中国・杭州の健康QRコードが安全で秩序ある業務再開を推進

杭州市政府

中国・杭州の健康QRコードが安全で秩序ある業務再開を推進

AsiaNet 83116(0337)

【杭州(中国)2020年3月2日新華社=共同通信JBN】杭州は2月9日、感染症流行期に秩序立った人々の流れを確かなものとするため、地域的な「通行許可証」として健康QRコード制度を開始した。このスマートな慣行は中国全土で人気が高まっており、200を超す都市が健康QRコード制度を推進している。

杭州市政府によれば、健康QRコードは感染症と戦うための同市の最新のデジタルによる取り組みである。関連法規に基づき、住民はサードパーティーのプラットフォームと政府サービス・アプリを通じてオンラインで健康状態を申告しなければならない。それにより、住民は提供した情報に基づいて、緑、黄または赤色で記されたコードを与えられる。緑のコードを持つ住民だけが自由に市内を通行できる。黄または赤のコードを持つ住民は一定日数の隔離が義務付けられる。黄と赤のコードを持つ人は隔離期間中、コードが緑色に変わるまで毎日ログインしなくてはならない。

このような健康QRコードは移動に関する人々の懸念を緩和するのに役立ち、外出中に住民の健康の信頼できる保証書として機能する。

School of Public Administration of Zhejiang University(浙江大学公共管理学院)の院長で教授の郁建興(ユー・チエンシン)氏は「基本的に言って、健康QRコードは、感染症の予防と管理において閉じた制御から精密でスマートな管理に至る最も重要な方法の1つだ。それは仕事と生産の再開を促進するための非常に重要な知的ツールでもある」と述べた。

健康QRコードは、一旦申告すれば生産活動と日常生活に使用することができ、科学的で正確、高効率な感染症の予防と管理、企業の業務と生産の再開が可能になる。

ベルギー出身のリサさんは英語教師で、今年、中国東部の経済ハブである浙江省で働く予定である。リサは3週間前に北京に到着したが、浙江省への旅は新型コロナウイルスの大流行によって遅れた。リサは2月24日に浙江省に入り杭州東駅に到着した際、現地スタッフの指導の下で緑の健康QRコードを申請した。彼女は「ホテルで友人に会い、その後学校に行く」という移動予定をデジタルプラットフォーム経由で入力した。自らの健康状態のリアルタイムな証しとして機能する緑のQRコードの申請を、リサは非常に喜んでいる。3月に学校が授業を再開できるよう、彼女は感染症ができるだけ早期に終息することを願っている。

杭州では、職場復帰する人々は、分類され標的化された感染症の管理と制御の対象となり、これにより企業の承認手続きを割愛し、「画一的」な措置がもたらす不便を回避する。従って、企業の業務再開のスピードは大幅に加速された。データによれば、杭州市の企業の約94.9%が通常営業を行っており、2月25日午後6時までにその従業員の85.9%が職場に復帰している。

2月10日、中国の有名なシルク企業であるWensli Groupは業務再開を正式に承認された。職場復帰する全従業員が緑の健康QRコードを提示し、検温し、健康状態をオンラインで毎日申告することが標準的措置である。浙江省の企業の従業員の約90%が職場に復帰し、1000人以上の従業員が緑の健康QRコードを持つ。

ビッグデータに強化されたデジタル健康アセスメント管理の手段である健康QRコードは、個人の安全な移動の効果的な許可証であり、感染症の予防と管理、経済発展に力を与える科学的ツールである。地元当局者によれば、その目的は、有効な感染症予防と管理を確保しながら生産活動と日常生活を可能な限りかつ秩序ある方法で再開することである。

ソース:Hangzhou Municipal Government

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