COVID-19と世界的パンデミックの、アルツハイマー病の研究、長期ケア、脳への影響:アルツハイマー病協会国際会議2020より

Alzheimer's Association

AsiaNet 84947 (1214)

 

 

【シカゴ2020年7月30日PR Newswire=共同通信JBN】COVID-19とその世界的パンデミックは、アルツハイマー病の世界的な臨床研究を含む生活のあらゆる側面に重大な混乱を引き起こしてきた。COVID、検疫、およびその結果生じる恐れと孤立の影響が問題を引き起こしているが、前例のないイノベーションも推進している。しかし、アルツハイマー病やその他の認知症における科学的進歩の緊急性は非常に高いため、臨床研究を安全に再開、継続、さらには加速する方法を検討する必要がある。われわれが存在する環境では、創造的で革新的な方法を確立し、一部の研究を安全に進めることができる。

 

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Alzheimer’s Association, U.S.(米国アルツハイマー病協会)によると、長期ケア施設、そのスタッフおよび居住者は、透明性の欠如と、必要な検査、正確なデータ・情報へのアクセス不能のため危機に直面している。一部の推計によると、5万9000人以上の居住者とスタッフが養護施設や他の長期ケアコミュニティーでコロナウイルスによって死亡している。Alzheimer’s Associationは政策提言(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=341237523&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Fget-involved-now%2Fadvocate%2Fcoronavirus-(covid-19)-recommendations-policy&a=policy+recommendations )を通じ、家族や専門的ケアプロバイダーを支援するための重要かつアクセス可能な変更を提唱している

 

Alzheimer's Association International Conference(R)(アルツハイマー病協会国際会議(R))(AAIC(R))(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=1756009977&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Faaic%2Foverview.asp&a=Alzheimer%27s+Association+International+Conference )2020での活発な討議には、Alzheimer's Association、ケンタッキー大学医学部、ラッシュ大学医療センター、テキサス大学サンアントニオ・ヘルスサイエンスセンターの専門家による以下の進化する刺激的なトピックに関する彼らの専門的経験と見解の議論が含まれている:

 

*アルツハイマー病の研究試験へのパンデミックの影響。

*脳と認知に対するコロナウイルスの影響についてわれわれが知っていること。

*居住ケア施設における認知症の人々への壊滅的な影響、およびAlzheimer's Associationの長期ケア政策勧告。

*パンデミックが明確に浮き彫りにしている健康格差は、認知症の人々とその家族にも強い影響を与えている。

 

Alzheimer's Associationから、新型コロナウイルスへの曝露が脳に及ぼす長期的影響をグローバルに追跡・理解するための新しい調査研究(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=3791408958&u=http%3A%2F%2Falz.org%2FSARS-CoV2-study&a=new+research+study )が発表された。

 

Alzheimer’s Associationの最高科学責任者、Maria C. Carrillo医学博士は「Alzheimer’s Associationは、認知、行動、機能など、新型コロナウイルスへの曝露が脳に及ぼす長期的影響をグローバルに追跡し、理解するための新たな国際的調査研究の立ち上げを発表することを誇りに思う。30カ国超の科学者が参加を熱望しており、世界保健機関(WHO)はこの重要な協力を前進させるための技術支援を提供している。この研究の強力な基盤を構築するため、われわれはフラミンガム心臓研究など既存の研究や世界中の臨床医とデータ測定・収集方法について連携する。 脳へのウイルスの影響をよりよく理解するために、われわれは研究間のコラボレーションを検討する」と語った。

 

Alzheimer’s Associationの最高科学責任者、Maria C. Carrillo博士のさらなる発言は以下の通り:

 

「ほとんどの場合、認知症がインフルエンザのリスクを増加させないのと同様に、認知症はCOVID-19のリスクを増加させない。ただし、認知症に関連する行動、安全プロトコルを守る困難さ、加齢、認知症にしばしば伴う一般的健康状態は、リスクを高める可能性がある」。

 

「健康状態に影響を与える一定範囲の行動的、社会的、生物学的、環境的要因が存在する。以下の決定要因は、COVID-19危機の影響を増大させつつある:

*安定した住居、交通機関、健康増進のためのリソースへのアクセス欠如は、COVID-19発症を防ぐために必要な予防策に従うことや、病気になった場合の治療を求めることを困難にする可能性がある。

*労働の種類と労働環境のポリシーは、COVID-19のリスクに影響を与える可能性がある。有給休暇のない労働者は、病気のときも働き続ける可能性が高くなる。これにより、COVID-19への曝露が増加したり、他のウイルスに曝露したりする可能性がある。

*保険および手頃な価格のヘルスケアへのアクセス欠如。」

 

「COVID-19パンデミックは、アルツハイマー病およびすべての認知症の患者、その家族、介護者にさらなる課題をもたらし続けている。長期ケア状態は特に影響を受ける。一部推計によると、5万9000人超の居住者とスタッフが養護施設や他の長期ケアコミュニティーでコロナウイルスにより死亡している。Alzheimer's Associationは、COVID-19パンデミック期間中に医療施設に影響を与える短期的および長期的な問題に対処する新たな政策ソリューションを実施するよう州および連邦の政策立案者に要請している」。

 

「The Impact of COVID-19 and the Global Pandemic on Alzheimer's Research, Long-Term Care and the Brain(COVID-19と世界的パンデミックの、アルツハイマー病の研究、長期ケア、脳への影響)」:AAIC 2020でのジャーナリスト向けのパネルディスカッション、COVID-19、世界的パンデミック、およびそのアルツハイマーや他の認知症への影響について。パネルディスカッションの参加者は以下の通り:

 

*Maria C. Carrillo博士、Alzheimer’s Association最高科学責任者

*Gregory A. Jicha医学博士・博士、ケンタッキー大学医学部。アルツハイマー病センター臨床試験部長、英アルツハイマー病センター副所長兼治験コア部長。

*Neelum T. Aggarwal医学博士、ラッシュ・アルツハイマー病センター治験コアの上級神経医;ラッシュ大学医療センターのラッシュ女性心臓センター調査部長

*Beth Kallmyer医療ソーシャルワーカー(MSW)、Alzheimer's Associationバイスプレジデント(ケア・支援担当)

*Gabriel A. de Erausquin医学博士・博士・理系修士、テキサス大学サンアントニオ・ヘルスサイエンスセンターのロング医学部。グレンビッグス・アルツハイマー病&神経変性疾患研究所のザカリー基金特別教授。

 

Alzheimer's AssociationのCOVID-19関連リソースへのリンクは以下の通り:

*COVID-19リソースページ(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=3727997879&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Falzheimers-ementia%2Fcoronavirus-covid-19&a=COVID-19+resources+page

*認知症介護者向けCOVID-19のヒント(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=3303606461&u=https%3A%2F%2Falz.org%2Fhelp-support%2Fcaregiving%2Fcoronavirus-(covid-19)-tips-for-dementia-care&a=COVID-19+tips+for+dementia+caregivers

*長期ケア状態の患者保護のための推奨事項(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=4033433383&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Fget-involved-now%2Fadvocate%2Fcoronavirus-(covid-19)-recommendations-policy&a=Recommendations+for+protecting+people+in+long-term+care+settings

*COVID-19:公開された健康格差(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=3533530072&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Faaic%2Fdownloads2020%2FDI_HealthDisparities_Covid.pdf&a=COVID-19%3A+health+disparities+exposed

*研究者向けウェビナー:COVID-19の影響(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2870440-1&h=3947980370&u=https%3A%2F%2Fwww.alz.org%2Fresearch%2Ffor_researchers%2Fgrants%2Fmedsci-webinars%2Fon-demand-research-webinars&a=Webinars+for+researchers%3A+COVID-19+impact

 

Alzheimer’s Association International Conference(AAIC)は世界中のアルツハイマー病とその他の認知症に専念する研究者の世界最大の集まりである。Alzheimer’s Associationの研究プログラムの一環であるAAICは認知症に関する新しい知識を生み出し、活気ある共同研究コミュニティーの発展を促進する触媒の働きをする会議である。

 

AAIC 2020ホームページ: www.alz.org/aaic/

AAIC 2020ニュースルーム:www.alz.org/aaic/pressroom.asp

AAIC 2020ハッシュタグ:#AAIC20

 

Alzheimer’s Associationは、世界的な研究を加速し、リスク低減と早期発見を推進し、質の高いケアとサポートを最大化することにより、アルツハイマー病と他のすべての認知症を終わらせる道を先導している。われわれのビジョンは、アルツハイマー病や他のすべての認知症のない世界である。www.alz.org を参照するか、24時間年中無休のヘルプライン+1 800.272.3900まで電話を。

 

ソース:Alzheimer's Association

 

▽問い合わせ先

Alzheimer's Association Media Line

+1 312-335-4078

media@alz.org

 

AAIC 2020 Press Office

aaicmedia@alz.org

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