における将来予想に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づきC&Wが予想し所信を表明したものであり、不確実な要因により実際の結果と大きく異なる可能性があります。C&Wは、これら将来予想に関する記述が提示された後に起きた事実を反映して声明を更新または修正する義務を負いません。本資料は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。

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  • 名称 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド株式会社
  • 所在地 東京都
  • 業種 不動産業
  • URL https://cushmanwakefield.com
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