コロナウイルスと闘う中国の研究者たち

科技日報(Science and Technology Daily)

AsiaNet 83759 (0627)

 

【北京2020年4月22日PRNewswire=共同通信JBN】

科技日報の報道:

 

COVID-19のアウトブレークの始まり以来、中国の研究者たちはウイルスの起源と感染経路を追跡し、検査試薬を開発するため、時間と闘ってきた。

 

中国科学院傘下の武漢ウイルス研究所の研究者たちは2019年12月31日、武漢金銀潭病院から送られた検体の全ゲノム配列を決定する緊急の任務を課された。これは未知の病原体を含む可能性があった。精力的な取り組みにより、研究所は1週間足らずの2020年1月2日に何とかこの使命を完了し、彼らはCOVID-19の全ゲノム配列を世界と共有し、その「中国スピード」に国際的な評価を得た。

 

北京化工大学の研究チームもウイルスの起源を探るために休みなく働いた。一部のメンバーは旧正月前夜も研究所にいた。

 

研究者たちはCOVID-19の全ゲノム配列に基づき、配列の比較解析と相同性データベース検索に骨折った。次に、彼らはスクリーニングの正確さと効率を向上させるため、人工知能(AI)とビッグデータを使って疫学調査とウイルス起源の追跡に取り組む計画だ。

 

国家食品薬品監督管理局、武漢ウイルス研究所、中国医学科学院傘下の病原生物学研究所もアウトブレークの初期にコロナウイルス検出手段の研究・開発にいち早く取り組んだ。彼らの努力の結果、蛍光ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)と可逆的ターミネーター配列技術を使った異なる技術手法によって2種類の核酸検査キットが開発された。

 

2020年2月8日には、疑わしい患者や感染者の濃厚接触者に対する現場での検査と迅速な診断を可能にする核酸・抗原・抗体検査の迅速な検査技術と商品を向上させるため、新たな緊急計画が始まった。

 

こうしたタイミングの良い科学的成果の発表は、アウトブレーク初期の混乱状態を大いに緩和し、現在の生産と業務の再開の科学的基盤を提供した。

 

ソース:Science and Technology Daily

 

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