PharmaMar、スペイン医薬品・医療機器庁がCOVID-19患者治療にAplidin(R)(プリチデプシン)の臨床試験を認可と発表

PharmaMar

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【マドリード2020年4月28日PRNewswire=共同通信JBN】

*試験の目的は、入院を必要とするCOVID-19患者に対するプリチデプシンの有効性と安全性の評価

*プリチデプシンは最近、スペイン高等科学研究院(CSIC)国家バイオテクノロジーセンター(CNB)で実施されたヒトコロナウイルスHCoV-229Eの生体外実験で良好な結果を得た

 

PharmaMar(MSE: PHM)は、COVID-19患者の治療にAplidin(R)(プリチデプシン)を使ったAPLICOV-PC臨床試験の開始を発表した。スペイン医薬品・医療機器庁(AEMPS)が認可した。

 

これは、入院を必要とするCOVID-19患者に対するプリチデプシンの3種の投与量の安全性と有効性を評価する多施設・無作為化・並行群・非盲検試験である。

 

マドリード(スペイン)の3病院がこの試験に参加する。3種類の異なる投与量の3患者群が、COVID-19で入院した患者に投与されるそれぞれの投与量でのプリチデプシンの有効性と安全性の試験の対象となる。

 

この第1段階で27人の患者が採用され、3種の投与量が投与される。治療の前後に、患者のウイルス負荷のほか、臨床評価のため他の一連のパラメータも測定される。この初期段階で結果が良好なら、規制当局と協議の後、最適の投与量でより大きな患者集団に試験を継続する。

 

同社は3月13日、ヒトコロナウイルスHCoV-229Eに対するプリチデプシンの生体外実験の結果を発表した。このコロナウイルスは同じくeEF1Aタンパク質を使って再生するSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)と増殖、伝播のメカニズムが非常に似ている。この実験はスペイン高等科学研究院(CSIC)の国家バイオテクノロジーセンター(CNB)で実施された(プレスリリースを参照:http://pharmamar.com/wp-content/uploads/2020/03/PR_Results_Aplidin_coronavirus.pdf )。

 

プリチデプシンは、ヒト細胞に存在し、SARS-CoV-2が再生と他の細胞への感染に利用するeEF1Aタンパク質を阻害する作用をする。この阻害作用を利用することで、細胞内のウイルス再生が防止され、他の細胞に拡散できなくなると期待される。

 

▽法的注意

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▽PharmaMarについて

マドリードに本社を置くPharmaMarは、がんに重点を置き、抗がん作用を持つ分子を発見するため海に着想を得た研究と開発に傾倒するバイオ医薬品企業である。同社は医療専門家にがん治療の新たな手段を提供する革新的な商品を追求している。その患者と研究へのコミットメントにより、海洋由来の抗がん剤の発見で世界をリードする1社となっている。

 

PharmaMarは開発途上の医薬品候補と堅実ながんの研究開発計画を持っている。同社は欧州でYONDELIS(R)を開発、商業化し、他に開発中の数種の固形がんの臨床段階計画がある:ルルビネクチジン(PM1183)、PM184、PM14である。ドイツ、イタリア、フランス、スイス、ベルギー、オーストリア、米国に子会社がある。PharmaMarは他に完全子会社を持つ:分子診断のGENOMICA、遺伝子サイレンシング(RNAi)の治療用途研究に専念するSylentisである。PharmaMarの詳細はwww.pharmamar.com を参照。

 

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ソース:PharmaMar

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