新Tech Nation Report、世界の新興技術投資でアジア企業は2位、ロンドンは欧州の新興技術ハブ

Tech Nation

AsiaNet 83295(0415)

 

 

【ロンドン2020年3月17日PR Newswire=共同通信JBN】

*中国が世界のテクノロジー投資市場で2位を維持

*アジア企業は新興テクノロジー投資で世界2位

*アジアの投資家は英国での機会を探る:2019年の英国テクノロジー投資の21%はアジアの投資家から

 

テクノロジーリーダーのための成長プラットフォームであるTech Nationは17日、Tech Nation Report(https://technation.io/report2020/ )年報で英国とアジアのテクノロジーセクターについての調査結果を発表した。

 

▽中国は世界のテクノロジー投資で2位を維持

 

米国が引き続きもう1年、テクノロジー投資で世界をリードしている。2019年に米テクノロジー企業が調達したのは819億ポンド。中国が総投資額322億ポンドでそれに続き、英国は101億ポンドだった。英国のテクノロジー企業への投資は2018年に44%増加したが、米国では投資が2018年から20%減少し、中国での投資は65%少なくなった。

 

▽新興テクノロジー投資

 

ロンドンは2015年から2019年の間に新興テクノロジーに40億ポンドを投資し、欧州の都市でトップだった。アジアをリードしたのは北京と上海で、新興テクノロジーにそれぞれ100億ポンドと20億ポンドを投資した。世界をリードしたのはサンフランシスコで、同市は2015年から2019年までに160億ポンドのベンチャーキャピタル投資を呼び込んだ。

 

アジアへの投資全体のほぼ半分にあたる155億6000万ポンドはAI開発に向けられた。

 

北京へのテクノロジー投資(アジアのベンチャーキャピタル投資総計の38%)は、AI開発とロボット工学、サイバーセキュリティーに集中した。上海(アジアのテクノロジー投資の9%)はAI開発のみに集中し、シンガポール(同5%)の投資はAIとブロックチェーンに集中。東京(同3%)の投資はロボット工学に、ソウル(同2%)の投資はAIとブロックチェーンに集中した。ホーチミン市(同2%)が受けた投資はブロックチェーン技術開発のみだった。

 

▽英国とアジアのテクノロジー協力

 

2019年の米国とアジアの投資家による英テクノロジー企業への投資は49億ポンドで、英テクノロジー企業への投資全体の45%を占めた。この投資の21%はアジアの投資家によるものだった。例えば、Greensilはソフトバンクから8億ドルの投資を受け、OaknorthはソフトバンクとシンガポールのClermont Groupから4億ドルを受けた。

 

英国におけるトップ30社の外資テクノロジー企業は5000以上の英国の雇用を創出している中、これは現在と将来の英国ユニコーン企業と同国経済にとって力強い健康指標である。

 

2019年には英国の投資家によってアジアに118件のVC案件が成立した。このうち最大の英投資家はEntrepreneur Firstで、同社単体で24件が成立した。このうちの21件はシンガポールの企業への投資で、それは水資源を集積・浄化するクリーンテック事業を行う、154万ポンドを調達したHydroleapや、ホテル向けエネルギーを管理するクリーンテック事業で、2500万ポンドを調達したSensorFlowなどに関するものである、。

 

Tech Nationのジェラード・グレチ最高経営責任者(CEO)は「アジアの企業はAIやロボット工学、サイバーといった革新的な新興テクノロジーで限界を押し広げ続けている。この大陸で最高のテクノロジー創業者や投資家らと協力し続け、英国のテクノロジー分野への投資が2018年から2019年には44%増える中で、英国の拡大するテクノロジー専門分野を構築することに期待している」とコメントした。

 

ソース: Tech Nation

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