新型コロナウイルス大流行の中を中国・西安で企業が業務と生産を再開

Xi'an Bureau of Industry and Information Technology

新型コロナウイルス大流行の中を中国・西安で企業が業務と生産を再開

AsiaNet 82978 (0273)

【西安(中国)2020年2月21日新華社=共同通信JBN】中国が新型コロナウイルス感染対策を続ける中、中国の産業は通常通りの業務に戻り始めた。国家中央都市の1つであり中国の重要な科学研究、教育および産業の基地である西安は最近、企業が困難な時期を乗り越え生産再開を加速するのを助けるため、行政サービスの最適化、社会保障費支払いの延期、補助金による雇用安定化、信用補完の拡大など数多くの措置を導入した。

Xi'an Bureau of Industry and Information Technologyが発表した統計によれば、2月19日時点で西安の400社を超す企業が生産を再開した。計34社の大企業が操業と生産を再開しており、これは全45社の大規模工業企業の75.6%に相当する。生産能力も徐々に回復しており、Shaanxi Automobile Holdings Limited、Samsung(China)Semiconductor Co., Ltd.など、生産・売上高が100億人民元を超す大企業9社が全面的または部分的に生産を再開した。

2月10日、西安に本社を置くShaanxi Fast Auto Drive Group Co., Ltd.は生産を再開し始めた。同社は感染症予防対策を厳格に実行し、緊急の市場ニーズに応えるためにギア加工ラインなど複数の生産ラインを迅速に再開した。Shaanxi Automobile Holdingsも2月14日に生産を再開し、2000人を超す従業員が業務に復帰し、1つの生産ラインを再開した。Huawei Xi'an Research Instituteでは現段階で1万2000人を超す従業員が業務に復帰している。Micron Semiconductor(Xi'an)Co., Ltd.では同社生産能力の80%が回復した。

中国最大の内陸港である西安国際港務区(Xi'an International Trade & Logistics Park)はグリーンチャンネル(公的手続きの簡素化)サービスを設けた。このサービスにより、ステーションの外でトラックが停止する必要もドライバーが運転席を離れる必要もなく、通行車両が待機する必要もない。消毒と除染、検温と登録などの感染症予防対策は完全に実行されている。これら全ての対策はChina-Europe Chang'an(中欧班列「長安号」)貨物列車サービスの円滑な運行を確かなものとしている。中央班列「長安号」貨物列車は1月に計200便を運行し、前年同期の2.4倍となった。感染拡大の影響で「長安号」国際貨物列車は運行を縮小したが、依然として1日1便の頻度を維持している。

企業が生産を再開する中で、人員の流動性が高まっている。ウイルスの拡散防止のため、西安市政府は操業を再開する企業向けに「1対1」サービスを提供し、検疫と監視、核酸検査、環境除染などの防御対策の実行を支援する。一方、市政府はこれらの企業が人員、輸送、食事、住居に関して直面する問題を解決するための取り組みを調整することに全面的にコミットしている。西安市政府は、中小企業の業務再開を助けるため、家賃の引き下げまたは免除、利子補給金の支給、企業の市場開発支援など数多くの措置を導入する。

西安は地元企業の雇用を支援するため2億元の特別基金を、従業員の職業訓練について地元企業を支援するために10億元の特別基金を一元的に設置する。西安は、予約車両および列車コンパートメントでの従業員輸送により発生する企業支出に全額補助を、自身で職場に復帰する人員の交通費に一部補助を、核酸検査費用に全額補助を提供する。

ソース:Xi'an Bureau of Industry and Information Technology

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中