科技日報:COVID-19パンデミック中に国民を守るための中国の取り組みを専門家が総括

科技日報(Science and Technology Daily)

AsiaNet 84365 (0928)

 

【北京2020年6月12日PR Newswire=共同通信JBN】

*科技日報(Science and Technology Daily)の報道:

 

習近平国家主席は6月2日、専門家と学者が出席するシンポジウムを主催した。この重要な会議の後、一部の医学、公共管理、法律の専門家らは中国のパンデミックへの多次元の対応がいかに初期の勝利を収めたかを議論した。

 

中国工程院の院士で広州医科大学呼吸器内科教授である鍾南山氏は、科技日報に対し「エピデミックとの闘いで、中国は『一時停止』を押した。全ての医療従事者は患者全員を救うために奮闘し決して諦めることなく、刺繍をするかのような緻密さで働いた」と述べた。

 

COVID-19患者の医学的治療に際し、あらゆる感染症例を見逃さず、1人の患者も諦めることなく大規模な医学的治療を実行するため、中国はかつてない規模の国家資源を動員した。重症例の治療は中国指導部の最大の懸念事項の1つであった。

 

首都医科大学附属北京朝陽医院副院長兼主任医師で武漢に派遣された医療チームのメンバーだった童朝暉氏は、習国家主席が童氏の報告を聞いた後で重症患者と通常の患者の治療費について尋ね、中国伝統医学(TCM)と西洋医学の組み合わせが中国のCOVID-19対応の主な特徴の1つだと言及したことを思い出した。

 

国全体がチェスの試合をしているかのようにエピデミックと闘っており、頼みとするのは全体的な計画と調整、そして特に指揮系統であると専門家は述べた。

 

清華大学シュワルツマン学院院長で同大学公共管理学院教授の薛瀾氏は、COVID-19エピデミックとの闘いにおいて中国の指揮系統は極めて強力だったと考えている。Central Leading Group for Novel Coronavirus Prevention and Control and the Joint Prevention(新型コロナウイルス予防・抑制のための中央指導グループ)とJoint Prevention and Control Mechanism of the State Council(国務院予防・抑制メカニズム)は、全国のあらゆる力を迅速に動員しさまざまな資源を調整する上で極めて大きな役割を果たした。

 

中国は、公衆衛生とエピデミック予防・管理の安全性に関する法律と規制を普及させ、社会全体が法律に即して行動するよう促すことも極めて重視した。

 

清華大学法学院教授でChinese Society of Health Law(中国衛生法学会)常務副会長の王晨光氏は、中国は「健康中国」戦略を法律のレベルにまで引き上げたと述べた。中国はBasic Healthcare and Health Promotion Law(基本医療衛生と健康促進法)を基盤に、Law on the Prevention and Treatment of Infectious Diseases(伝染病予防治療法)、Emergency Response Law(緊急事態対応法)、Frontier Health and Quarantine Law(国境衛生検疫法)、Drug Administration Law(薬品管理法)など複数の法律を本体として公衆衛生法制度を構築した。このシステムは、エピデミックの予防と管理が法律に即して実施されることを確かなものとした。

 

さらに、中国伝統医学(TCM)と西洋医学の組み合わせはTCMの最良の事例を前進させながらイノベーションを起こす明確な事例である。

 

中国工程院の院士で天津中医薬大学学長の張伯礼氏は、習国家主席は国家公衆衛生システムの構築に対し多数の要求事項を提案したと述べた。これには疾病予防・管理システムの構築、早期監視・早期警報能力の強化、主な感染症の治療能力の一層の向上、公衆衛生安全とエピデミック予防の法律と規制の普及、医療分野の科学技術への投資拡大、国際的責務の積極的な遂行の継続が含まれる。さらに、習主席は今後の取り組みの方向性も指摘した。

 

ソース:Science and Technology Daily

 

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