「ジャイアントパンダの都」成都で最重量の赤ちゃんパンダが誕生

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地

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【成都(中国)2020年6月10日新華社=共同通信JBN】体重219グラムの丸々と太ったパンダの赤ちゃんが成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding)でこのほど誕生し、これまで同基地で生まれた赤ちゃんパンダの中で最も重いとされている。今年はオス3頭、メス2頭の計5頭の赤ちゃんパンダが成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で誕生した。

 

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は成都の北東部に位置し、飼育下かつ生息場所以外で最大のジャイアントパンダ頭数を持つ生息地として名高い。なぜ成都なのか? 多くの人にとって成都の成功は、思いがけない幸運では決してない。

 

自然環境の点で、成都は美しい都市として長年貴ばれてきた。成都は四川平野の西にある沖積平野上に位置し、標高600メートル、年間平均気温はセ氏16度、冬は厳寒ということはなく夏は酷暑ということはない。2000年以上前、世界最古の治水工学プロジェクトである都江堰灌漑施設がこの地に建設され、現在も重要な役割を果たし続けている。

 

優れた自然環境は、この地域にジャイアントパンダの好物である竹など豊富な植物資源を与えてきた。成都では至る所で竹を目にすることができ、この都市とジャイアントパンダとの切っても切れない絆を一層際立たせる。過去4カ月間に、地方政府は「竹林面積を110万畝(ムー)に拡大し、4つの現代竹産業パークを構築する」などの計画を含む提言を発表した。旅行者はこの提言のまさに野心的な内容に感銘を受けるかもしれないが、これは成都の現行の都市計画のほんの1部に過ぎない。

 

公園の中に美しい都市を構築する! 2018年、成都は美しく住みやすい公園都市を創出するという概念を正式に打ち出した。これは成都の卓越した自然環境を推進力としているが、なおさら都市の長期的な成長に資する必然の選択である。

 

成都は全長1万7000キロの「天府緑道」(Tianfu Greenway System)を計画・設計し、これは都市部1平方キロメートルにつき平均1キロ以上の緑道を与えるものである。この極めて長距離に及ぶ都市スロートラフィック・システムは、市内全域の大小全ての公園と庭園を接続し、レクリエーションの娯楽、運動、都市農業体験、都市ナイトツアーなど楽しみと休養のための会場とシナリオを創出し、地元住民の日常生活の余暇を豊かにする。

 

近い将来、成都に生息するジャイアントパンダは新しい家を与えられる。2019年9月25日、「ジャイアントパンダプラネット」の建設と成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の拡張工事が正式に着工した。拡張プログラムの終了後、パンダ基地は面積3525畝になる見通しで、建設の取り組みは成都の「ジャイアントパンダの都」として自らを位置付ける計画の正式な開始を意味する。

 

計画によれば、成都の「ジャイアントパンダの都」キャンペーンは総面積が69平方キロメートルに及ぶ3地域で構成される。計画は、ジャイアントパンダの生態系、文化的価値、美しく居住に適した公園都市をジャイアントパンダの生態系的故郷として機能する全体的かつ有機的な実体に築き上げ一体化することを求めている。

 

成都にとって「ジャイアントパンダの都」は呼称から現実へと変わりつつある。

 

ソース:Chengdu Research Base of Giant Panda Breeding

 

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