映像エッジAIプラットフォーム「EDGEMATRIX」のサービスを提供開始

現場でリアルタイムに危険や異常などを検知できる「エッジAI」の導入、管理を簡単に

NTTドコモ

2020年5月28日

EDGEMATRIX株式会社

株式会社NTTドコモ

 

 EDGEMATRIX(エッジマトリクス)株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:太田 洋、以下、EDGEMATRIX社)と株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤 和弘、以下、ドコモ)は、簡単にエッジAIを利用できる環境の提供をめざし、2019年8月に出資および業務提携に合意*¹し、映像エッジAIソリューションの企画検討に取り組んでまいりました。このたび、EDGEMATRIX社が、現場(エッジ)でカメラ映像などをAI処理する「エッジAI」を簡単に導入、管理できる映像エッジAIプラットフォーム「EDGEMATRIX™(エッジマトリクス)」*²の提供を2020年5月28日(木)から開始します。

 

 今回提供開始する「EDGEMATRIX」は、屋内外に設置する多数のエッジAIデバイス「Edge AI Box」に対し、設置場所の管理や稼働状況の監視のほか、遠隔操作が可能です。また、エッジAIデバイスで取得する映像データをリアルタイムに閲覧することができるほか、AIによる映像解析で何らかの危険や異常を検知した際に、メールなどでアラート通知することができます。

 さらに「EDGEMATRIX」は、本プラットフォーム上で利用するAIアプリの購入ができる「EDGEMATRIXストア」を備えています。サービス開始時には、「顔と体温検知」「密接と密集検知」「赤ちゃんうつぶせ寝検知」「ナンバープレート検知」「侵入検知」の5種のAIアプリを提供します。ストアから最適なAIアプリを購入することで、容易にAIソリューションの導入が可能となります。今後AIアプリは、順次追加予定となっており、年内には20種類を超えるアプリの提供をめざします。

 

 「EDGEMATRIX」は、月額4,300円*³から利用いただけます。また、「EDGEMATRIX」に加え保守と無償交換サポート付きの「Edge AI Box」機器レンタルをまとめたサブスクリプション形式は、月額10,300円*⁴から利用いただけるため、低廉なコストでエッジAIを実現することができます。

 

 また、AIアプリを提供するAIアプリ開発パートナー向けには、「Edge AI Box」の処理性能を最大限に生かし、短時間に効率的な開発を行うための技術文書やツールのセット「EDGEMATRIX Stream Toolkit」を提供します。開発したAIアプリは、「EDGEMATRIXストア」で販売可能です。

 

 EDGEMATRIX社とドコモは、サービス提供を通じて、全国の法人のお客さまのデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。

 

*¹2019年8月29日(木)報道発表参照。

 「EDGEMATRIXとドコモがエッジAIプラットフォームの事業化に向け、出資および業務提携に合意

 -エッジAIを身近にし、AIを活用したソリューション活性化のためのエコシステム構築をめざして-」

(URL:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2019/08/29_01.html

*²「IVA EDGE AI SERVICE PLATFORM」から、サービス名称が変更になりました。

*³Edge AI Box 1台あたりの「EDGEMATRIX」利用料となります。AIアプリ利用料、回線料金、取付工事などには別途費用が必要となります。

*⁴Edge AI Box-Lightの場合の1台当たりのEdge AI BoxレンタルとEDGEMATRIXサービスを月額定額料金で提供するサブスクリプションサービスの料金です。2年間の継続利用が条件となります。契約期間内での解約には、解約金(残月数×月額利用料)がかかります。AIアプリ利用料、回線料金、取付工事などには別途費用が必要となります。

 

* 「EDGEMATRIX」は、EDGEMATRIX株式会社の商標です。

 

 

別紙1

 

 

「EDGEMATRIX」サービスの主な機能・特徴

≪ユーザー向け≫


機能 概要

遠隔管理

設置場所管理

Map View(マップビュー)

Edge AI Boxの設置場所を地図上で管理する

稼働状況監視

Edge AI Boxの稼働状況を監視し、異常時にはアラート配信をする

遠隔操作

・Edge AI Boxの設定やチューニング、再起動を遠隔で操作する

・カメラなどの接続機器を遠隔から操作する

AIアプリの配信・管理

クラウドからEdge AI Box上にAIアプリを配信し、クラウド上で稼働状況を監視する

AIアプリの更新・置換

Edge AI Box上で稼働するAIアプリをクラウドから最新版に更新する、新しいAIアプリに入れ替える

Edge View

(エッジビュー)

NAT*¹越え

(NATトラバーサル)

NATを通過しプライベートネットワーク(例えば社内網など)内でEdge AI Boxと接続しているカメラなどの各種機器にアクセスする

WebRTC*²リアルタイム通信

映像などのストリームデータ(連続あるいは継続したデータ)をWebブラウザ経由でリアルタイムにやり取りする

複数映像の一元管理

 

AI処理をした複数の映像を同時に画面表示する

セキュリティ対策

・Edge AI Boxの利用に認証行動を必要とする

・Edge AI BoxやAIアプリの間でやり取りするデータを暗号化する

 

*¹「NAT(Network Address Translation)」とは、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを変換するもので、NAT越えによりプライベートネットワーク内のカメラに外部からアクセスすることができます。

*²「WebRTC(Web Real-Time Communication)」とは、ブラウザ間で音声や映像などのデータをリアルタイムにやり取りするための技術です。

 

≪AIアプリ開発者向け≫

機能 概要

セキュリティ対策

Edge AI Box内のAIアプリのモデルを不正利用から保護する

AIアプリ 開発者用キット

(EDGEMATRIX Stream Toolkit)

AIアプリ開発者にAIアプリを開発するために必要なプログラムや技術文書などの開発ツールをセットにして提供

 

 



別紙2

 

 

EDGEMATRIXの料金

導入に必要な構成のイメージ≫

 

「EDGEMATRIX」のご利用料金


対象機種 月額料金

Light

Edge AI Box-Light

4,300円/月

 

Standard

Edge AI Box-Outdoor 

 

7,200円/月

Edge AI Box-Indoor

Advance

Edge AI Box-Advance

18,400円/月

 

「Edge AI Box Light」のご利用料金

「EDGEMATRIX」のご利用およびEdge AI Box本体のレンタルと保守・無償交換サポート*¹がセットになった月額サブスクリプション料金となります。

項目 費用

事務手数料

無料

Edge AI Box-Light

月額10,300円~*²

 

*¹取り付け、設置作業には別途工事費が必要となります。

 EDGEMATRIX社の100%子会社であるEDGEファシリティーズ株式会社が提供いたします。

*²Edge AI Box 1台あたりの料金です。2年間の継続利用が条件となり、契約期間内での解約には、解約金(残月数×月額料金)がかかります。「Edge AI Box-Light」以外のサブスクリプションは今後拡充を予定しております。

 

* EDGEMATRIXサービスページ(https://service.edgematrix.com/)に料金の詳細を記載しております。

* 上記の他にカメラなどの設備や、通信回線、AIアプリ利用は別途費用がかかります。

  ドコモが提供中のギガホ・ギガライトの詳しい料金プラン・提供条件はドコモの公式ホームページをご確認ください。

  (https://www.nttdocomo.co.jp/charge/promotion/gigaho_gigalite/

* 価格はすべて税別です。

 

 

 

 

別紙3

 

 

AIアプリ開発パートナー各社からのコメント


(順不同)

■connectome.design 株式会社 
 代表取締役社長 佐藤聡様

 

 「EDGEMATRIX」サービスのリリース、おめでとうございます。御社の映像エッジAIプラットフォームによって、ディープラーニングを始めとしたAIの「あらゆる産業・サービスでのインフラ化」が加速することと存じます。

 弊社は、社会全体のWell-Being実現の為、弊社AI流通プラットフォーム(近日中リリース予定)との連携やAIアプリケーション提供を通じて、「EDGEMATRIX」サービスの発展を支援させて頂きます。

 

■SOREST株式会社 
 代表取締役社長 金龍玉 様

 

 AIによる映像分析・音声分析がSaaS形態で広く提供されている韓国。AIを活用するSaaS上のカメラの運用は13万台を超えています。このエクスペリエンスを日本国内で展開するための最適なプラットフォームとして「Edge AI Box」と「EDGEMATRIX ストア」に大きな期待をしています。

 

■日本システム開発株式会社  
 代表取締役社長  伊藤健文 様

 

 弊社は、エッジ環境での長年にわたる開発経験と画像認識等のAIアプリケーションを保有しております。

 EDGEMATRIX株式会社ご提供のエッジAIデバイス「Edge AI Box」を活用させていただき、さまざまなお客様のご要望や想いを実現頂くためのお手伝いをさせていただきたいと思っております。今後さまざまなアプリケーションを株式会社NTTドコモおよびEDGEMATRIX株式会社による「EDGEMATRIX」サービスに提供し、エッジAIソリューション市場の成長に貢献できればと考えております。   

 

■ニュートラル株式会社 ソリューション事業部 3Dエンジニアリングソリューション部 
 事業部長 山戸辰彦 様

 

 この度弊社より提供させて頂く「赤ちゃんうつぶせ寝検知AI」に関しましては、デバイスと合わせた形でのAI導入が障壁となっていたユーザー様に対しまして、「EDGEMATRIX」サービス+「AIアプリ」というセットでのご提供が可能となり、より身近にAIの活用がすすむと非常に期待しております。  

 今後も弊社の開発するAIアプリと「EDGEMATRIX」サービスの組み合わせで、さらなるエッジAIの活用を進めて参りたいと考えております。

 

■株式会社VAAK 
 代表取締役社長 田中遼 様

 

 映像による行動解析を扱う当社では、店舗や施設に導入する際、接続・設定など手間がかかっておりましたが、「EDGEMATRIX」サービスを利用することで、「EDGEMATRIXストア」におけるアプリ選択のみで、簡単に利用できるようになりました。当サービスの登場により、映像解析を活用したAIソリューションの導入ハードルが下がり、「新型コロナウイルス対策」「万引き防止」「無人レジ」「警備自動化」など、AIソリューションの社会実装が大いに加速していくことを期待しています。

 

 

販売パートナー各社からのコメント

 

(順不同)

■伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

 常務執行役員 情報通信事業グループ担当役員 寺田育彦 様

 

 ソリューションパートナーであります伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は「EDGEMATRIX」サービスの販売開始を心から歓迎致します。5G時代におけるエッジコンピューティングが注目される昨今、AIによる映像分析は手軽に導入可能なユースケースであり、本ソリューションは安心安全なデジタル社会やIoT分野での利用が促進されていくものと期待しております。また、CTCはビッグデータやAIなどのデータ分析関連のシステム構築で培ったノウハウをベースに、株式会社NTTドコモ並びにEDGEMATRIX株式会社と共同で5G及びエッジコンピューティング事業をさらに加速させ、新たな事業領域の拡大をめざします。


■株式会社マクニカ

 執行役員 クラビスカンパニー プレジデント 山本晃義 様

 

 EDGEMATRIX株式会社の販売代理店である株式会社マクニカは「EDGEMATRIX」サービスの販売開始を歓迎致します。本サービスが提供する機能と利便性を兼ね備えたセキュアなAIプラットフォームが新たなデジタル社会の実現を加速することを確信しております。マクニカが提供するハードウェア及びソフトウェア技術サポート、データ活用ノウハウとの連携により、EDGEMATRIX株式会社と共にAI市場のさらなる発展に貢献してまいります。

 

 

 

 

参考

会社名

EDGEMATRIX株式会社

代表者

代表取締役社長 太田 洋

所在地

東京都渋谷区代官山町8-7 Daiwa代官山ビル

営業開始日

2019年7月1日

主な事業内容

・Edge AI Box事業

・エッジAIプラットフォーム事業

・エッジAIソリューション事業

主な株主

・Cloudian Inc. 

・株式会社NTTドコモ

・清水建設株式会社

・日本郵政キャピタル株式会社

 

会社名

株式会社NTTドコモ

代表者

代表取締役社長 吉澤 和弘

所在地

東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー

営業開始日

1992年7月1日

主な事業内容

・通信事業

・スマートライフ事業

・その他の事業

 

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