次世代足場のタカミヤ、キュウリ大規模栽培のJA全農のプロジェクト「ゆめファーム全農SAGA」の建設を受注

タカミヤ

2019年8月6日

株式会社タカミヤ

次世代足場のタカミヤ、アグリ事業において

佐賀市でキュウリの大規模栽培を行うJA全農のプロジェクト

「ゆめファーム全農SAGA」の建設を受注

 足場をはじめとする仮設機材の開発・製造・販売・レンタルを行う株式会社タカミヤ(以下タカミヤ、本社:大阪市北区、代表取締役会長兼社長:髙宮一雅)は、この度、全国農業協同組合連合会(JA全農、本社:東京都千代田区、代表:山崎周二)より、佐賀県佐賀市に設置する大規模多収栽培実証試験施設「ゆめファーム全農SAGA」の建設を受注しました。

 「ゆめファーム全農SAGA」は、栃木県のトマト栽培施設「ゆめファーム全農とちぎ」、高知県のナス栽培施設「ゆめファーム全農こうち」に続く、JA全農による多収技術と経営の営農実証プロジェクト3例目の施設で、佐賀市においてキュウリの大規模栽培を行うものです。

ゆめファーム全農SAGA ハウス内

ゆめファーム全農SAGA ハウス屋根

■タカミヤ による設計・製造・施工までの一貫体制

 「ゆめファーム全農SAGA」で建設中のハウスは、ダッチライト型高軒高鉄骨ハウスと呼ばれ、軒高5.0m、面積は約1haの規模となります。タカミヤは、このハウスの資材供給と建設からハウス内部の環境制御設計までの全てにおいて、2019年11月末の竣工に向けてワンストップ体制で建設を進めています。

 次世代足場をはじめとする仮設機材製造で培った金属加工技術と構造計算ノウハウ、コストを考慮した資材供給体制の安定性と製品の堅牢性を農業分野においても最大限に活かすべく、設計から施工までを当社工事部による一貫体制で提供しています。

この度の受注に関し、JA全農耕種総合対策部 高度施設園芸推進室室長 吉田征司氏から次のようなエンドースメントコメントをいただきました。

 「ゆめファーム全農SAGAは、キュウリの多収量栽培における国内初の環境配慮型施設として建設中です。この施設では、1haの規模で土耕栽培と養液栽培の2方式を採用し収量の比較などを行い、国内最大となる年間収量45トンを目指します。また、佐賀市より熱源とCO2の供給を受け、キュウリの生育に施用するなど環境への配慮を大切にしています。佐賀は従来からキュウリ栽培が盛んで高収量の農家が多くおられる地域です。地元の方々の力をお借りして、佐賀だけでなく全国のキュウリ生産者に提案できる結果を導き出したいと考えています。本プロジェクトにおいてタカミヤには、価格における優位性はもちろんのこと、施設園芸への新規挑戦者としての積極性を感じたため、ハウスの仕様から国内初事例となる最新設備の供給など全てをお任せしました。今後のゆめファーム全農SAGAプロジェクトにご期待ください。」

 担当役員である代表取締役副社長 髙宮章好は、「今回のゆめファーム全農SAGAプロジェクトには、当社が持つ全ての技術とノウハウを集結させています。日本の農業の未来を創出するこのプロジェクトに参画できることは大変喜ばしく、また意義のあるものと感じています。当社は仮設機材の製造販売、レンタルを中心に展開してきました。アグリ事業は、金属加工技術と当社の施工ノウハウを活用し、農業分野においてこれまでになかった製品や周辺サービスを提供することで農業の抱えるさまざまな問題の低減に努めていきます。これを皮切りに、全国の農業生産法人様をはじめ新規営農参入企業様や篤農家の皆さまに、「タカミヤのアグリ事業」をさらに知っていただくべく、積極的に展開していきたいと考えています。」と述べています。

当社ではこのプロジェクト受注を契機とし、引き続き、理想的な栽培環境を実現できるハウスの開発や、既存製品および仕組みのさらなるコストダウンに取り組み、「タカミヤのアグリ事業」として成長させていきたいと考えています。

■ゆめファーム全農SAGA概要

【施設特徴】

・佐賀市清掃工場より発生する排熱蒸気をハウス内暖房として利用、また同工場で発生する炭酸ガス(CO2)を植物に施用する環境配慮型農業を実践する。

・佐賀県の慣行栽培方法である土耕・摘心栽培区とロックウールを培地とした養液・ハイワイヤー栽培区を設け、それぞれの収量・作業性・費用などの栽培データを蓄積、分析する。

・ハウスには、海外メーカーのシステムを導入し、日本における有効性やコスト面を総合的に検証する。

施設所在地    佐賀県佐賀市高木瀬町(佐賀市清掃工場隣接地)

施設面積     約1ha

ハウス型式    ダッチライト型高軒高鉄骨ハウス(軒高5.0m)

栽培品目     キュウリ

栽培方式/面積  ・土耕区(摘心誘引仕立て+養液土耕栽培):47a

          ・養液区(ハイワイヤー仕立て+ロックウール養液栽培):47a

目標収量      土耕区:45t/10a 、養液区:50t/10a

■タカミヤの「アグリ事業」について

2014年10月にスタートした農業用ハウスの販売・施工事業。

仮設機材の開発で培った構造計算ノウハウと独自の金属加工技術により、必要十分な強度を保ちつつコストの削減を図っている。風害や雪害などの各種気象災害に応じた品質試験も実施し、被害を最小限にとどめる工夫を行ない、栽培の継続と安定供給をサポート。また、工事部では全国60社以上の工事会社ネットワークを有し、全国での迅速な農業用ハウス施工を実現している。

タカミヤ アグリ事業

<株式会社タカミヤ について>

社名  株式会社タカミヤ

代表  髙宮 一雅

本社所在地  大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪 タワーB27 階

ホームページ  https://www.takamiya.co/

設立  1969 年 6 月 21 日

資本金  7 億 3,213 万円

従業員数  668 名(連結従業員数 1,204 名)

事業内容  仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工

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プレスリリース添付画像

ゆめファーム全農SAGA ハウス内

ゆめファーム全農SAGA ハウス屋根

タカミヤ アグリ事業

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