まだ昭和の意識?発言のトップは「家事は女性」「女性だから○○すべき」と言われた経験のある女性は73%

2019年8月14日

株式会社クラウドワークス

”まだ昭和の意識?”発言のトップは「家事は女性がするもの」

「女性だから○○すべき」と言われた経験のある女性は73%

~SDGsレポート第1弾:「ジェンダー平等を実現しよう」
全国1642人を対象に、性差による仕事と家事・育児の役割に関する意識調査を実施~

株式会社クラウドワークス(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長CEO:吉田 浩一郎 以下「当社」)は全国1642人の女性・男性を対象に、性差による仕事と家事・育児の役割に関する意識調査(メディア協力:Business Insider Japan)を実施いたしました。

調査結果サマリ

●女性の73%、男性の66%が、これまでに周囲から「女性/男性だからこうあるべき」と言われたことがある

・「誰から言われたか」の1位は男女共に「自身の両親から」、  次いで女性は「配偶者やパートナー」、男性は「勤め先の上司・先輩」

・女性が言われた内容のトップ5は上から「家事は女性がするもの」「男性は妻や子ども、家族を養うべき」「育児は女性がするもの」「女性は仕事をしても家事・育児を疎かにしてはいけない」「仕事をして稼ぐのは男性」

●「女性/男性だからこうあるべき」と言われた女性の63%がライフイベントやキャリアの考え方や行動に影響を与えたと返答

●「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業の考え方について「共感しない」「どちらかと言えば共感しない」は、全体の71%

・一方で「共感する」「どちらかと言えば共感する」という回答は、関東の女性が25%なのに対し、関東以外の女性は39%と14%の開きがある。(男性は関東が26%、関東以外が30%で4%の差)

●配偶者・パートナーの理想の役割分担で「女性もしくは男性どちらかが稼ぐべき」と答えた人は全体の15%

■詳細

問1.これまでに周囲から「女性だから・男性だからこうあるべき」と言われたことはありますか?

(n=女性 955人,男性 687人)

問2.「女性だから・男性だからこうあるべき」は、誰から言われましたか? ※複数回答可

(問1で「はい」と答えた人のみ、n=女性 703人,男性 455人)

問3.「女性だから・男性だからこうあるべき」、具体的にどのようなことを言われましたか? ※複数回答可

(問1で「はい」と答えた人のみ、n=女性 703人,男性 455人)

問4.周囲からの「こうあるべき」という言葉はあなたのライフイベントやキャリアに関する考えや行動に影響を与えましたか?

(問1で「はい」と答えた人のみ、n=女性 703人,男性 455人)

問5.あなたは、「男は仕事、女は家庭」という性別役割分業の考え方についてどう思いますか。あなたの気持ちに最も近いものを選んでください。

(n=女性 955人,男性 687人)

問6.配偶者・パートナーとの役割分担で、あなたの理想に最も近いものはどれですか。

(n=女性 955人,男性 687人)

問7.「女性だから/男性だからこうあるべき」に関するエピソードや意見を教えてください。(一部抜粋)

<女性>───

・会社に入社した年、配属先の上司・先輩から、「女性だから結婚したら家事しなきゃいけないよね。その前に一人暮らしで、旦那さんを満足させられるような家事のクオリティにしなくちゃだよ」と言われました。私は、なぜ現在働いているのに、女性が家事をするのが当たり前で、それも旦那を満足させるってどんだけ上から目線なのだ、ととても腹が立ったことを覚えています。(女性・20代・愛媛県)

・義両親と一緒にいる時に、夫が子供の世話を手伝っているといつも特に義母から文句を言われます。義父に子供の世話をさせるなんて、そんなとんでもない事を私(義母)はした事無いし、楽で良いわねなどと嫌味を言われることがストレスです。(女性・30代・北海道)

・結婚してまだ子供のことを考えていない時に「女性は子供を産んでこそ一人前だ」と実の母親から言われてとても違和感を感じました。時代遅れな考え方で、今は結婚する・しない、子供を産む・産まないは個人の自由だし、親といえどもそんなことをいわれる筋合いは無いんじゃないかと思った。(女性・40代・東京都)

<男性>───

・男性だから稼ぐべき、というのは日本にある文化に根付いていると思っていて、お付き合いする際は特に、女性が男性の収入を見るのはそこにあると思います。(男性・20代・東京都)

・会社の中で男性だと、家庭の都合で有休を取得を取るとなんでって感じのリアクションを取られるのが不思議。(男性・30代・兵庫県)

・男性だから女性だからこの手の論争は私が若い頃からも言われていて、大手メーカーや総合商社の面接でも取り上げられ、質問やディベートの話題にもあがりました。 これが25年ほど前の1/4世紀前ですから、結局は大して進歩していないかなと。 高校、大学時代運動部でしたので家事、洗濯、料理も卒なくこなした方なので、家事云々は気にならないです、むしろ好きなので、特に料理は分担してやってきました。(男性・40代・静岡県)

■統括

今回の調査により、性別に関して「こうあるべき」と言われた経験のある人が大多数を占め、またそれにより、ライフイベントやキャリアに関する考え方と行動に影響があったと考えている人も多いことが分かりました。女性・男性の比較では回答結果に違いが見られ、さらに性別役割分業の考え方と「こうあるべき」と言われた経験においては、関東より関東以外のエリアの男女差が大きいという結果になりました。その一方で、「こうあるべき」と言われた経験について、年代別の比較には女性・男性ともに大きな違いは見られないことから、女性活躍が謳われる現在においても「性差の押しつけ」と、それによる「生き方の不自由さ」は、昭和・平成・令和を経ても依然、根強いことが言えるでしょう。

■調査概要

調査対象者:20~40代の女性・男性1642人

                   20代/女性182人・男性158人

                     30代/女性452人・男性266人

                     40代/女性321人・男性263人

有効回答数:1642人

 調査期間:2019年7月26日~8月1日

 調査方法:クラウドワークスのアンケートにて実施

■クラウドワークスのSDGsの取り組みについて

クラウドワークスは、「"働く"を通して人々に笑顔を」ミッションとし、あらゆる個人が仕事を通じて輝ける、働く環境における新しいインフラ作りを目指しています。これまでに、インターネット上で仕事を受発注できる「クラウドワークス」をはじめとする様々なサービス群により、時間や場所、年齢に関係無く働ける機会を創出してまいりました。ミッションの「"働く"を通して人々に笑顔を」の先にあるのは、社会活動の一つである仕事により、誰もが”自分らしい”と感じるライフスタイルと人生を実現できる世界であり、それは持続可能な開発目標(SDGs)の理念である「地球上の誰一人として取り残さない」世界の実現に呼応するものと考えています。”働く”に携わる企業として、私たちは事業活動と、社内での新しい働き方の実践を通じ、その目標達成に積極的に寄与してまいります。

SDGsの取り組みについて:https://crowdworks.co.jp/sdgs

■株式会社クラウドワークスについて

クラウドワークスは「“働く”を通して人々に笑顔を」をミッション、「働き方革命~世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」をビジョンとし、日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)」をはじめとした個人に報酬を届ける事業を展開しています。2019年6月現在、当社提供サービスのユーザーは294万人、クライアント数は40.3万社に達し、内閣府・経産省・外務省など政府12府省を筆頭に、80以上の自治体、行政関連団体にも利用されています。2014年12月 東証マザーズ上場【証券コード3900】。日経ビジネス「日本を救う次世代ベンチャー100」選出、2015年には経済産業省 第1回「日本ベンチャー大賞」ワークスタイル革新賞(審査委員会特別賞)受賞、2015年度グッドデザイン・未来づくりデザイン賞 受賞。

会社名:株式会社クラウドワークス

代表者:代表取締役社長CEO 吉田 浩一郎

所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー6階

設 立:2011年11月11日

事 業:日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」をはじめとした

    インターネットサービスの運営

資本金:20億9,045万円※2018年9月末現在

URL:https://crowdworks.co.jp/

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